書評「8歳からのお給料袋」







長女がちょうど今8歳。今月9歳の誕生日を迎えます。そろそろ、お金に関して、きちんと教育したいなと思っていたら図書館の「今日返却された本」ラックの中に「8歳からのお給料袋」が置いてありました。もうこれは私のために神様が用意してくれたとしか思えず、サクッと借りてきました。

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冒頭はマンガからはじまり、とても分かりやすく書いてあります。

●おこづかいは「おこづかい袋」で渡す
●一ヶ月のお金を管理させる
●「おこづ会議」を開く
●管理できていたらおこづかいを増やす
●失敗してもペナルティはなし
●貯金もさせる

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そして中盤はお金に対する考え方がしっかり書かれております。

◆お金は道具でしかありません
◆お金をたくさん持っていても幸せにはなりません
◆お金を通じて社会はつながっています
◆お金の失敗も小さいうちにやっておくことが大事
◆お金は有限、欲望は無限。合理的な選択は?
◆中途半端はいけません。しっかり一年間継続する。
◆テストで良い点を取ったご褒美におこづかいをあげるのはやめたほうがいい
◆お金の貸し借りの怖さを教える

などなど、お金にまつわる根本的な考え方が書かれております。これを親がしっかり把握して子どもに伝えれば素晴らしい教育になります。長女はすでにお財布を持っておりましたが6歳の次女はまだ持っておらず、少し早いとは思いましたが一緒に始めることにしました。

早速、次女のお財布を買いに行き、二人分用意した給料袋にお金を入れて渡しました。今月8月から開始。長女には本に載っていた小学校3年生の平均金額を参考に月額1,000円と半年分の6,000円を加え7,000円から開始。次女はにベースアップして3年後に約1,000円になるよう月額600円と約半年分の4,000円を加えて4,600円からスタート。貯金するのもよし、使うのもよし、これからお金の勉強が始まります。

洋服や、アクセサリー、映画などのレジャー代など子どもがおこづかいで払うべきものと親が払うべきものの境界線が難しいものもありますが、このあたりもこの本にしっかり載っていますのでとても参考になります。どこまで親が出すのか正解はなく各家庭で微調整すればいいとのこと。

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子どもにおこづかいをそろそろ渡す時期に来ている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。とてもいい教科書になると思います。

ほな!