ノマサラ

あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

2015年の年明けに10年ぶりに液晶テレビを買い替えました。今まで使っていたのは結婚した2005年に35万円で買った32インチ液晶テレビ。新しい住まいになり1インチ1万円を切ったので思い切って買ったのを覚えています。(ポイント10%で実質32万円)

さすがに10年使うとムラはでてくるし、消費電力も大きいし。画質も・・・。

10年前のSHARP AQUOS 32インチ。ベゼル(額縁)広いっ!幅分厚い!重い!(写真ではわかりませんが)

 

新しく買ったSONY BRAVIA 40インチ

ベゼル狭いっ!幅薄いっ!軽い!(写真ではわかりませんが)

 

テレビ番組はリアルタイムではほとんど見ないもののやはり無いと困ります。

事前に入念に下調べをしてから買うタイプなので、徹底的に調べました。価格コム、Amazonレビュー、その他ガジェット系のブログや家電批評雑誌などを読んだり実際に量販店の店頭をはしごしたり。雑誌はスポンサーの影響があるのであまりアテにはなりませんが一応参考に。一週間以上調べました。

世間では4Kテレビが値下がりしてて買い時みたいなことが言われています。私はアーリーアダプターなので今まで多少高くても新しいものを買ってきました。ただ、最近はそういう製品に飛びつくよりも価格のこなれた売れ筋ランキングの上位の製品を買ったほうが賢いと感じていますので、今回も色々検討しました。

そして辿り着いた結論は「ほとんどの環境では4Kテレビはまだ不要」ということです。
メディアに踊らされて高いテレビを買うのは賢い選択ではないようです。ただし4Kを選んだほうがいい環境の方もいらっしいますので、要る、要らないをわかりやすくまとめてみました。個人的見解なので、参考程度にしていただければ幸いです。

必要な人

サイズが55インチ以上 かつ
視聴距離が近い2m以内 かつ
パソコンのディスプレイにも使う かつ
BDで映画をよく観る かつ
4K放送に申し込みしている かつ
補正視力が1.0以上 かつ
資金が潤沢で少しでも綺麗な画面で観たい人

必要ない人

サイズ55インチ未満 または
視聴距離がゆったり2m以上ある または
テレビ番組やDVDなどで鑑賞している または
できるだけお金をかけたくない または
画質にはそんなにこだわらない または
補正視力が1.0以下

量販店で4K比較で並べて置いてありますが、かなりトリック入っています。まず、比較するポジションの視聴距離が極端に近いこと。ついつい近くで観て「こんなに差があるんだ!」と思ってしまいますが2m以上離れて観てください。きっと差がわからないはずです。店頭で観ているような距離でずっと観ることはまずありません。

しかも現時点では4K放送は限られたプログラムしかありません。店頭で観ているような映像を家庭で見ることはほとんどないのです。BDはアップコンバートで多少綺麗になりますが少し離れれば差は僅少です。さすがに60インチを超えると差がわかりますが。ただ差が分かる程度で絶対4Kでないと耐えられないという状況はまずないでしょう。60インチでも地上波デジタル放送では違いがわからないです。

私の場合リビングでは気軽に映画を観るか、妻とお笑いを観る程度。あまり大きい画面は必要ありません。でも、もうワンサイズ上でも良かったかなと思います。これはレビューなどでも書いてあった通りですので、ちょっと大きいかな?ぐらいだったらすぐ慣れることでしょう。

私が本気で映画を観るときは8畳ホームシアターにて100インチプロジェクターとグルグル8.1チャンネルサラウンドで鑑賞しますので、今のところ40インチで十分満足しています。何より価格が全然違います。40インチと48インチでは4万円程度の差が。さらにこれが4Kになると3倍以上に跳ね上がります。この価格差に対する価値はないと断言できます。

10年前の液晶テレビと比較して唯一劣っているのは音質。薄型化てスピーカーが小さくなっているので、音は貧弱。これを補填すべく別売のスピーカーを買うことをオススメします。4Kは買わず2Kを買って浮いた金額をスピーカーに当てるのが賢い選択。

もし映画を大きな画面でみたいのであれば55インチオーバーの2Kの液晶テレビを選んで4Kとの差額分でいいスピーカーを揃えてください。

この記事の公開から一年たちましたので新たに記事を書きました。最新情報記載しております。

※2016.01.19 ブログ更新しました。
2016年度版あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

※2016.09.13 ブログ更新しました。
2016年秋 あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

 

さて、ここで4Kテレビとは何かをおさらい。

コトバンクより

ここでも書かれてますが、「はたして、一般家庭の多くがそれほどの画質を望んでいるのかは定かではない」
はい、その通りです。まだ2015年初頭の時点では高精細な画質は必要ありません。

個人的な感想ですがオススメのサイズは売れ筋ランキング1位の40インチもしくは32インチでしょう。部屋が10畳あれば40〜50インチぐらいがいいですね。一人部屋なら32インチで十分でしょう。

オススメのメーカーはSONYか東芝。テレビ本体で番組をを同時にたくさん録画したいなら東芝のREGZAしか選択肢がありません。裏録画できればいいのであればSONYがオススメ。何と言っても超便利アイテム「ナスネ」と簡単に繋がりますし、映像も十分綺麗です。どちらもテレビにHDDを繋げれば簡単に録画できます。録画した番組を観るだけならレコーダーは要らないかも。

イチオシはSONYのBRAVIA 40インチもしくは48インチ。

同時多重録画したいなら東芝のREGZA 42インチ。
★東芝のREGZAはミニB−CASなので普通のB-CASと使い回しができませんので私の場合そういった点からも選択肢の中から外れました。

さて、賢い買い方ですが、ネットで買うのはあまりオススメしません。普段はほぼAmazonで買い物している私ですが、シロモノ家電と設置が必要な大型家電は量販店で買います。設置やら今まで使っていたものの引取がありますので。

今回はコジマ電気のリアル店舗で購入しました。当初、交渉したら提示価格から10%のポイントのみでしたが、ネットの価格を見せたらすぐ1万円近く下がりました。コジマ電気はAmazonで販売しているのでその値段までは間違いなく下がります。交渉の際は必ず事前に価格コム、Amazonで下調べをしてから出かけましょう。店頭ならさらにポイントが1%と5年延長保証がついてきます。クレジットカード払いならさらにそのポイントが貯まります。最安値から2,000円ぐらいの差であれば長い目で見たら量販店で購入した方がお得なのと安心感があります。

近くに競合する量販店がない地方の方はネット内で大型家電量販店が販売している製品を選ぶのがいいと思います。

今回、この記事を書こうと思ったきっかけは知り合いが私が買う少し前に4Kテレビを買ってしまったこと。何とも勿体無いと思ってしまったのです。さらに友人が新居に引っ越すタイミングでテレビを買いたいけど迷っているとのことでいいタイミングかなと。

今回の記事が液晶テレビの購入で迷っている方の指針になれば幸いです。なお、2015年初頭時点での見解ですので、時代が変われば見解も変わりますので、その点はご了承くださいませ。

では楽しいテレビ&映画ライフを!

ほな!

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