ブログ「ごりゅご.com」で有名な五藤隆介氏が主催するビジネスに役立つデジタル・クラウドツール活用術に行ってきました。五藤氏はEvernoteアンバサダーとしても知られており執筆家でもあります。かなり前から存在は知っていたのですがなかなか直接お会いする機会がなく、やっと会うことができました。
セミナーではEvernoteをはじめDropbox、Googledrive、Onedriveほか様々なクラウドツールをどのように利用しているか紹介がありました。今回は4名の方が登壇されそれぞれに自分がどのようにデジタル・クラウドツールを使っているかを発表。
五藤氏はやはりEvernoteを一番使っておられました。情報をメモする際に自分だけなら手書きでもデジタルでもどちらでもいいのですが、それを複数で「共有」するとなると圧倒的にデジタルが便利。Evernoteに上げておけば何人でもその情報にアクセスし、そのばで書き換えたりすることが可能。チームやプロジェクトで仕事をするならこれからの時代、クラウドツールは無くてはならない道具になっています。まだまだ使いこなしていない企業が多く、これが広まれば労働生産性は間違いなく一気に上がります。
PUFの山口氏は主にScansnapの紹介をしておられました。私自身、ScansnapのiX100を使っておりたいへん重宝しています。名刺を取り込んですぐに検索できるようにしてあります。紙のままの名刺を探す場合、平均1日に6分を費やすとのこと。1年間にすると1日分の仕事量になってしまいます。目で見て探すのとクラウドにあがっている名刺を文字で検索するのでは圧倒的にスピードが違う。そして名刺を会社で共有しておけば上司、同僚が取り込んだすべての名刺情報にアクセスできるようになります。ビジネスマッチングが加速します。リアルFacebookみたいな感じでしょうか。
KOKUYOの山崎氏は自社製品の「黒曜石」という指にはめてパワポなどのスライドをコントロールできる製品を使っておられました。KOKUYOという社名は国誉(くにのほまれ)から来ているとのこと。思わず会場からは「へぇ〜」との声が。製品紹介では手書き文字を認識してそのままデジタル化するCamiApp Sの使い方を説明されました。介護の現場やアンケートなどを集計するにはとても便利。使い方次第では大きく広がる可能性があります。
コクヨだけに「黒曜石」って(^_^;)でも使い勝手はいいようでAmazonレビュー
も高評価がならんでいます。
堀江織物の堀江氏は製造業ながらこういったデジタルクラウドツールを使いこなしており業界では異端児。とにかく仕事では楽しいことをするという意識が高いように見受けられました。いつでもどこでも仕事ができる、いつどこで遊んでいても大丈夫な環境を作る努力をしておられます。場所にとらわれないノマドスタイルを確立するためにEvenoteを活用。これがないと仕事にならないとのこと。ただし、相手によって使えるツールを合わせなければならないとも仰ってました。
Macお宝探偵団の山田(Danbo)氏はこの業界では知らない人はいないほどの有名人。クラウドツールとしてはOnedriveをメインで利用。写真のサムネイル画像の大きさを自由に変更できるのが便利とのこと。その他Notebooksというアプリ、WDクラウドをNASとして使用する、iX100を外に持ち出し展示会などではその場でScanして紙媒体は捨てて帰れば荷物が減るとのこと。この使い方はさすが。またTwitter広告が今トレンドで価格対費用効果が優れているので、導入したら効果があると仰ってました。
最後は5人でディスカッション。各人イチオシのツールなどを紹介していただきました。
ダンボ氏が持っていた超小型のプロジェクターに未来を感じましたが購入するかはもう少し考えてみます。
Smart Beam Art(新機種が出ておりましたのでこちらを紹介します)
内容の濃いたいへん素晴らしい今回のセミナー、各企業がスポンサーになってくれているためなんと無料で受講できました。この内容であればそれなりの価格がすると思われますが、無料で開催できたのは五藤氏の人柄と人脈がなせる技でしょう。
スポンサーだったからというわけではありませんがScansnapは本当に便利なので、まだ持っていない方は、ぜひ1台いかがでしょうか。持ち運びできるiX100が値段も手頃でおすすめ。
また超高級キーボード、HHKB BTも長時間仕事でタイピングする方には価格だけの価値は十分にあると思います。今回実際に触って、その良さは実感しました。私が欲しいのはこのモデル。ただし親指シフターとしてはスペースキーの右のキーの当たりがしっくりこず、その点が残念。ここがピタッと決まったら即決で買っていたかも。
キーボードはじっくり探してみます。
ほな!