書評「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」







この「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」はキングコングの西野亮廣著「魔法のコンパス」で紹介されていた一冊。西野亮廣氏が超オススメしますとのことだったのでひと月前に買ったのですが積読も溜まっていたのと仕事が忙しすぎてやっと先日読了しました。

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冒頭には「この本を読むか読まないか、またいつ読むかで人生が変わるだろう。」と書かれています。確かにそれだけの価値がこの本にはあります。

簡単に言うと100人に1人の存在になれば食べるのには困らなくなり、2つの分野で100人に1人になれば掛け算して1万人に1人の存在になり、あちこちで重宝され間違いなく食べていける上にがっちり稼げるようになります。まず最初の100人に1人になるのは7つの条件をクリアすればOK。7の2乗は128なので条件7つをクリアすれば128人に1人、おおよそ100人に1人の存在になれます。その前に簡単なたった3つの条件をクリアすれば12人に1人の存在になれます。逆に言えばこの3つをクリアできない人は100人に1人の存在にはなれません。

その最低条件とは

1.パチンコをしない
2.ケータイゲームを電車の中で日常的にしない
3.本を月に1冊以上読む

まずはこの3つをクリアしないとこれからの時代は稼げるようにならないと著者は語っています。これはまさにその通りなのでまずはこの3つをクリアできていない場合は気をつけないとなりません。

そしてこの3つをクリアしたあとは4つのタイプに分かれていてそれぞれ自分に合った条件をクリアしていけば道が開けるように書かれています。ここで提示されている4つのタイプは

A.経済的価値(給料、年収、お金)を重視する「権力(サラリーマン)志向」の社長タイプ

B.経済的価値(給料、年収、お金)を重視する「プロ(独立)志向」の自営業タイプ

C.経済意外の価値(家族、友達、個人的な活動、社会貢献)を重視する「権力(サラリーマン)志向」の公務員タイプ

D.経済意外の価値(家族、友達、個人的な活動、社会貢献)を重視するプロ(独立)志向」の研究者タイプ

に分かれます。

簡単に言うとAは力、Bは技、Cはつながり、Dは好きを武器にして働くこと。自分の志向がどれに近いかを判断してその道に進めばいいでしょう。

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これら条件をクリアして2つの分野で100人に1人の存在になれば100×100で1万人に1人、3つの分野で100人に1人の存在になれば100万人に1人の存在になれます。3つの分野で100人に1人の存在になるのはなかなか難しいですがまずは得意な分野を活かして2つの分野で100人に1人、すなわち1万人に1人の存在になるよう目指せば将来は明るくなりそう。

この著者が大事なこととして繰り返し言っているのは「パチンコをせず、電車の中ではケータイゲームにもはまらず、かわりに文庫本を手にする」だけで10年後には稼げる人にグッと近づけるということ。特に読書は本当に人生にとってかけがけのない素晴らしい情報を運んでくれます。

活字離れが叫ばれていますが、実は本を読んでいる人と読んでいない人の差が開いているだけのような気がします。読んでいる人は月に何冊も読んでいますし、読まない人は全く読まない。この差は10年経ったらものすごい差になります。

最近は週に2冊以上は読んで気に入った本はブログに書評を書いてアウトプットするようにしています。この状態をこれからも続けて100人に1人、いや1万人に1人の存在になり世の中の役に立ててしいては稼げるようになるよう努力していきます。

この「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」は西野亮廣氏がオススメというだけあって万人にオススメできます。あと2回ぐらいは読んでしっかり脳幹にインプットします。スラスラ読めますので本が苦手な方でも読みやすい一冊。年末忙しくなる前にぜひどうぞ。

ほな!