クローズアップ現代で特集されていた”仕事がない時代がやってくる!?”を観ました。以前からも”2020年になくなる仕事”などという特集は色んな所で散見されてきました。いよいよ本格的に既存の仕事がなくなる時代がやってきました。
これらに共通するキーワードは
”ロボット”
”スマホアプリ”
”人工知能”
”オンデマンドエコノミー”
”ワークシェアリング”
”ベーシックインカム”
”副業”
機械で代替可能な仕事は日本で49%に達します。単純労働が多いアジアの国々では70%を超える国もあります。IT化により労働生産性はどんどんあがっていますが雇用数はこれからどんどん減っていきます。
アメリカなどでスマホアプリを利用し急激に伸びているタクシー会社”UBER”。本拠地のサンフランシスコでは既存のタクシー会社が破産しました。日本では法律で白タクが禁止されているため、まだ本格的な上陸はしていませんがおそらく時間の問題でしょう。
タクシー会社日本交通の川鍋氏がITに注力すると言って社長を退いたのはおそらくこの”UBER”が日本に上陸することを見越してのことだと思われます。自動運転技術が確立されるのは時間の問題。そうなればタクシーの運転手は要らなくなります。タクシー会社は残るでしょうがほとんどの業務を機械がすることになります。人間が入り込む余地はないかもしれません。
この他にも配送を宅配会社に変わって個人が行うことも増えてきています。ただしこれも過渡期という見方もあります。Amazonはドローンで荷物を配達することを本気で研究していますのでそうなれば人がいなくても配達可能になります。こういったオンデマンドエコノミーは驚異的に広がっています。
5年後10年後には仕事がなくなるのは当たり前になります。企業のトップでさえ他人事ではありません。若者の失業率が2割を超えるスウェーデンでは勤務時間を8時間から6時間勤務にしワークシェアリングを進めた結果、人件費は増えたものの残業手当、失業手当、病気などによる欠勤が減ったため利益は増えたとのこと。
人口がどんどん少なくなる日本においてはこの傾向は加速されます。先日、ロート製薬が副業を容認しました。これからは1人が短時間のいくつかの仕事を掛け持ちするのは普通になるでしょう。
またヨーロッパでは働いている、働いていないに関わらず一定の金額を支給するベーシック・インカムが検討されています。財源は税金と社会手当から捻出するとのこと。今は資本主義からテクノロジーの時代へ変革する過渡期にあります。もしかしたら、お金を稼ぐために働く時代は終わるのかもしれません。
先日、囲碁の世界チャンピオンにコンピューターが圧勝しました。囲碁はチェスなどと比べて圧倒的に複雑なゲームのため人工知能開発者の間ではコンピューターが世界チャンピオンに勝つにはあと10年はかかるだろうと考えられていました。しかし、あっという間に人間を負かせてしまいました。人工知能が発達するとほとんどの仕事が機械に取って代わられます。マニュアル化できる仕事のほとんどは機械で代替できます。
まだ幼い我が子が成人する頃には今ある仕事の半分以上はなくなっていることでしょう。そして新たな仕事が生まれているはず。子どもにはこれからの時代を見据えて教科書に載っている勉強だけでなく、様々なことを学ばせて柔軟に対応できる人間になって欲しいと思います。
どちらにせよ、これからの10年は激動の時代。ボーッと何も考えず会社に行っているとある日突然奈落の底に落ちる可能性があります。どれだけの大企業でもこの先どうなるかわかりません。たくさんの本を読み、人と会って人脈と知識を広げ、日々勉強することが大切になってきます。
これからどんな時代になるのかワクワクしてきました。間違いなく言えるのは生き残るのは”クリエイティブ” ☓ ”IT” ☓ ”何か”ということ。機械にできない仕組みや仕事を考えた人だけが生き残れる時代を逞しく生きていきましょう。
ほな!