残りの人生を楽しく過ごすために必読の一冊 書評「一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識」長谷川嘉哉著

認知症専門医の長谷川嘉哉先生が書いた最新刊「一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識」。いかにして脳を健康な状態に保ち、人生100年時代に突入したこれからの時代を幸せに生きるためのノウハウが詰まっています。

長谷川先生とは数年前に実際にお会いしました。とある方の講演会の二次会でたまたまお会いしたのですが少し会話しただけで瞬時に「この人すごい。レベルが違うわ」と思ったのを覚えています。立ち振舞から言葉の一つ一つまでレベルが全然違う。お会いするまでは全然存じあげなかったので後日色々検索して調べたら、やはりすごかった。

認知症専門医でありながら医療法人をいくつも経営されておられます。またPodcastで「ライフドクター長谷川嘉哉の転ばぬ先の知恵」という番組も配信されてます。認知症のことだけではなく本や美術に関することなどもお話されていて役立つ情報が多く、とても参考になります。

収入も相当あるようですが派手な生活をせずかといって清貧でもなく理想的なライフスタイルを過ごされてます。様々な面において私が尊敬する経営者の一人。以前書かれた「親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!」はベストセラーとなり、この本を紹介したブログは多くのアクセスがあり、本もリンクからかなり購入していただけました。

今回紹介する「一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識」は5章で構成されています。

1.一生使える脳、一生使えない脳
2.「一生使えない脳」になる前兆は40代から現れる
3.脳の「ワーキングメモリ」を向上させる生活習慣
4.「一生使える脳」を支える身体づくり
5.「一生使える脳」を保つ環境整備

第1章では一生使える脳を持っている人は下記の3つの法則を実践しているということを紹介しています。

1.脳の整え方を知っている

アウトプットを繰り返し、メモを使って思考を整理することにより脳のワーキングメモリの働きを保つ。ワーキングメモリは効率よく解放して、次から次へと新しい情報を処理することでうまく使えるようになります。

ワーキングメモリの働きについて下記の4つの働きがありどれも重要。

・情報に優先順位をつけてから処理する
・情報を利用して作業できるように、一時的に保存する
・ワーキングメモリが処理できる情報のキャパシティは5つから7つ
・短期記憶と長期記憶の橋渡し役

100から7を引いてワーキングメモリの働きをチェックするテストは今回の本の中でかなり役に立った情報で、週2,3回は繰り返しています。100から7を引いて93、そこからさらに7をひき86…というのを頭のなかで計算します。

また、記憶力をよくするには、記憶のフックを刺激すること、情報はインプット以上にアウトプットの機会を重視することが大切。

2.健康のコツを知っている
どんなに明晰な頭脳を持っていても、身体に不調が出始めると前頭前野の機能やワーキングメモリの働きは落ちていきます。健康寿命を伸ばす習慣を持ちましょう。

3.周りに頼れる環境を作っている
家族や友人、知人を含めた人間関係はもちろん、睡眠環境の重要性をしること、スマホなどのIT機器も外部の脳として役立てるなど外部環境に関する習慣を持ちましょう。

そして第2章、「一生使えない脳」になる前兆は40代から現れます。 あなたの脳を「一生使えない脳」にしてしまう原因としては下記の4つがあげられます。

1.高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病
2.好きなだけタバコを吸い、好きなだけ酒を飲めば寿命は65歳
3.過去1ヶ月間を振り返って、一度も有酸素運動をしたことがない
4.言い間違いを指摘されたとき、「私は間違ってない!」カッとなる

どれかひとつでも当てはまる人は気をつけましょう。特に2はまさにその通りで先日65歳で亡くなった知人は大酒飲みのヘビースモーカー。50代なかばからずっと病気を患っていました。健康でいたいなら深酒とタバコは止めましょう。

第3章では脳の「ワーキングメモリ」を向上させる生活習慣として

・「すぐやる、メモする、書き出す」ことでワーキングメモリを解放する
・初めての動作も習慣化することで潜在記憶になり、ワーキングメモリに負荷をかけずに実行できるようになる
・A4一枚アウトプット読書法
・思い出せなかったノート
・回想療法
・デュアルタスク・トレーニング
の6つが挙げられています。
筆者も最近、思い出せないことが時々あり、このノートを付けてみようかと思案中。とりあえず、バーチカルカレンダーには夜に食べたものを翌朝に思い出して書くようにしています。なかなか思い出せないこともありますが、なんとか每日続けています。

第4章では「一生使える脳」を支える身体づくりとして

・食の新習慣。卵を食べて、プロテインスコアを重視した食生活をする
・糖質の完全カットは逆効果。一日一食の糖質制限を。
・「高血圧=塩分の過剰摂取」説の嘘。自然塩でマグネシウムの補強を
・一日三回ガムを噛むことで、咀嚼回数を増やし、認知症を遠ざける
・有酸素運動が、老化の原因となる「酸化」と「糖化」を遅らせる
・筋トレは基礎代謝を高め、「肥満」と「生活習慣病」を遠ざける
・ムキムキななる筋トレは、中高年には不必要
・ストレッチは、忘れていた運動習慣を取り戻す呼び水になる

卵を多めに食べたり、プロテインを飲んだりすることにより、疲労が少なくなります。そこそこの負荷をかけた筋トレはある程度の年齢になっても必要でしょう。

最終章では「一生使える脳」を保つ外部環境として

・「一生使える脳」を選んだ人たちは、完全リタイアすることを選ばない
・思いをすぐに実行に移す行動力を持っている
・誘われたら断らない、年上・年下の友人を多く持っている
・家族を思い、思われる関係性を築こうと心がけている
・記憶のフックとなるタグと組み合わせ、スマホを外部脳として活用している
・脳にとって最高の休息である、よりよい睡眠のコツを知っている

ということが挙げられています。

年齢が一回り離れた年上、年下の友人はかけがえのない宝物になります。40代半ばなので、30代前半、50代後半の方と積極的に遊ぶようにしています。

「一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識」は40代以降の方はもちろん、30代の方にも前もって読んで欲しい一冊。いつまでもボケずに楽しく幸せに暮らすためのノウハウがいっぱい詰まっています。

ほな!おおきに!

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