そろそろボーナスの季節がやってきます。早い会社はもうすでに支給されたところもあり、今年の夏のボーナスの平均支給額はバブル以降で過去最高とのこと。ただし、景気が良くなった実感がしないのはワタクシだけでしょうか。
ワタクシの勤め先は先日ボーナスが支給されました。明細を見ると確かに支給額はバブル以降で過去最高なのですが、税金やら厚生年金保険料やらなんだかんだ引かれて、手取りとなると以前とあまり変らない金額になっています。知らない間に所得税はじめ雇用保険、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料など料金がどんどん上がっており、これからも税金などはおそらく下がることはないでしょう。
とは言っても、やはりボーナスはありがたいもの。貯蓄は月々給与天引きにしてあるので、ボーナスはほんの少しだけ貯蓄した後は、人生を豊かにするために使っています。新社会人のみなさんは初めてのボーナスになりますが、決して貯金はせず、投資するなどして全部使い切ってしまいましょう。投資と言っても金融投資だけではありません。まずは自分に1/3を投資、残り1/3を今まで世話になった両親に、さらに残り1/3は今までお世話になった方々や寄付などしてみてください。
もし30万円もらっていたとしたら10万円ずつ、それぞれに使ってみてください。自分への投資として一番効率がいいのは「本」であり、これはいつの時代にも絶対に揺るぎません。次は旅行などもいいのですが、すぐに効果があるのは仕事の際に使うデジタルガジェットになります。会社から支給されるものでも仕事はできなくはないのですが、効率を上げるためにはやはり自腹で道具を揃えなければなりません。イチロー選手も道具は全て自分で納得のいくものを使っているはず。どんな分野でもプロである以上は使う道具にこだわらなくてはなりません。事務仕事の場合、文房具でも相当違ってきますが今回はデジタルガジェットにスポットを当ててオススメのアイテムをご紹介します。総額は10万円以内で収まりますのでちょうど予算内で買えるように組んでみました。
ロジクールMX ERGO
マウスの代わりとして使うトラックボールが超絶便利。一度トラックボールを使うと手首をあちこち動かさなくてはならないマウスにはもう戻れません。特に画面が広いほどその差は大きくなります。数年前からロジクールのm570というトラックボールを使っていましたが、新しく高級機としてMX ERGOが発売され、乗り換えました。操作性がさらにアップしておりますので価格差は倍以上違いますが、どうせ買うならMX ERGOをオススメします。Bluetoothでも無線USBコネクタどちらでも使えますのでほぼすべてのパソコンに対応しています。価格も発売当初よりかなり下がり一時は8,000円を切っていたのですがなぜか最近は価格が上がっています。もう少し様子を見てから購入してもいいかもしれません。
ちなみに自宅と職場とひとつずつ購入しております。最初は自宅だけだったのですが、一度MX ERGO使い始めたらm570tと質感が全く違うので…。
外付キーボード
おそらく、会社で支給されるパソコンはノートパソコンのはず。Macならそのままのキーボードでも打鍵感は問題はありませんが、Windowsのパソコンの中には反応がとてつもなく悪いキーボードを搭載した機種があります。いかにスムースにミスタッチなく打鍵できるかどうかで効率は格段に違ってきます。
そしてノートパソコンのキーボードを使うと目線が下がり姿勢が悪い状態で使うことになり腰痛や眼精疲労の原因になります。これらの問題は外付キーボードを使うと簡単にほぼ解消できます。キーボードはピンからキリまであり、やはり価格によって使い心地が全然違ってきます。ワタクシはプライベートでは約2万円の東プレのRealForceを使っています。今のところ、これを超えるキーボードはなく、もう10年目ですが全く問題なく毎日のように使っており、完全に元は取りました。
ワタクシが使っているモデルはこちら。すでに廃盤のため価格が上がっています。親指シフトをするならこれになります。
最新のキーボードがこちら。親指シフトをしないのであればこちらで問題ありません。
一方、会社ではロジクールのワイヤレスキーボードK270を使っています。こちらは2千円ほどですが、そこそこ打鍵感も良く、ワイヤレスのため取り回しが便利なので、こちらも長年愛用しています。この価格帯のクラスでは断トツにオススメ。東プレ、ロジクールどちらかにするかは予算と仕事の環境によってどちらを使うか選べばいいと思います。
外付モニター
さらに効率を上げるのに効果的なのが22インチ以上の外付モニター。たいていのノートパソコンの画面サイズは15インチ以下のため作業領域が狭く、エクセルなどは縦横に頻繁にスクロールしなければなりません。そこで22インチ以上の外付モニターが活躍します。22インチ~のメインモニターと15インチのサブモニターのデュアルモニターにすれば作業効率は一気に数倍になるといわれています。24インチあればたいていのエクセルの表は一画面で表示できますし、サブモニターに違うアプリを立ち上げながら同時並行的に作業することもできます。
ただし、この二つに関しては会社によっては許可が下りない場合もありますので、確認してからにしましょう。なお、モニターは新品でも1万円強で購入できますが、企業の払い下げ品などの中古であれば5千円ほどで購入することができます。名古屋なら大須にある中古PCショップ「ショップインバース 名古屋店」がオススメ。
ちなみに自宅の書斎はこんな感じ。
TANITA バイブレーションタイマー
絶対達成コンサルタントの横山信弘氏のセミナーで仕事の効率をあげるアイテムとして紹介されたのがTANITAのバイブレーションタイマー。人間の集中力は20分程度しか持たないため、長い時間続けて仕事をするのではなく、20分おきに違う業務をしたり、一息ついて軽く深呼吸などでリフレッシュすることが肝心。また定型の作業にどれぐらいの時間がかかるかを把握しておくと、細切れ時間を組み合わせるのにとても役立ちます。例えば、次の会議まで10分時間が空いたとしたら、10分以内でできる業務をこなせば仕事がひとつ片付きます。作業時間を把握していないとダラダラと時間が過ぎてしまい効率が落ちます。
このキッチンタイマーはサイズがコンパクトなので胸ポケットに入りますし、バイブレーション機能が付いているので他の人の迷惑になりません。ひとつ持っておくと便利なのでとてもオススメ。
iPadmini5+ApplePencil
先日発売された新型iPadmini(5)。iPadmini2→iPadmini4と使い続けており、片手で持てるこのサイズが数あるiPadの中でも一番便利だと思います。新型iPadminiはApplePencilが使えるようになり、さらに便利になっています。ちょっとした手書きのメモやPDFに手書きで校正したい場合など重宝します。
なお、購入の際はWi-Fiモデルではなくセルラーモデルを選んでください。格安SIMのデータプランであれば月額700円~ぐらいで使用できます。iPadminiは持ち歩いてなんぼのアイテムなので出先でパッとネットに繋がる利便性を考えたら絶対にセルラーモデルがオススメ。容量は動画を扱わないのであれば64GBあれば十分なので60,800円になります。なお、SIMフリーのセルラーモデルはAppleストアでしか購入できません。一応、Wi-Fiモデルのリンクを貼っておきますが、ぜひセルラーモデルをチョイスしてください。
以上、厳選した仕事の効率を圧倒的にアップさせるアイテム5選をご紹介しました。執筆時点ではロジクールのワイヤレスキーボードを選択したパターンで98,327円とほぼ10万円になります。もしあなたがiPhoneを使っているのであれば、上記5つに加えてAppleWatchも超絶オススメいたします。ただし、予算は10万円を超えてしまいますが…。
※このときはROLEXは使わないかもと書いてますが、最近は左手にROLEXなどの高級時計、右手にAppleWatchをつけて両方とも使っています(笑)
なお、これらはハードウェアで効率を上げる方法ですが、それ以上にソフトウェアを使いこなすスキルが問われる時代になってきています。両方が揃うと飛躍的に向上しますので、日々勉強を怠らず、常に最新の情報を収集しつつ、アップデートしていきましょう。もしあなたが一日千文字以上の文章をキーボードで打つのであれば親指シフトを習得することを強くオススメします。ハードルは少々高いですが、一度覚えしまえば一生使える強力なスキルとなります。ローマ字入力に比べて少なくとも1.5倍のスピードで入力が可能になり、頭の中でローマ字に変換する必要がないため、思考を淀みなく文章にすることができます。
最後は少々余談になりましたが、新社会人の方はもちろん、社会人の方はぜひ上記アイテムを購入してデキる社会人を目指してください!
ほな!おおきに!