書評「死神の精度」伊坂幸太郎著

この本は珍しく妻からやってきました。妻は普段あまり本は読まないのですが、去年からドハマりしているバンド「backnumber」の清水依与吏氏が「この本は面白い」と言っていたのを聞いて読んだとのこと。

死神の精度2

 

ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』

「僕も言葉を扱う仕事をしているので、表現力の精度を上げるために、よく小説を読むようにしているんです。そうしたなかで、『この作家さんは天才だ!』と思ったのが伊坂幸太郎さんでした」

「どの作品にも一気に楽しめる面白さがあるんですよね。それに、なに気ない言葉が心に残り、それが押し付けじゃなく、そっと静かに胸の奥底に深く沈んでいったりする。これってまさに、自分たちが作る音楽の理想形でもあるんです」

 

以前は私が「テレビ見ずに本を読んだら?」と言っても本を読むことは稀だったのですが、好きな人からの紹介だとすっと入った様子。最近は少しずつ本の面白さが分かって来たのか、ちょくちょく私が読み終えた本を読んでいることもあります。これはとても嬉しい傾向。

まさに北風と太陽の童話の通りで、正面からぶつかっても人は動きません。心地よい状態になれば人間はいとも簡単に動きます。夫婦関係も子育ても理論は一緒。いかに相手の立場に立って物事を考えるかが大事だと実感しています。

さて、この「死神の精度」ですが、面白くとてもストーリーが練られています。短篇小説6話で一冊なので、手軽に読むことができます。基本的には1章毎で完結しますが、絶妙な伏線が貼られており、最後まで楽しめます。あまり書くとネタバレになりますので、これ以上は本を読んでのお楽しみということで。

長編小説が苦手な方や、まとまった時間がない方に「死神の精度」はオススメの一冊。図書館で借りてもいいかもしれません。

本の内容紹介 Amazonより
CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に…様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様。

 

ほな!

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