あなたの身近にいるかも?書評「サイコパス」中野信子著







大晦日から新年にかけて読んだ本が脳科学者の中野信子氏の著書「サイコパス」。かなりマニアックな本ですが人生の師匠であり愛知の文具王でもあるフミヒロさんにオススメしていただきました。自分だけではこういう本は絶対見つけられません。こういった本を教えてくれるフミヒロさんの存在は本当にありがたい。こういった知識は生きていくのに必須ではないものの教養が高まり人としての厚みが増します。

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読み進めていくうちに以前からモヤッとしていたことが確信に変わりました。ほぼ「サイコパス」の条件に該当する人が近くにいることがはっきりと判りました。この本を読んだことによりその人物が「サイコパス」だと知ることができたのは大きな収穫でした。

この本を読むまで「サイコパス」という存在についてはほとんど知りませんでしたが、本を読んでしっかり把握することができました。本を読んでいる途中から「スティーブ・ジョブズはサイコパスでは?」と思っていたら本の中盤で中野信子氏もそれについて言及しておりました。また炎上ブロガーについても「サイコパス」の可能性が高いとのこと。本の中では名前は出していませんでしたが高知県在住の某ブロガーもおそらくは「サイコパス」でしょう。

Amazonから本の内容紹介
平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!
外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、まったく恥じることなく平然としている。ときには、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。

――昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を擁護する人も少なくありません。そうした人物は高い確率で「サイコパス」なのです。もともと「サイコパス」とは連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念です。しかし精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。

ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないのです。大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人にサイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。

最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。

今年もベストセラーだけではなく、こういったマニアックな教養が高まる本もたくさん読みたいと思います。また去年は時間がなく大好きな映画をあまり観ることができませんでしたので映画を年間30本以上鑑賞します。とりあえずはAmazonビデオにある作品から観ていきます。

ほな!