ノマドワーカーという言葉の勘違いについて語ってみた







ここ数年スタバでMacBook(Pro,Air含む)などを持ち込んでパチパチしてる方をよく見かけます。こういった方々をノマドスタイル、もしくはノマドワーカーと呼びます。ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。 近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着しました。

スタバには電源のあるテーブルもあるしフリーWi-Fiもあるので確かに絶好の環境でしょう。中には「ここはあんたの書斎か!」と言うぐらいのアイテムを持ち込んでいる方も。先日向かいに座った方もペン立てや読んでいない分厚い本を持ち込んでおられました。

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まだこのぐらいはましな方。中には外付けキーボード持ち込んだりディスプレイを持ち込む強者も。ファッションとしてならカフェでMacBookを開くのもいいですが仕事をするには向きません。

しかしスタバでPC作業している方の99%がMacBookなのはなぜなのでしょうか。他のPCもそれなりに売れているはずなのですがなぜかMacBookばかり。やはりファッションとしてはずせないのかな。

先般、ノマドワーカーについてコンサルタントの横山信弘さんがなかなか挑戦的なコラムを書いておられました。

スタバなどのカフェでパソコンをWi-Fi接続して仕事をしている人は、何をやっているのか?

仰る通り、カフェでのPC作業ははっきり言って効率が悪く本気で仕事するなら環境の整ったオフィスや自宅ですればいいのにと思います。休日に本を読みがてら横で時々ネットなどをチェックしたり、ブログ書いたりするぐらいならともかく、プレゼン資料作ったり、ソース・コード書いたりしてる方も時々おります。

かく言う私もノマド的サラリーマンを自称しておりますがカフェで仕事をしたことはありません。私が定義するノマドワーカーとは「いざとなれば場所や時間に囚われずいつでもどこでも仕事ができること」。

職業柄、元旦以外は私が休みの時でも每日営業しており取引先も同様に動いているのでメールもバンバン飛んできます。
休日のメールチェックは最小限に留めていますが中には急を要するものもあり休みだからといって止めるわけには行かない場合もあります。

そんな時は自宅や出先のスマホからメール対応します。iPhoneもしくはiPadがあればほとんどのことは解決するので便利な時代になりました。もちろん、できない作業もありますがそういった業務はほぼ休日空けで対応できるようにしてあります。

もし若者で「スタバでMacBook開いて作業=ノマドワーカー=今風の働き方でカッコいい」と思っている方がいたらそれは大きな勘違い。
フリーランスならまだしもサラリーマンなら職場でしっかり仕事をするべき。職場のメンバーとしっかりコミュニケーションを取るべきでしょう。出張の際もカフェで仕事をするのではなくその時間があるなら新しい施設を見たり、美術館に行ったりした方がずっと仕事に役立つでしょう。

私も時々出張に行きますがMacBookは持って行きません。出張期間中ならiPhoneとiPadで十分対応可能。以前マレーシアへ旅行に行った際もMacBookは持っていかずiPadだけで対応しました。もちろん事前に仕事を前倒して手のかかる業務が発生しないよう調整はしていきましたが。

若者が”ノマドワーカー”という言葉を勘違いして間違った憧れを抱いても困りますのでここでしっかり伝えておきます。

ノマドワークはすべきではありません!

またFacebookなどのSNSでリゾート地やビーチなどでサングラスをかけ、MacBook広げて「自由を謳歌してます」みたいな投稿をしてる方がおられますが100%演出。決して騙されないように。

ほな!

2 件のコメント

  • こんにちは。ノマドは「仕事場が変わるので場所を移って作業する」もんだと思ってました。焼き畑農業の感じ。ちょいと時間が空いたときに喫茶店で仕事するなんざ、昭和の時代からやってましたし…。

    • コメントありがとうございます。私が考えるノマドワークとは場所と時間を制限されずどこにいても仕事ができるというスタイルです。全ては無理ですが8割ぐらいは対応できるようにしてます。