大人気フルサイズカメラのバリアングルモニターを比べてみた







ヨドバシカメラで大人気フルサイズカメラが特集されていました。ニコンのD750、キヤノンのEOS6DmkⅡ、ソニーのα7MⅡ、同じくα7RⅡの4機種がラインナップ。ソニーはミラーレスのため軽量でコンパクト。測距点も多くピントが早く、ファインダーで見たままの映像を撮れるため、ソニーに鞍替えするプロカメラマンも増えています。

 

ただし、昔からのカメラの使い勝手という点ではキヤノンやニコンがやはりしっくりきます。筆者は30年来のキヤノンユーザーのため、ソニーの性能には惹かれたものの、結局EOS6DmkⅡを買いました。

今回の特集では4機種取り上げていますが、αシリーズはほぼ筐体が同じなので実質3機種になります。今回はそれぞれのバリアングルモニターがどのようなものかを紹介します。

まずはニコンD750から。D750のモニターはヒンジを起こして上下に動きます。上から見る場合は垂直にはならず、斜め60度ぐらいが限界。一方、下から見上げる場合は垂直になるため、真上に上げた状態からもモニターを見ながらの撮影が可能。

 

ソニーのαシリーズはヒンジをやや引き出してモニターの角度を変えます。上から見る場合も下から見る場合も垂直にはならず、斜めからしか見ることができません。特に下から見上げる場合は斜め45度程度しか動かないため、真上に持ち上げた状態でモニターを見ながら撮影するのは不可能。3種類の中で一番可動域が少ないのがこのαシリーズ。

 

キヤノンのEOS6DmkⅡは独自の方式でモニターの左横に回転軸があり、モニターを横に動かすことによりあらゆる方向にモニターを向けることができます。一度、左側に倒してから回転させないといけませんが、モニターが垂直になるため、真上からでも真下からでもモニターを見ながら撮影することが可能。そして、3機種の中では唯一モニターを見ながらの自撮りができます。

もし、自分ひとりで商品などを紹介しながら撮影したい場合にはモニターで自分を確認できるのはとても便利。自分の姿をモニターで確認するのはYoutuberやライブコマースをする方には必須の機能。自撮りでモニターを確認しながら撮影したい場合は必然的にEOS6DmkⅡに絞られます。

今回紹介したフルサイズカメラはどれも人気ですが、こういったポイントで選んでみるのもいいかもしれません。あとは手に取ったときのホールド感なども大切な要素になってきますので、カメラを選ぶ際は必ず店頭で触れてから購入しましょう。

 

ほな!おおきに!