我が家では10月になるとサンタさんに何をお願いするかという話題になります。
次女は毎年欲しいものが明確に決まっていて、昨年はヘアーマネキンをお願いし、サンタさんがちゃんと持ってきてくれました。
将来は美容師になると名言しているだけあって、髪結いはお手のもの。
サンタには何でも好きなものをお願いしてもよくて、誕生日プレゼントは親の意向をある程度反映させるというのが我が家のルール。
今年、次女がお願いしたのは「ハムスター」。
以前から動物を飼うことに興味があり、ずっと生き物を飼いたいと言っていました。
ただマンションでは犬や猫は飼えないルールなので、仕方なく諦めていたのですが、先日マンションに住んでいるお友達のうちでハムスターを見てから娘の心に火が付きました。
そこからは怒涛のお手紙攻撃。
まずはサンタさんに宛てて一通。
そして、図書館に行ってハムスター関連本を4冊も借りてきました。
ざっと読んで、その中の2冊を重点的に読み始め、要点だけノートにまとめはじめました。
字は下手くそですが、7歳にしては項目ごとにうまくまとめています。
親バカではありますが、これはなかなかのもの。
褒めたら「まとめるのは得意なの!」とのこと。
本を読んだらゴールデンハムスターより、ジャンガリアンハムスターの方が懐きやすくて抱っこできると知ったらしく、またお手紙が。
そして「サンタさんは生き物運べないから無理だよ」と言ったら、ターゲットを親に変更。
でも、どうも買ってくれそうにないと判断するや否や、サンタに新しい手紙を書きました。
生き物は運べないならチケットにすればいいと幼い脳みそで考えたらしい。
我が娘ながら、なかなかやるなと。
その後、どうしてもハムスターを見に行きたいと言ってきかないので、近くのカインズホームに見に行くことに。
実際に見てみると動きが超可愛い。
ちっちゃくてちょこちょこ動く姿は愛らしく、親としてもかなり心が揺れ動きました。
その後、娘から来た手紙には「カインズホーム用のハムスターのチケットをください」とより具体的になってきました(笑)
ハムスターを飼うことによって命の大切さや、面倒をみるたいへんさを学ぶことはできると思うものの、ハムスターは夜行性のため夜うるさくて眠れないのではという懸念があり、一歩踏み切れません。
Facebookに一連の娘の手紙をアップしたらハムスターを飼ったことがある人が意外に多いことがわかりました。
色々、聞いたり調べたりしたらハムスターがくるくる回るホイールはベアリング内蔵で静かになっているらしく、そんなに音は気にならないとのこと。
さらに調べた所、ハムスターは暑さと寒さに弱く、特に冬はあまり寒いと冬眠してしまうため、飼い始めは春か秋にすべきとわかりました。
サンタが来る時期では遅すぎます。
次女は朝、親が起こすまで起きてこなかったのですが、ハムスター効果で自分から早起きするようになりました。
人間、意識が変われば行動が変わるのを目の当たりにしました。
妻とも相談し、ここまで欲しがっているのなら、クリスマスまで待たずに飼うことに決めました。
ただし、費用は娘がお年玉で貯めた貯金から出させることに。
そこからはネットやAmazonで調査し、必要なものを事前に購入。
ケースといくつかの餌を除いてすべて揃えました。
Amazonはレビューを確認すれば、そうハズレはありませんので安心して買い物できます。
娘たちはAmazonから届くのを心待ちにしていたようで、届けに来たヤマトのお兄さんに笑顔を振りまいていました。
そして、いよいよ購入の日。
ハムスターは夜行性のため夕方に見に行った方がいいとのことだったので、学校が終わってからカインズホームへ。
次女が欲しがっていたジャンガリアンハムスターのメスは3匹いたのですが、ひと目見て「この子がいい!」と即決。
長女は優柔不断ですが、次女は何事も即決。
全く性格が違います。ペットショップの方に聞いたら、3匹の中では娘が選んだ子が一番人懐っこいとのこと。
ピピッと来たのでしょうか。
ハムスターは小さな箱に入れられて我が家へ。
少し大きめのケースを購入し、ゆったりとした環境で過ごしてもらうことにしました。
名前は色々考えた挙句、「あずき」になりました。
筆者があずきバーが好きで、そこからヒントを得たらしい。
とってもカワイイ名前で気に入りました。
夜行性のため、人間が起きている時間はほとんど小屋の中で眠っていますが、夜中は外に出て活発に動いています。
しぐさが可愛らしく、見ていて飽きません。
娘の心をがっちり捉えたのも頷けます。
飼ってからは、朝起きてお世話してから学校に行っています。
ハムスターのおかげで早起きできるようになるとは。
今回の一件で感じたのは「好きなこと」「情熱」「本気」が大切だということ。
この3つがあれば何でもできるような気がします。
7歳の娘に親が心を動かされて予想外にハムスターを飼うことになったのも、娘の情熱と本気度にほだされたからに他なりません。
親バカかもしれませんが、次女の行動力と思考力に感心しました。
普通に正面から「ハムスターが欲しい」と言ってもまず親は動きませんが、サンタにお願いすると言えば考えざるを得ません。
ひょっとしたら最初からサンタに持ってきてもらうのではなく、とっかかりとしてサンタを利用したのではないかと邪推している今日この頃。
ともかく、ハムスターはとっても可愛らしく、夜中も音は静かで睡眠を妨げることもなかったので、飼って良かったと思っています。
次女が「おとうさん、あずきのかわいい写真撮ってね!」というので「何に使うの?」と聞いたから「死んだ時に飾るの」って。
まだ飼ったばかりやん!先読みしすぎ(笑)
ほな!おおきに!