一昨年は年間で111本、昨年は55本の映画を鑑賞しました。今年も年間50本以上かつ毎月映画館で1本以上鑑賞することを目標に掲げました。新年1本目は映画好きの方々がこぞって絶賛している「フォードVSフェラーリ」を鑑賞してきました。
レースシーンが大迫力でIMAXレーザーで観るべしという情報を得ましたので、109シネマズ名古屋へ。20時10分からのレイトショーだったので割引があり1,900円で鑑賞することができました。結論から言うとIMAXレーザーで鑑賞して大正解。映像はもちろん、エンジン音や車体がぶつかり合う音など轟音が響き渡り臨場感抜群。まるで映画の世界に入り込んだような没入感が得られます。どうせ観るなら少々料金が上がりますが絶対にIMAXレーザーがオススメ。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、企業のエゴやマーケット戦略とはまったく別の次元 で並外れた情熱、執念、勇気をほとばしらせた男たち、元レーサーのカー・デザイナー「キャロル・シェルビー」と型破りなドライバー「ケン・マイルズ」を中心に熱いドラマが展開されます。フォードやフェラーリをはじめ旧車が完全に再現されていることにも驚愕します。フォードの車には全く興味がなかったのですがめちゃくちゃカッコよく、こういう時代もあったんだということを知りました。
ハリウッドを代表するマットデイモンとクリスチャン・ベールの二大実力派俳優も魅力的ですが、ケン・マイルズの妻モリー・マイルズ役のカトリーナ・バルフが超キュート。可愛さをもちつつカッコ良くて惚れてしまいました。出演している作品を片っ端から垂直鑑賞してみるつもり。
イントロダクション
元レーサーのカー・デザイナー、キャロル・シェルビーのもとに、巨大企業フォードから信じがたいオファーが届 く。それはル・マン24時間レースで6連覇中の王者、フェラーリに対抗できる新たなレースカーを開発してほしいとの依頼だった。心臓の病でレース界から身を退いた苦い過去を持つシェルビーは、そのあまりにも困難な任務に挑むため、型破りなドライバー、ケン・マイルズをチームに招き入れる。しかし彼らの行く手には、開発にお けるメカニックなトラブルにとどまらない幾多の難題が待ち受けていた。それでもレースへの純粋な情熱を共有する男たちは、いつしか固い友情で結ばれ、フェラーリとの決戦の地、ル・マンに乗り込んでいくのだった…..。
本作は伝説的な1966年のル・マン24時間レースを題材にしているが、ふたりの主 人公キャロル・シェルビーとケン・マイルズはサーキットの外でも厳しい戦いを強いられ た。とりわけフォードによるフェラーリ買収交渉が破談したことに端を発する大企業同 士の確執は、共に人生のターニング・ポイントに差しかかっていたシェルビーとマイルズの運命を大きく変えることになった。そんな実際にあったフォードとフェラーリの「企業戦 争”の裏側をリアルに描く本作は、企業のエゴやマーケット戦略とはまったく別の次元 で並外れた情熱、執念、勇気をほとばしらせた男たちの生き様を、熱くドラマティックに、 描き出す。今よりあらゆる意味ではるかに危険で挑猛だった1960年代のモーターレースの迫力を追求したレース・シーンの数々も圧巻で、まさしく本物の感動と興奮を呼び、 起こす実録エンターテインメントが完成した。
ハリウッドを代表する二大実力派スターの初共演が叶ったことも、本作の大きな話 題である。数々の名車を世に送り出した天才カー・デザイナーとして、歴史にその名を 刻むキャロル・シェルビー役に「オデッセイ」のマット・デイモン。妥協を一切許さない無 鉄砲な性格ゆえに多くの災いを招きながらも、ずば抜けたドライビング・テクニックで サーキットを疾走するケン・マイルズ役に「ダークナイト」のクリスチャン・ベイル。逆境」 から這い上がる男たちの信頼、友情のドラマを体現したふたりの一挙一動から目が離 せない。
そしてメガホンを執ったのは、『17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 『3時10分、決断のとき」「LOGAN/ローガン」など、多彩なジャンルのヒット作を手がけてきたジェームズ・マンゴールド監督。極限のダイナミズムと豊かな人間味を映画に吹き込み、今の時代に伝えるべき実話をスクリーンに輝かせるその手腕は特筆に値する。
ストーリー概要
気鋭のカー・デザイナーとして活躍するキャロル・ シェルビー(マット・デイモン)のもとに、アメリカ最大 の自動車メーカー、フォード・モーター社から思いがけ ないオファーが届く。それはル・マン24時間耐久レー スで、モータースポーツ界の頂点に君臨するイタリアのフェラーリ社に勝てる車を作ってほしいという途方もない依頼だった。
その背景には、フォードの会長であるヘンリー・ フォード2世(トレイシー・レッツ)の憎悪にも似たフェ ラーリへの対抗心があった。フォードでマーケット戦 略を担当するリー・アイアコッカ(ジョン・バーンサル) は、若い世代のユーザーを魅了する速くてセクシーな 車を売り出すべきだとフォード2世に進言し、フェラーリの買収計画を進めてきた。ところが契約成立直前、 レース部門を手放したくない創業者のエンツォ・フェ ラーリ(レモ・ジローネ)が態度を翻して交渉は決裂。 エンツォの傲慢な振る舞いに激怒したフォード2世 は、打倒フェラーリに燃えて新たなレースカーを作る よう命じ、それを受けてアイアコッカはシェルビーに白 羽の矢を立てたのだ。
1960年から直近の1965年までル・マンを6連覇中 のフェラーリは、モータースポーツ界の絶対王者であ る。しかも悪天候に見舞われようと昼も夜も24時間ぶっ通しで過酷なコースを走る車には、並外れたス ピードと頑丈さが要求される。それでもフォードの“本 気”を感じ取ったシェルビーは、不可能とさえ思えるオ ファーを受諾した。かつて1959年のル・マンにアスト ン・マーチンで参戦し、アメリカ人レーサーとして初め て優勝した経験を持ちながらも、心臓の病によって無念のリタイヤを余儀なくされたシェルビーの胸の奥底には、今なおレースの世界への熱い思いがっていた。次のル・マンまでわずか90日しか準備期間がないシェルビーが真っ先に足を向けたのは、凄腕のイギリス人ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)のもとだった。 自らが営む自動車修理工場を国税局に差し押さえられ、生活が行きづまっていたマイルズは、妻モリー(カトリーナ・バルフ)とひとり息子ピーター(ノア・ジュプ)にも背中を押 され、シェルビーの無謀な挑戦に加わることを決意する。
こうしてシェルビーとマイルズは史上最高のレーシングカーを生み出すため、フォードGT40の抜本的改良とテストを重ねていく。しかし妥協を知らないマイルズの歯に衣着せぬ言動は、フォードのレーシング部門の責任者に就任した副社長レオ・ビーブ(ジョシュ・ルーカス)の反感を買ってしまう。マイルズを除外しようとするビーブの思惑を察した シェルビーは、巧みな機転を利かせてフォード2世に直談判し、ミッション達成に必要不可欠なマイルズを守ることに成功。レースへの純粋な情熱を共有するシェルビーとマイルズは、いつしか固い友情で結ばれていた。
やがて前哨戦のレースで結果を出したシェルビーらは、いよいよ決戦の地、フランスのル・マンに乗り込んでいく。しかし、マイルズが乗り込んだフォード1号車がフェラーリとの壮絶なデッドヒートを繰り広げるなか、理不尽な大企業の論理をふりかざすビーブがまたしても横やりを入れてくるのだった……。
全米初登場第1位という作品は山ほどありますが、この作品は本当に素晴らしいのでスポーツカー好きの方はもちろん、そうでない方もぜひ映画館へ足を運んで大画面で鑑賞してみてください。繰り返しになりますが鑑賞するならIMAXレーザーもしくは4DXをオススメいたします。ドルビーアトモスも高音質なのですが、まだ不具合が多く各地で上映中止が相次いでいますのでこちらはオススメいたしません。
ほな!おおきに!