以前、デザイン系の展示会で偶然、名古屋芸術大学の学生と繋がりました。
その学生が企画したプロジェクト「Cycle」が国際デザインセンターが主催する“デザイン学生自主企画展公募「Think!」”にて、採用され3月23日(水)から始まりました。
この体験型展示会「Cycle」は、地域の企業とのアップサイクル化を試みるプロジェクトで、「社会とデザインのつながり」をテーマとしています。
つくる責任、つかう責任を新しい側面で捉え、環境問題や社会問題とどのように向き合っていくべきなのか、自身の答えを五感で模索する体験型展示会になっています。
協賛企業は金属加工の株式会社レーザテック、木製合板などを手掛ける宇佐見合板株式会社、古紙リサイクル事業などの株式会社エス・エヌ・テーの3社。
それぞれ学生たちは各社の担当となり、チームとして展覧会を作り上げています。
事前打ち合わせや、搬入と準備は微力ながらお手伝いさせていただきました。
展覧会はナディアパーク内 国際デザインセンター 4階 デザインギャラリーにて開催されています。
まとめ役で今回、お手伝いするきっかけとなった野田晴香さん。
入口付近には今回の参加メンバーのプロフィールがタペストリーとして飾られています。
その向かいには合板や金属加工した端材などを使ったアート作品が並んでいます。
こちらのタペストリーの中央に貼ってあるのは新聞印刷の際、試し刷として使用したもの。
本来であれば廃棄されるものですが、こういったアート作品や包装紙、折り紙などアイデア次第ではリサイクルできます。
会場では各社がブース毎に色々な展示をしています。
会場の中央には合板を使ったデスクやチェア、古紙をリサイクルしてレンガのように作られたタペストリー、合板の端材を使ったおもちゃ、そしてプレス印刷の体験ブースがあります。
プレス印刷の元となる版型はレーザテックの精密加工技術が用いられています。
版にスタンプ台をペタペタ塗りつけ、その上に紙を置いて、プレス機でギュッと挟みます。
紙は事前に紹介した新聞紙のリサイクル紙を使っています。これが結構オシャレでいい感じ。
会場の奥には合板で作られたミニシーソーがあり、野田さんと二人で乗ってみましたwww。
シーソーに乗るのは一体何年ぶりでしょう。
これが意外と楽しいので、ぜひ体験してみてください。
シーソーに乗りながらアイデア出しとかしたら、面白いアイデアが生まれそう。
ブースの最後のコーナーでは「未来を守りたい。あなたなら、どうしますか?」という問いかけがあり、各自で何ができるのかを書いて壁に貼っていく企画がありました。
初日の一番乗りで訪れたので、まだ、スタッフの書いたものしか貼ってありませんでしたが、会期が終わる頃にはたくさんの「みんなの答え」が貼られていることでしょう。
一人ひとりが意識を持って、社会問題に取り組むことで、環境問題は解決されることがたくさんあります。
このイベントは3月28日(月)まで開催されていますので、お時間あればぜひお立ち寄りください!
「Cycle」- Spread Circulation SNT × 3con NAKAGA WORLD
日時
2022年3月23日(水)~3月28日(月)
11:00~19:00
(最終日28日は、18:00終了)場所
国際デザインセンター 4階 デザインギャラリー (ナディアパーク 4階)主催
(株)国際デザインセンター協賛企業
株式会社レーザテック・宇佐見合板株式会社・株式会社エス・エヌ・テー参加数学生
名古屋芸術大学・愛知県立芸術大学 他
ほな!おおきに!