温かい気持ちになれる素晴らしい作品! 映画評「想いのこし」







今年の目標のひとつが一年間で映画100本鑑賞すること。4月を終えた時点で36本なので、このペースでいけば100本を超えられるいいペース。36本目に観た映画が今回紹介する「想いのこし」。

 

 

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「想いのこし」は設定自体はありがちなファンタジーなのですが、実力派の俳優陣と良く練られたストーリーのおかげで、笑って泣ける極上のエンターテイメント作品に仕上がっています。

広末涼子のポールダンスシーンを観るだけでも価値があります。本当に美しく、惚れ直してしまいました。また鹿賀丈史もいい役をしており、カッコよく感動しました。

日本のドラマや映画は某事務所やスポンサーの力によりド下手なアイドルなどが出演して作品を台無しにすることがままありますが、この映画に限っては、そういったことがなく、どっぷり世界観へ入り込めます。

人間、誰しもいつかは「死」を迎えますが、ある日、突然「死」を迎えたらどうなるのか、そんなことを考えさせられる映画でもありました。

GW後半、もし空いた時間があったらぜひ鑑賞してみてください。心にしみる素晴らしい作品で、笑って泣けること間違いなし。好きな人と一緒に観てください。

【解説】
ある日、突然おとずれた“別れ”をどう受け止めるのか…。『想いのこし』は、この世に想いを残して去る者と残されて生きていく者の決して交差するはずのない《想い》をドラマティックに綴るエンターテインメント。必ず泣ける感動作として日本映画史にタイトルを刻む『黄泉がえり』『いま、会いにゆきます』『ツナグ』に続く、心揺さぶる名作がまたひとつ誕生した。
主人公のガジロウには、惚れ惚れするルックスと確かな演技力を兼ね備え、ドラマや映画への出演が続く岡田将生。今回は“女たらしでお金に目がない”サイテー男だけど憎めないキャラクターに挑み、深みのある演技で人々を魅了する。ポールダンサーのユウコ役には実力派女優の広末涼子。日本ではあまり馴染みのないポールダンスに挑み華麗なダンスを披露するだけでなく、ひとり息子・幸太郎へのかけがえのない愛を繊細に力強く演じきった。また、ユウコのダンサー仲間に木南晴夏と松井愛莉、彼女たちを支えるDJ兼運転手役に鹿賀丈史ら豪華キャストが顔を揃える。
原作は全国の書店員や書評家が大絶賛する「彼女との上手な別れ方」。監督はドラマ「JIN-仁-」や大ヒット映画『ROOKIES-卒業-』『ツナグ』など、記憶に残る感動作を次々と生み出すヒットメイカー・平川雄一朗。未練を残したままこの世を去った人たちの“想い”を大金と引き換えに叶えていくという意表をついたストーリーを、笑って泣ける極上のエンターテインメントに昇華させた。
そして、最後の“別れ”の瞬間がおとずれたとき、優しくも清々しい涙に包み込まれる。

【ストーリー】
金と女に目がないダフ屋のガジロウ(岡田将生)、29歳。甘いマスクで次から次へと女を口説き、軽口でチケットを売りさばく生粋の遊び人だ。そんな彼にある日おとずれた不慮の事故……。幸い無傷で済んだガジロウだったが、その事故で亡くなったポールダンサーのユウコ(広末涼子)と、彼女の仲間たちが現れる。
小学生の一人息子・幸太郎(巨勢竜也)を残して逝ったユウコ、結婚式を目前に控えていたルカ(木南晴夏)、同級生に密かに想いを寄せていたケイ(松井愛莉)、そしてやり残した仕事を忘れられない元消防士のジョニー(鹿賀丈史)。それぞれがこの世に大きな未練を残し、大切な人に伝えたい“想い”を抱えていた。
死んでしまった自分たちの姿が見えるのは、ガジロウただ一人。そこで、ユウコたちはお金と引き換えにやり残したことを叶えてほしいと懇願する。「何で俺が?」と、嫌々ながらも大金に目がくらみ4人の未練を叶えることを引き受けたガジロウだったが、一人、また一人、彼らの“想い”を伝えていくことで、お金と女にしか興味がなかった“サイテー男”の心が小さく揺れはじめ、やがて大きく変化していく。
そして、一人息子を残してこの世を去れないユウコと残された幸太郎、母から子へ、子から母へ、それぞれの深い想いと愛を知ったとき、ガジロウは思いもよらぬ行動に出る。物語は、誰も想像しなかった感動のクライマックスへと動き出す。

【キャスト】
岡田将生、広末涼子、木南晴夏、松井愛莉、巨勢竜也/高橋 努、川籠石駿平、佐藤二朗/村杉蝉之介、鹿賀丈史

ほな!おおきに!