サンニッパは素晴らしい描写性能! Canon EF300mm F2.8L IS II USMレビュー







今年、子供の運動会の写真を撮影するため、写真仲間の友人からCanonのサンニッパをお借りしました。新品だと50万円オーバーの単焦点レンズ。以前、EF500mm F4L IS II USMを3ヶ月ほど使っていたことがあり、それ以来のバズーカ砲レンズ。サンニッパで撮影するのはなかなか貴重な機会なので、本体や描写性能をレビューします。

本体はごついケースに入っています。まるで簡易金庫のよう。

 

鍵もついており旅行用スーツケースを小さくしたような作り。

 

前玉は巨大で美しく、見ているだけで惚れ惚れします。

 

手ぶれ補正がついているので、手持ちでも撮れなくはありません。ただし、レンズ本体だけで2.4kgあるので体力が要ります。

 

側面には焦点距離の切り替え、AF/MF切り替え、スタビライザーモードの切り替え、フォーカスプリセットのスイッチがついています。メカニカルで男心をくすぐられます。

 

フードをつけると全長はさらに大きくなります。まさにバズーカ砲。

 

EF24-105mmF4Lと並べてみました。サンニッパのデカさがわかります。描写性能は素晴らしいの一言。本体はフルサイズのEOS6Dmk2を使っており、運動会で使う場合、300mmでは短いため、エクステンダー EF1.4Xをかませて420mmで撮影しました。1絞り分F値が低下しますが、AF性能も含めて、全く問題なく使えました。

 

重量があることと、手ブレを防ぐためにモノポッド(一脚)は必須。これがないと運動会での長時間の撮影は不可能でしょう。重量を支えるため、ある程度強度のあるモノポッドが求められます。

 

撮影した画像をいくつかアップします。髪の毛一本まで写る素晴らしい描写性能。娘のお友達を撮影してあげたら感動して大喜びしてくれました。

 

運動会の前に、公園で試し撮りしたときの画像。バックの木々のボケが凄まじいことになっています。

 

サンニッパを使うとなると持ち運びの際に気を使いますし、重たくて取りまわしはたいへんですが、素晴らしい写真を撮ることができます。ただ、冷静に考えると、筆者の場合、運動会ぐらいしか使う機会がないかな…。モータースポーツとか、野鳥とか撮るならもう少し焦点距離が必要で500〜600mmぐらいは必要でしょう。50万円を出して元を取れるだけのシチュエーションがなかなか浮かびません。でも、この描写性能は本当に魅力的。

また来年もこのレンズを貸してもらって、素晴らしい写真を撮りたいと思います!Kさん、よろしくお願いします(*^^*)

 

 

ほな!おおきに!