書評 「自分の時間」アーノルド・ベネット著







我が人生の師匠であるフミヒロさんが運営されている書評ブログ「フミヒロの読書記録~良書で人生を変えよう~」で7月22日に投稿された
【ビジネス書トップ10】名古屋発の売れ筋本ランキングを紹介します!の中の一冊「自分の時間」を読破しました。2日前からやっと読み始めて一気に読みました。フミヒロさんがオススメする本はハズレがありません。この本に対するコメントが「最近ではいつもカバンに入れてあって、暇があれば読んでます。良い本です。」と書いてあったので絶対読まなくてはと思いつつ、他にもオススメ本がたくさんあり、やっと辿り着けました。

なお、余談になりますが今回はほぼ音声入力で書いています(話しています)。認識率は95%ぐらい。iPhoneの音声入力を使用しています。まだブログ書いている方で音声入力使っていない方はぜひお試しください。では、付箋を貼った箇所を紹介します。

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あなたにはたくさんの「空白時間」が与えられている

「時間が与えられている」と言う事は、実のところ毎日奇跡が起こっているようなものであり、よく考えてみれば、全く驚くべきことなのである。

朝、目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまたまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。そして、それが全てあなたのものなのだ。これこそ最も貴重な財産である。

時間は実に不思議な貴重品である。そして、それ自体の不思議さもさることながら、その与えられ方も実に不思議である。考えてもごらんなさい!誰もあなたから時間を取り上げることができないし、盗むこともできない。そして、あなたよりも多く時間を与えられているものも、あるいは少なく与えられているものもいないのだ。

 

スケジュール表で時間は作れない!

時間が規則正しく、誰にとっても一定に与えられるのだ。この点に関して、とりわけいつもありがたいと思うのは、「時間というのは前借りして浪費することができない」ということである。来年の時間や明日の時間、今から1時間後の時間も、手つかずであなたのためにとっておかれている。これは大変喜ばしい、元気づけられる事実である。なぜなら「その気になればいつからだって新規巻き返しができる」からだ。逆に言うと、来週まで待ったりするのは、いや明日まで待つことすら、何の意味もないということだ。

 

あらゆることの「原因と結果」を頭の中に入れておく

我々が認識しておかなければいけない事はいろいろあるが、中でも最も大切なのは、物事の原因と結果を絶えず頭に入れておくことである。言い換えれば世の中の上に、有為転変の姿を認識することであり、さらに言うなら、物ごとが継起するその実相を知ることである。
原因なくしては何事も起こり得ないのだと言う大切な真理を、頭の中に完全にたたき込んでおけば、歳を経るにつれて寛容になれるばかりでなく、思いやり深くもなれるのである。

 

「計画の奴隷」になってはいけない

自分で計画したことに奴隷のように縛られてしまってはいけない。計画に引きずりまわされてはならない。計画した事は尊重しなければならないが、盲目的に崇め奉るようなものではない。日々の行動計画は信仰の対象ではないのだ。これはわかりきったことのように思われるのだが、その分かり切った事がわからないばかりに、自分で自分の生き方が重荷になっている人がいる。

 

自分の心の中に「牢獄」をつくらない

あまりに欲張った計画を立てすぎて、次にやる事ばかり気になって落ち着いて何かに取り組めなくなってしまってはならない。唯一の改善策は、計画を立て直し、もっと余裕のある計画にすることだ。しかしながら知識欲と言うのは、知識が増えれば増えるほど大きくなっていくものである。だからいつも何かにせき立てられているかのように、息つく暇もなく努力していないと気がすまない、という人もいる。そのような人には、「いつも居眠りばかりしているよりは、そのほうがまだましだ」とだけ言っておこう。

 

フミヒロさんが「最近ではいつもカバンに入れてあって、暇があれば読んでます。良い本です。」というだけあって素晴らしい本でした。すでに古典の領域ですが時間をいかに使うか、これからの人生で役に立つことか山ほどありました。この本はいつまでも手元に置いて時々読み返します。

ほな!