森美術館で開催されているレアンドロ・エルリッヒ展に行ってきた







東京森美術館で開催されている「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」に行って来ました。

名前を聞いただけではピンと来ない方もおられると思いますが、金沢21世紀美術館にあるスイミング・プールの作者といえばお分かりいただけるでしょうか。

今回の展覧会はレアンドロエルリッヒ氏の過去最大規模の個展となります。

 

今回の展覧会で、エルリッヒ氏の他の作品を観て、まさに天才だと実感しました。

 

多くの作品は見るだけではなく実際に体験でき、あっと驚くような仕掛けがしてあります。

特に感動したのはたくさんの試着室が並んでいて、鏡の中を出入りできる作品。

言葉ではなかなか表現できませんが、不思議な感覚に襲われます。

 

鏡に関わるモチーフを使った作品が多く、鏡の使い方によっては、こんな不思議なことになるのかと感動しました。

こういうことを思いつくのはやはり天才。

壁にぶら下がっているように見えますが、実際は…。

ここのブースは短いスカートだとパンツ丸見えになるので女性は気をつけましょう。

訪れた際も結構ミニ・スカートで体験されている方がおられました。

案外本人は平気なのか…。

 

美容院の鏡に写っているのはなぜか男と女…なぜ別人が映るのか??

 

なお、会場内は写真、動画ともに撮影可能なので、デジカメやビデオカメラ、スマホを持ってお出かけしましょう!

写真を撮影可能にしたら情報が拡散するので今の時代にたくさんのお客様に来てもらおうと思うなら撮影許可は必須。

ただし、まだこれのことに気づいていないイベント主催者が多すぎます。なんとも残念…。

 

金券ショップで購入したチケットには屋上展望スカイデッキの入場券が付いていたので初めて上がりました。

東京タワーをはじめ、高層ビル群を一望できます。

每日こういう眺めを見ながら六本木ヒルズに住んでいる方もおられますが、どちらかと言えば高所恐怖症なので、地べたに近い方がいいかな。

 

ちょうど黄昏時で夕日が綺麗だったので撮影してみました。

荒涼とした都会の風景を切り取れた雰囲気のある写真になりました。

 

大人はもちろん、小学生以上なら間違いなく楽しめます。

特にカップルにはオススメの展覧会になってます。

理由は行けばわかります。

今年イチオシの展覧会。ぜひ訪れてみてください!

 

概要

レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストで、日本では金沢21世紀美術館に恒久設置された《スイミング・プール》の作家としても知られています。

大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、わたしたちの常識に揺さぶりをかけます。
一見どこにでもある見慣れた風景ですが、よく見ると、水がないのに舟が浮かんでいたり、人々がさまざまなポーズで壁に張り付いていたりと、その異様な光景に観客は驚きと違和感を覚えることでしょう。
自分が見ていることは果たして現実なのか、という疑いを抱くとともに、いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか、という事実に気付くのです。
本展は、エルリッヒの四半世紀にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展です。
新作を含む44点の作品を紹介し、その8割が日本初公開となります。
作品を通してわたしたちは、見るという行為の曖昧さを自覚し、惰性や習慣、既成概念や常識などを取り払い、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が立ち現われてくることを、身をもって体験することになるでしょう。

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

会期
2017.11.18(土)~ 2018.4.1(日)
会期中無休

開館時間
10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ、17:00まで(最終入館 16:30)

会場
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

アクセスはこちら

料金
一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳~中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

料金詳細はこちら

 

ほな!おおきに!