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美崎栄一郎が語る 「紙袋一つで周る世界一周旅行」 〜オススメの文房具&iPhone活用法〜で聞いた話(Q&Aトーク前編)

サラリーマン現役時代にスーパーサラリーマンの異名をとり、今は独立され様々な企業でコンサルティングをされている美崎栄一郎氏。先日、貯まったマイルで世界一周旅行をされました。しかも紙袋だけで海外を旅行するという、通常では考えられないスタイルで世界を周って来られました。その体験を全国各地の講演会で話されています。名古屋版は筆者が主催している【iPhone朝食会】と、人生の師匠であり、愛知の文具王&ブロガーとして知られているフミヒロ氏が主催する【文房具朝食会】合同主催によるコラボイベントとなりました。

フミヒロ氏のブログ『本と文房具とスグレモノ』
美崎栄一郎が語る「紙袋一つで周る世界一周旅行」講演で僕が感じたこと

講演会冒頭の便利グッズ紹介のブログはこちらからどうぞ。

美崎栄一郎が語る 「紙袋一つで周る世界一周旅行」便利グッズ編

その後は参加者からの質問に対して美崎栄一郎氏が答える形式で展開されました。時々、脱線しながら元に戻るのですが、そのタイミングが絶妙で毎回感心します。

Q&Aの内容をまとめてみました。ディテールは多少違っている箇所があるかもしれませんが大枠は合っていると思います。では一問多答をどうぞ。

携帯キャリアは何を使っていますか?

auを利用してます。自宅の光回線とセットだと安くなるのでauにしています。以前はソフトバンクでしたが乗り換えました。Wi-Fiルーターはあまりオススメしません。高層ビルやホテルなどでは繋がりません。10階以上だとほとんど繋がらならず不便。

 

 旅行中の下着はどうしていましたか?

洗濯できる環境の時はユニクロのAirismを着ています。乾燥するのがとても速く数時間で完全に乾きます。寝ている間に乾きますので夜洗濯すれば朝着ることができます。洗濯できない場合は現地で購入し着た後は使い捨て。

 

iPhoneなどのデジタルグッズが活躍する国は?

非英語圏で何がかいてあるか全く読めない国。例えばロシア、ミャンマーなど。こういった国でもiPhoneの翻訳アプリがあればだいたいのことは判読することができます。

 

身の危険を感じたことはなんですか?

これはヤバイと思ったときベスト3は下記の通り。

 

第1位 ウィーンで財布を盗られそうになった

旅行では観光地が一番危ない。観光客はカモなので犯罪者も観光地に集まっています。ウィーンで心臓と骸骨が収められている教会を見たら途方もなく疲れたので昼寝してたら花売りに掴まりました。「花をあげたのでお金を恵んでくれ」と言われて財布を出し20ユーロを渡したら、さらに50ユーロくれと言われ、財布を盗られそうになりました。この財布には現金はあまり入ってないもののクレジットカードが全て入っているので本当にヤバかった。絶対に花売りなどにお金を渡してはいけません。他の観光客も同じ手口で引っかかっていました。この手の詐欺師を写真に撮ってSNSなどにアップすれば犯罪が減ると思います。

 

第2位 トランジットのイギリスで空港に30分前に到着

ロンドンで知り合いの女子大生と昼ご飯だけでなく、晩御飯も食べてたら飛行機に乗り遅れそうになりました。iPhoneアプリ「トリップケース」を使っていたので何とかギリギリ間に合ったが、これが無かったら完全に乗り遅れていました。「トリップケース」は自分の乗る飛行機がどこのターミナルかが事前にわかるため目的の乗り場に直行できます。このアプリでチェックインができる航空会社もあります。国内線にも対応しており、頻繁に飛行機に乗るなら必須のアプリ。

 

第3位 ニューヨークで紙袋をタクシーの中に忘れた

デジカメの充電器、iPad、現金10万円、携帯キーボードなどが入っていた紙袋をタクシーの中に忘れました。ニューヨークのオフブロードウェイで観たノースリープモアがあまりにもすごくて感動に浸っていたら二つ目の紙袋の存在をすっかり忘れました。仕方なくアップルストアでiPhoneSEと充電器などを購入して何とか凌ぎました。後日現金もそのまま見つかり、ニューヨーク在住の友人に引取りを頼んでシンガポールのホテルへ送ってもらって無事受け取ることができました。性善説に立って行動してると良いことがあります。

 

オススメアプリは何ですか?

まずはGoogleマップ。アップルのマップは全く使えないので、まず最初に絶対インストールすべし。意外と知られていませんがタイムライン機能が便利。どこにいたか全て移動の履歴がわかります。この機能のことを伝えると「これは便利!」と言う人と「これはマズイ!」と言う人に分かれます。浮気をしていて、このタイムラインを見られたら確実ににバレます。iPhoneで撮影した写真やGPSデータが埋め込まれた写真もタイムラインに連携されるのでとてもログを残すにはとても便利。

Google マップ – GPS ナビ
開発元:Google, Inc.
無料
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続いてGoogleフォト。全ての写真をバックアップしてくれます。撮影した場所はGPS情報によりすべてフォルダ分けされ、ジャンルごとに自動的に振り分けしてくれます。キーワードで検索すれば、ひっかかるので目的の写真を探す時も便利。恐るべしGoogle。プロジェクターに写す際、プレゼンモードにしておくと投影する写真を選んでいる作業が見えません。

Google フォト
開発元:Google, Inc.
無料
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前述のトリップケースは飛行機によく乗るのであればオススメ。

TripCase — 旅行の管理と計画
開発元:Sabre Inc.
無料
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一番楽しかった国は?

ロシアのモスクワが一番楽しかった。モスクワは想像していたより遥かにいい国。特に女性と子供にはとても優しい。駐在員の奥様と赤ちゃんと一緒に観光していましたが、みなさんフレンドリーで本当に優しく接してくれました。男一人で歩いていたら、こんな対応ではなかったかもしれません。首都のモスクワは物価が安くて安全で治安がいいので観光するのにとてもオススメ。

 

今回の世界一周の国のセレクトの基準は?

訪れる国で食事を一緒に食べる相手がいる国を選択しました。ニューヨーク、シンガポール、ミャンマー、ウィーン、ドバイ、モスクワなどいずれも各地に友人がおり、一緒に食事をすることができる国を選びました。自分で探すのが苦手なので、相手に全部お任せしています。訪れたそれぞれの国の情報を比較してみました。各国の共通点を比較すると色んなものが見えてきます。例えば産油国はエネルギー源の原油がいくらでも採れるため夜中も明るいし、空調も寒いぐらいガンガンに効いています。共通点を見つけて調べてみると旅行に深みがでます。

 

ロンドンの印象はどうでしたか?

実は22時間しか滞在していません。トランジットの都合で22時間しか滞在する時間がなく、ポールスミスの1号店を見るためにロンドンを訪れました。ポール・スミスのマフラーを買いましたが暖かかったのでほぼ使うこと無く旅行を終えました。

 

食事が美味しかったのはどこの国?

一番食事が美味しかったのは意外にもイギリスの朝食。The Quince Tree cafe at Clifton Nurseries(クリフトンナーシナーズ)で食事をしました。イギリスは食事が美味しくないとの評判でしたがいい意味で裏切られました。その他、ミャンマーのシャン族が生み出した「シャン料理」、ウィーンのランチ、スウェーデンの朝食(Cafe Pom & Flora)も美味しかった。

 

紙袋の雨対策は?

特に雨対策はしていません。スーパーホテルのタクシーの運転手が迎えに来ず、雨が降る中うろうろしてたら破れたこともありました。破れた箇所はマスキングテープで補修したり紙袋を変えたりしながら旅を続けました。

 

普段ガラケーは使っていますか?

全く使ってません。iPhoneのみ利用しています。ガラケーと言われるだけあって、使ってるのは世界を見渡しても日本だけ。海外は全てスマホ。トイレが整備されていないような国や地域でも携帯の電波はちゃんと入ります。

今回のブログも3,000文字を超え、かなりのボリュームになったのでこの辺で終わります。後編は「ドバイのアルマーニ詐欺」の話をはじめ、まだまだ面白い話が盛り沢山。ご期待くださいませ。

ほな!おおきに!

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