ロジクールから7月に発売されたエルゴノミクスキーボードの「ERGO K860」。
人間工学に基づいたカーブデザインとキー配列のこのキーボードは腕がハの字の自然な姿勢でタイピングすることができます。
過去にもマイクロソフトなどから様々なエルゴノミクスキーボードが発売されています。
ただしエルゴノミクスキーボードは、左右に分かれているため、正しいタッチタイピングが完璧にできないと使いこなせません。
「ERGO K860」のキーボード配列を見たところスペースキーが両方に配置されており、親指シフト用キーボードとして使えるのではないかと思い始めました。
発売直後は展示されている店が無かったのですが、先日ヨドバシカメラに立ち寄ったら実機が置いてあったので触ってきました。
キータッチの感触はクリック感のあるタイプで可もなく不可もなくといったところ。
打感はいつも使っている東プレのリアルフォースの方が格段に上。
「ERGO K860」が親指シフトのキーボードとして使えるか、手持ちのMacBookAirに接続して試してみましたが、左右どちらも同じキーとしてしか認識されません。
ロジクールのアプリ「Logicool Options」では様々なキー設定が可能なのですが、スペースキーを左右独立にするような設定は見当たらず。
念のためロジクールに問い合わせてみたら「左右のスペースキーについては同じ信号が出る仕様になっています」とのこと。
残念ながら、現時点ではこのキーボードで親指シフトをすることは不可能だという結論に至りました。
配置は親指シフト用キーボードとしてパーフェクトに近いのですが…。
ロジクールは海外メーカーなので、日本独特かつユーザー数が1%以下の親指シフトは眼中になかったのでしょう。
もし、親指シフト用キーボードとしても使えたら、多くの親指シフトユーザーが購入したと思います。
もしかしたらファームウェアのバージョンアップで左右違うキーとして認識されるようになる可能性はなきにしもあらずですが、その可能性は相当低いでしょう。
このロジクールのエルゴノミクスキーボードが親指シフトで使えるかGoogleで検索しても出てこなかったので自ら試してみました。
なお、親指シフトユーザーではなく、通常のローマ字入力ユーザーでタッチタイピングができる人にとってはかなりオススメのキーボードと言えます。
独特の形状に慣れるまで少し時間がかかると思いますが、慣れたら超絶楽な姿勢で打鍵できるようになります。
「ERGO K860」特徴
曲線的なスプリット(分割型)キーレイアウトのエルゴノミックキーボード
「K860」は人間工学に基づいたカーブデザインとキー配列のエルゴノミックキーボード。
タイピング時の姿勢を改善する曲線的なスプリット(分割型)キーレイアウトで自然なタイピングを実現し、上部僧帽筋の緊張を21%緩和します。
自然な姿勢をサポート
「K860」はパームレスト付きワイヤレスキーボード。手首をサポートし、自然な姿勢を維持することにより手首の緊張を25%緩和します。
3層からなるパームレスト
2層のソフトフォームをコーティングした3層からなるパームレストは手首や手の付け根への直接の負荷を緩和し、手首のサポートを54%向上。手首にかかる圧力を軽減します。
(1)コーティングされた表面
(2)高反発素材
(3)形状記憶素材
パーフェクト・ストロークキー
キーには指先の形状にあった球状にくぼんだパーフェクト・ストロークキーを採用。キーのどこを打っても滑らかで精確なキーストロークが可能。
角度調整が可能なティルトレッグ
0-4-7度で角度の調整が可能なティルトレッグで手首の曲げを和らげ、疲れにくくなっています。
エルゴノミック認定
「K860」は自然な姿勢での作業のためにデザイン・開発されたキーボード。筋肉の緊張を緩和し、手首などにかかる圧力を軽減します。
「K860」はUnited States Ergonomicsによるエルゴノミック認定を獲得しています。
妥協のないパフォーマンス
「K860」は妥協のないパフォーマンスを発揮するキーボード。
OSはWindows、Macに対応し、接続はUnifyingUSBとBluetoothに対応しています。
トラックボール、エルゴノミックマウスとの相性も抜群
「K860」はロジクールのMXV1s、MXTB1s、M575との相性も抜群。マウスとセットで使用すれば、長時間の作業でもさらに疲れにくい仕事環境を実現します。
「K860」とトラックボールの組み合わせは最強なので、ぜひお試しください!
ほな!おおきに!