リンダ・グラットン氏のベストセラー「WORK SHIT」の続編「LIFE SHIFT」がベストセラーになっています。100年時代の人生戦略マニュアルとして幅広い世代に受け入れられています。
週刊東洋経済7月22日号でこの「LIFE SHIFT 実践編」として特集されています。東洋経済のまとめ記事はとてもわかりやすいので「7つの習慣」の時も購入しました。今回も分厚い「LIFE SHIFT」の要点をわかりやすくまとめているため、とても参考になります。
来るべき長寿社会に向け、既存の「教育→仕事→引退」の3ステージの人生ではなく、生涯で複数のキャリアを持つ「マルチステージ」の人生を薦めるのが「ライフ・シフト」。冒頭では5分でわかる「ライフ・シフト」として図表が載っています。3ステージの人生からどのようにマルチステージへ移行するのかが端的に書かれています。
中盤では日本人の典型的な6つの「ライフ・シフト」のパターンを探っています。
1.未来志向系
2.子育てママ系
3.スローライフ系
4.社外やりがい追求系
5.経営危機直面系
6定年後不安系
の6つに分類しそれぞれの特徴が書かれています。あなたはどれに当てはまりますか?それともまだライフ・シフトしていないでしょうか。
続いてライフ・シフトした著名人などのインタビューが掲載されています。ミュージシャンの大江千里氏はポップシンガーからJAZZミュージシャンへ転身。その他にも大勢の「ライフ・シフター」が紹介されています。第3章ではライフ・シフトの始め方として社内制度を使って企業勤めをしながらライフ・シフトをする秘訣を紹介。ヤフー、三井物産、サイボウズなどの取り組みが掲載されています。サイボウズでは役員に“副業”ならぬ“複業”を推奨し本業にもいい影響を及ぼしている事例が紹介されています。
2050年までの未来年表があり、時代の流れを知っておくにはとても役立ちます。国際、経済・産業、政治・社会それぞれどのように動いていくのかがわかります。もちろん、予測ではありますがだいたいはこの通りに進むはず。
特集の最後には無形資産の棚卸し&100年人生の目標設定としてプランニングシートが載っています。これまでの人生の棚卸しをして、これからの100年人生の目標を決めるにはとても有益。筆者も時間を見つけて取り組みます。英語力のある方はHPで自分の無形資産を診断できるサービスがありますので利用してみてはいかがでしょうか。
「LIFE SHIFT」を読んだかたも、まだ読んでいない方も今回の週刊東洋経済の特集は必ず役立ちます。発売されたばかりなので大きな本屋にはまず置いてありますし、Amazonで購入すれば3%のポイントが付きます。これから長い人生を生きていく上で重要な一冊になりますので、ぜひ手元にどうぞ。
ほな!