ノマサラ

古生物のサイズが実感できる!書評「リアルサイズ古生物図鑑」

先日のAmazonプライムデーで書籍が10%ポイントバックだったので予約注文した「リアルサイズ古生物図鑑」。発売の発表があったときにはFacebookで意識高い系の方がこぞって絶賛されていたのですが、価格が3,456円と結構高く、すぐにポチるのを躊躇し、「欲しいものリスト」に入れていました。生きていくのに全くなくても困らないといえば困らない類の書籍。もちろん、こういった知識が教養となるわけですが…。本日届きましたので、レビューします。

リアルサイズ古生物図鑑」のリアルサイズを実感していただけるよう、iPhoneSEを横に並べてみました。

 

厚みはiPhoneSE約2つ分ぐらい。全208ページ。

 

技術評論社の図鑑だけあって、紙質は抜群。古生物が現代のものと対比されている写真はどれもオシャレでひと目でサイズ感を把握できるものばかり。3,456円という価格も納得できます。新しいもの好きで好奇心旺盛な次女はこの図鑑をみて「へぇ〜!」「うわぁ〜!」と素晴らしいリアクション。これだけで買った甲斐があったかも。

 

古生物を知ったところで、あまり人生の役に立ちそうにはありませんが、大昔にこのような生物が生きていたのかと想像を巡らせるとロマンを感じます。夏休みの自由研究として、この本を参考にしながら、自分で実物大の古生物の絵を書いてみるのも面白いかもしれません。知識と教養を高めるべく、ぜひ本棚に加えてみてはいかがでしょうか。

 

リアルサイズ古生物図鑑」巻頭の著者挨拶(抜粋)

はじめに。そして、この本の楽しみ方

地球史最初期の生命は、顕微鏡を使わなければ見えないような小さな サイズでした。それから数十億年の歳月を経て、ヒトの肉眼で確認でき るようなサイズの生命が生まれるようになったのは、今から約6億年前のこと。その後、少しずつ、生命の中には大きなサイズのものが現れるようになります。
さまざまなサイズをとるようになった生命は、その姿をみるだけでもワクワク、ドキドキするもの。とくに現生種のいない古生物には、なんとも言えないロマンがあるもの。図鑑を開けば、多種多様な姿があなたの知的好奇心を刺激することでしょう。

こうした図鑑で、ともすれば忘れてしまいそうなものが「スケール感」 。単体のイラストや、各時代のさまざまな場面を復元したイラストでは、はたして、その古生物がどのような大きさなのかがピンとこないことがあります。もちろん、図鑑等では「全長1m」「頭胴長3m」といったよう に、「数字」は記載されています。しかし、数字だけではチョット……。
そこで、この「リアルサイズ古生物図鑑シリーズ」。さまざまな時代のさまざまな古生物を、現代の(身近な)風景に配置してみました。 一般的な図鑑に登場するあの古生物が「実はこんなに大きかった!(小さかった!)」という「サイズ感」を直感的にみなさまにお伝えできればと思います。

最初にお断りをしておくと、古生物のサイズは化石とその分析によるもので、現実の話としては資料によって差があります。本書では、そうした資料の中で「代表的なサイズ」とみられるものを採用しました。もっとも生物ですので、そもそも「個体差」というものがありますから、厳密な意味での“サイズ資料”ではありません。あくまでもサイズ「感」 をシンプルにお楽しみいただければと思います。なお、いくつかの“現代イラスト”には、メインとなる古生物のほかに、他のページの古生物 が「等縮尺で」紛れ込んでいます。どんな古生物がどこに紛れ込んだのか。 ぜひ、前後のページと比較しながら、古生物間の比較もお楽しみください。

 

ほな!おおきに!

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