ノマサラ

始業式は9月が適切だと思う3つの理由

昨日から寒波がやってきて全国的に大雪になっています。北海道、北陸は猛吹雪で、驚異的な積雪、それ以外の関東、東海、山陰地方の平野部でも10〜20cm以上積りました。こうなると普段雪が積もらない地域の交通は麻痺します。ちょうどセンター試験が開催されており受験生はたいへんな目にあっています。

以前からなぜ、この時期に試験があるのだろうと疑問に思っていました。4月に始業式があるから逆算するとこの時期になるのは当たり前なのですが海外では9月が始業式のところが多く、日本もそうしたらいいのではないかとずっと思い続けています。

そこで始業式は4月より9月の方が適正な理由を3つあげました。我が子は今、9歳と6歳。なんとか娘たちが受験までには9月スタートになればと願っています。以前からも識者の間では9月スタートにすべきという方が多かったので、これがムーブメントのきっかけになればと願っています。

1.雪が降る可能性がある

何年かに1回、ちょうどセンター試験の日に大雪が降って交通機関が動かず試験が受けられないといったことが起こっています。天気予報を見て前もって動けば問題ないと言う方もおられますが、普段雪が降らない地域で大雪が降ると交通機関は麻痺します。慣れていない人間が雪道を歩くのは、それだけで体力を消耗し疲れます。スノーブーツなども持ってないでしょうし、試験会場に着いた頃には履いていた靴は冷たくびしょ濡れでもう気分は最悪。余分な体力を使い、本来の力を発揮できない学生も多いでしょう。9月スタートなら試験は6月開催となりますので、まだ台風は来ないし、天気が悪くても大雨が降る程度。全然冬場とは気候の環境リスクが違います。降雪のリスクを回避するためにも9月スタートが適切ではないでしょうか。

2.インフルエンザ、胃腸風邪が流行する時期である

冬場は気温が低く空気が乾燥し、インフルエンザ、胃腸風邪などが流行します。今年は特に胃腸風邪が猛威をふるい、幼児はもちろん、大人の間でも大流行しました。インフルエンザも大流行というほどではないものの、やはりこの時期は増えます。規則正しい生活をして免疫力を上げ、手洗い、うがいをしていれば防げるとは言うもののほとんどの受験生は遅くまで勉強し、早起きして学校に行かなければならず、どうしても免疫力が落ちがち。

9月スタートにすればインフルエンザや胃腸風邪の心配はほぼありません。こういった流行性のインフルエンザや胃腸風邪のリスクを回避するためにも9月スタートが適切ではないでしょうか。

3.欧米の学校の始業式は軒並9月スタートである

アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国はほとんどは始業式は9月スタート。事実上、世界のスタンダードは9月始まりということになります。今後グローバル化される中、留学する学生も増えていきます。そういった時に始業式のタイミングがずれているのは障害になります。約5ヶ月無駄にしなければなりません。また、海外から先生を呼ぶときにもこの問題は発生しますので優秀な人材が集まりにくいという話も聞きます。欧米の学校を始めとする世界のスタンダードに合わせるためにも9月スタートが適切ではないでしょうか。

桜の季節に入学式という光景も捨てがたいし、時期を変えることにより最初は色々な問題が発生するかもしれませんが、世界における日本の地位を向上させるためには始業式は9月スタートが適切ではないでしょうか。このブログが文部科学省のお偉いさんに届いて変わることを願っております。

最後に、今年受験のみなさま、大雪に負けず今まで学んだことを全力で出し切ってください。幸運を祈ります。

ほな!

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