豊田市美術館で開催中のデトロイト美術館展に行ってきた







豊田市美術館で開催されているデトロイト美術館展に行ってきました。絵画を鑑賞するは好きなので数多くの美術館を訪れています。15年ほど前、フランスのパリに住んでいた時はオルセー美術館、オランジュリー美術館ほか時間のあるときは現地の美術館を頻繁に訪れて世界の名画を鑑賞しました。

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2016年4月27日(水)〜6月26日(日)まで豊田市美術館にてデトロイト美術館を開催しております。全国をラウンドする企画のスタートがこの豊田市美術館。この後は7月9日(土)〜9月25日(日)まで大阪展(大阪市立美術館)、10月7日(金)〜2017年1月21日(土)まで東京展(上野の森美術館)と続きます。

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デトロイト美術館展のみどころは

かつて富の象徴であった、その町が可能にした奇跡のコレクション。傑作中の傑作が今、海をわたってやってくる。

まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」というべき名画が集結。

モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさに近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき巨匠たちの名画が一挙来日。 1885年に創立して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長したデトロイト美術館。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。

このデトロイト美術館は、2013年、デトロイト市の財政破綻を機に、市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされました。しかし、国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。

危機を乗り越え、今なお美術館のコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス、ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点をご紹介します。

デトロイト美術館展 見どころ公式HP

6月の金曜日は20時まで開いているので仕事を早目に切り上げて訪れました。

入口で音声ガイドプログラムを520円で貸出しており、ナビゲーターが鈴木京香さんだったということもあり借りることに。特にファンでもないですが、しっとり聞けそうな気がしました。音声ガイドの解説時間は35分と適切なボリューム。1時間ほどかけて見るにはちょうどいい感じでした。音声ガイドで紹介する絵画は1〜18まであり、名画を中心に紹介されています。今まで知らなかったような情報が盛り込まれており、また知識が増えました。この展示会に来られたらケチらず音声ガイドを借りることをおすすめします。

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なお、デトロイト美術館展では全作品写真撮影が可能です。SNS全盛の時代、写真撮影してもらい情報を拡散させるのはイベント企画担当としては当たり前になってきました。美術館といえども例外ではありません。
<撮影可能日程>
豊田市美術館では5月10日(火)以降の平日に限り、作品の撮影可となっています。「写真撮ってもいいのか?」とおっしゃってる方も何人かおられました。確かに今までの展示会ではなかなかない取り組み。大きな評価に値する取り組みだと思います。

デトロイト美術館展では全作品写真撮影がOK!

今回の展示会では撮影ができましたので、音声ガイドで紹介された絵画のみ紹介します。
※一部の絵画についてはSNSでの投稿不可とのことでしたのでボカシを入れてあります。

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今回訪れた時間は19時前。まだかなり多くのお客様が観覧しておりました。人気の程が伺えます。

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ゆっくりじっくり行ったり来たり何度も観ていたら閉館の20時間近になり、ほとんど誰もいない状態になっていました。入場は19時30分までなので当然ではありますが。後半は貸切状態で名画を楽しめました。

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外もすっかり日が落ちて真っ暗になっていました。カエルが大合唱していて、この辺は田舎の美術館だなと(笑)

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ルノワールはじめ、マティスなど好きな作家の作品がいくつもあり、大満足でした。ただ、日本の美術館は内容の割に入場料が高い。一枚当たりの単価で考えるとオルセー美術館やオランジュリー美術館と比較すると何十倍の価格になります。この辺は美術に関する文化が成熟していない日本だと仕方がないかと諦めてはいますが、それでも行く価値は十分あります。東海地区にお住まいの方は豊田展が終わるまで訪れてみてはいかがでしょうか。

今回のパンフレット掲載しておきます。作品などのチェックにお使いくださいませ。

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会期 2016年4月27日(水)~6月26日(日)
※休館日:月曜日(但し、5/2は開館)
開館時間 10:00~17:30
(※入場は17:00まで。但し5/13,20,27及び6月中の金曜日は
20:00まで開館。入場は19:30まで。)

作品の写真撮影は、5月10日(火)以降の平日のみ可能です。
会場 豊田市美術館
〒471-0034 愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1

<アクセス>
名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅より徒歩15分
<シャトルバスのご案内>
豊田市駅/新豊田駅バス停からのシャトルバスのご案内

お問い合わせ 豊田市美術館
0565-34-6610
主催 豊田市美術館、中日新聞社、東海テレビ放送、日本経済新聞社、ひまわりネットワーク、エフエムとよた
後援 外務省
助成 アメリカ合衆国大使館
協賛 日本写真印刷
協力 デルタ航空、ヤマトロジスティクス
企画制作 フジテレビジョン
監修 千足伸行(成城大学名誉教授/広島県立美術館長)

※参合館にある豊田市図書館に100円割引のチケット(しおり)が置いてありますので行く前にはぜひ寄ってから美術館を訪れてみてください。

ほな!