書評「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」 イルセ・サン著

CafebusNonの希さんがブログで紹介していた「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」。5人に1人いると言われているHSP(Highly Sensitive Person)を題材にした一冊。筆者自身、鈍感か敏感のどちらかと言えば敏感な方とはいえ、特別敏感と言うわけでもないのですが、CafebusNonのブログの紹介でかなり惹かれたのとHSPに興味があり読んでみました。

 

まず巻頭でHSP自己診断テストがあり48項目の質問に答えるとHSPであるかどうかのある程度判断できます。ただし、このテストは完全ではなくあくまで自分の敏感さを知るためのヒントであり、それ以上には受け止めないでくださいとのこと。
点数はマイナス52点〜プラス140点まで幅があり、数字が大きければ大きいほど敏感ということになり60点以上だとHSPである可能性があります。筆者は62点となんとも微妙な点数。テストを受けた日やその日の気分によっても変わるようなので、また日をおいてチャレンジしてみます。

HSPは「心配性」「恥ずかしがり屋」「神経症」など悪いイメージがありますが、一方で「一度に多くの情報を吸収できる」「音やにおいなどの微細な違いも察知できる」「とても慎重で危機管理能力が高い」「共感力が高く、気配り上手」「誠実で責任感がある」「想像力が豊かで、内的生活が充実している」などの長所もたくさんあります。

筆者が自分をHSPっぽいかもと思ったのは電車の中でスマホや携帯の操作の時にピコピコ音を出している人が耐えられなかったり、隣の人がパソコンのキーボードをバチバチ音を立てて叩くのが気になって集中できなかったり、大勢のパーティーはとても疲れたり…etc。この本を読んでHSPは特殊ではなく、むしろこれからの時代は上手に対処すればHSPの方が生きていくには困らないのかもと感じました。

巻末にはHSPのためのアイデアリストが掲載されています。HSPやそのほかの敏感な人たちに喜びや心身の健康をもたらす活動が色々載っていますのでいくつか紹介します。

インスピレーションを与えてくれる活動

●本を読む
●ラジオを聴く
●劇場に行く
●コンサートに行く etc…

 

外交的になるエネルギーを与えてくれる活動

●誰かと充実した時間を過ごす
●子どもと過ごす

 

過度に刺激を受けた時にするのにお勧めの活動

体が気持ちいいと感じることをする

●ヨガ、ピラティスなど
●エクササイズをする
●音楽をかけて体を自然と動かす
●熱いお風呂に入る etc…

自然の中で過ごす

●植物のお世話をする
●ハイキングする
●美しい自然の中で食事をする
●ハンモックに横になって空や木のこずえを見上げる etc…

自己表現する

●楽器の演奏をするか、歌を歌う
●文章や詩、手紙、日記を書く

クリエイティブになる

●花束を作る
●陶芸をする
●絵を描く
●彫刻を彫る

自分の五感を喜ばせる

●美味しいご飯を作って食べる
●芸術鑑賞をする
●音楽を聴く
●温かい土や砂の上を素足で歩く
●日なたぼっこする etc…

魂を穏やかにする

●瞑想する
●マインドフルネスを実践する
●眺めのよい場所を探し、そこに座って、静かに考える
●座って炎を見つめる etc…

動物との交流を楽しむ

●猫と遊ぶ
●水族館に行く
●動物をかわいがる etc…

すでにいくつも実践していることがあり、「快」を感じることは心身の健康を促すのでしょう。これらを実践すればきっと≤幸せな気分になれるはず。最近は何かと繊細な人が生きにくい世の中ですが、だからこそ、これからの時代に生き残るのは繊細な人たちではないでしょうか。

「わたしって HSPっぽいかも」と思った方は読んでみてはいかがでしょうか。

ほな!

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