ノマサラ

2016年度版あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

昨年書いた記事の中で一番コンスタントにPVがあるのが昨年1月5日に書いた「あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?」。每日多くの方に検索して見に来ていただいております。

※2016.09.13 ブログ更新しました。
2016年秋 あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

※2017.03.01 ブログ更新しました。

2017年度版あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

あれから1年経ちましたので価格や液晶テレビ市場も変わっているかと思い調べてみました。

まずは液晶テレビ市場について。昨年末の日経MJから抜粋。

液晶テレビ市場の構造変化が続いている。販売台数こそ2015年6月以降6カ月連続で前年(2014年)を割っているものの、販売金額は逆に4月以降8カ月連続で前年(2014年)を上回り、価格が大きく変わってきた。2015年11月の平均単価は、一昨年2014年11月の6万4500円から8万800円と25.3%も上昇している。要因は大型化と4K化。

11月の画面サイズ帯別の販売台数構成比では、40型台が30.1%と初めて3割を超えた。液晶テレビ全体の平均画面サイズの35.6%と過去最高を記録した。販売金額を押し上げているもう一つの要因も4K化。液晶テレビに占める4Kテレビの台数構成比は11月、過去最高の18.9%を記録。10月まで10 %台前半で推移していたところから急伸した。

販売金額構成では46.0%と液晶テレビの売り上げのほぼ半分を4Kで稼ぎ出している計算。一方、平均単価は11月19万9300円と、この5月以来半年ぶりに20万円を切った。値ごろ感が出てきたことが販売を後押ししている。

現在液晶テレビの1インチ単価は2300円で、うち4Kテレビは3900円。1.7倍のプレミアムがある。また平均単価は19万9300円と2.5倍。

※販売データはBCN調べ。平均単価は全て税別。

液晶テレビのメーカーは単価が高い4Kを売らないと儲からないので家電量販店の店頭では4Kのテレビが大半で2Kは隅の方に追いやられています。しかしまだ価格差は実質1.5倍以上あります。先日ヨドバシカメラを見てきましたが売場の8割は4Kタイプ。

2Kタイプは売場の端の方でしっぽり陳列されておりました。価格はやはりお値打ちで買いやすい。

仮に40インチで2Kタイプが約7万円だとすると4Kタイプは約12万円ぐらい。価格差は5万円になります。

参考までに価格コムで売れ筋No.1のBRAVIA KJ-40W700Cは約7万円。私が昨年買ったタイプの後継機。サイズは40インチ。

もうひと回り大きいタイプだとBRAVIA KJ-48W700Cで48インチ。約10万円。普通の家庭ならサイズはこのぐらいがベストかな。

ほぼ一緒のサイズで4KタイプのBRAVIA KJ-49X8000C。約15万円になります。この価格差はまだまだ大きい。

で、どちらを選べばいいのかという話ですが結論から言うと去年と変わりなく条件によっては4Kがいいかたもおられますがほとんどの方は2Kで十分。1.5〜1.7倍の価格差なら断然2Kがオススメ。差額の浮いた分で音のいいスピーカーを追加して美味しいものでも食べたほうがいいでしょう。

正直4Kを活かせるコンテンツもほとんどないですし、少し離れて視聴すればわかりません。

よく家電量販店などで六本木ヒルズの夜景の映像を流していますが果たしてあんな映像を家庭でじっくり観るでしょうか。近くで見れば確かに4Kは断然キレイですが遠目で見たら判別できません。実際に店頭で距離を違えてみてきましたが4Kでなくても問題ないかと。

この映像に騙されないように。

ほとんどの方はまだ地上波デジタル放送を観るぐらいでしょうから2Kでいいと思われます。ただし中には1.5倍の価格差を出しても4Kを選んだほうがいい方もおられますので去年のブログを参考にしていただければ幸いです。

あなたの環境で4Kテレビは本当に必要ですか?

去年の記事から要点だけ抜粋します。

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そして辿り着いた結論は「ほとんどの環境では4Kテレビはまだ不要」ということです。
メディアに踊らされて高いテレビを買うのは賢い選択ではないようです。ただし4Kを選んだほうがいい環境の方もいらっしいますので、要る、要らないをわかりやすくまとめてみました。個人的見解なので、参考程度にしていただければ幸いです。

必要な人

サイズが55インチ以上 かつ
視聴距離が近い2m以内 かつ
パソコンのディスプレイにも使う かつ
BDで映画をよく観る かつ
4K放送に申し込みしている かつ
補正視力が1.0以上 かつ
資金が潤沢で少しでも綺麗な画面で観たい人

必要ない人

サイズ55インチ未満 または
視聴距離がゆったり2m以上ある または
テレビ番組やDVDなどで鑑賞している または
できるだけお金をかけたくない または
画質にはそんなにこだわらない または
補正視力が1.0以下

量販店で4K比較で並べて置いてありますが、かなりトリック入っています。まず、比較するポジションの視聴距離が極端に近いこと。ついつい近くで観て「こんなに差があるんだ!」と思ってしまいますが2m以上離れて観てください。きっと差がわからないはずです。店頭で観ているような距離でずっと観ることはまずありません。

しかも現時点では4K放送は限られたプログラムしかありません。店頭で観ているような映像を家庭で見ることはほとんどないのです。BDはアップコンバートで多少綺麗になりますが少し離れれば差は僅少です。さすがに60インチを超えると差がわかりますが。ただ差が分かる程度で絶対4Kでないと耐えられないという状況はまずないでしょう。60インチでも地上波デジタル放送では違いがわからないです。

私の場合リビングでは気軽に映画を観るか、妻とお笑いを観る程度。あまり大きい画面は必要ありません。でも、もうワンサイズ上でも良かったかなと思います。これはレビューなどでも書いてあった通りですので、ちょっと大きいかな?ぐらいだったらすぐ慣れることでしょう。

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2016年1月時点で私のオススメはBRAVIA KJ-48W700Cで48インチ。約10万円。40インチを買いましたが48インチでも良かったなぁと。

あなたはどちらに当てはまりましたでしょうか。あくまで個人的見解ですので一度店頭へ出向いて自分の目で確かめてみてくださいね。

 

ほな!

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