自宅から歩いて15分ほどの場所にあり、氏神様でもある熱田神宮。三種の神器の一つ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が奉納されているといわれている由緒ある神社。毎月1日には朔参りをして日頃の感謝を伝えにいきます。一昨年10月からはあつた朔市が行われ、回を追う毎に盛り上がってきています。
普段、参拝する時は本宮だけ、もしくは本宮と上知我麻神社、別宮八剣宮しかお参りしません。しかし昨年末から体調を崩し、先日何とかお陰様で回復したので、お礼がてら全部のお社を廻ってきました。以前から一度廻ってみたいとは思っていたものの、たくさんありすぎて、つい先延ばしになっていました。正月に本宮内を参拝した際に境内の案内図をいただき、それを元に今回、全28箇所を廻ってきました。事前に小銭をたくさん用意して、全ての賽銭箱に入れることができました。では、28のお社を紹介します。(賽銭箱は24箇所)所要時間は写真を撮りながらで約2時間弱だったので、参拝だけなら1時間少しあれば廻れます。
本宮(ほんぐう)
ご祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)。三種の神器奉斎のお社で、社殿は伊勢の神宮とほぼ同様の神明造り。
土用殿(どようでん)
明治26年の本殿御改造までは草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を奉安していました。
御田神社(みたじんじゃ)
ご祭神は大年神(おおとしのかみ)。
清水社(しみずしゃ)
ご祭神は水をつかさどる神さまの罔象女神(みずはのめのかみ)。平家の武将であった平景清が目を患った折、この神様に祈り、湧き水で清めた処、霊験あらたかであった事から眼病平癒の信仰が篤く、眼や肌に良いという信仰が伝わります。
お清水(おしみず)
湧き水の中にある苔むした石は、享禄の古図(1529年頃)にも描かれている楊貴妃の石塔の一部との説もあります。三度水をかけて祈願すると願い事が叶うとか、この水で肌を洗えば綺麗になるといわれています。
龍神社(りゅうじんじゃ)
一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)
熱田大神(あつたのおおかみ)の荒魂(あらみたま)をおまつりしています。
東八百萬神社(ひがしやおよろずじんじゃ)
西八百萬神社(ひがしやおよろずじんじゃ)
大幸田神社(おおさきだじんじゃ)
内天神社(うちてんじんじゃ)
六末神社(ろくまつしゃ)<下記6つの神社の総称>
(乙子神社)
(姉子神社)
徹社(とおすのやしろ)
南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
ご祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)で、境内唯一の朱塗りのお社。
曽志茂利社(そしもりしゃ)
楠御前社(すくのみまえしゃ)
「子安の神」「お楠さま」とも呼ばれます。心身の病を治し、殊に安産の神様としての信仰が伝わるお社。
孫若御子神社(ひこわかみこじんじゃ)
ご祭神は天火明命(あめのはあかりのみこと)は尾張氏の始祖であり、天照火明命、天照玉命とも称されます。明治初年に海蔵門内の西側に鎮座していたのをこの地に遷座しました。
日割御子神社(ひさきみこじんじゃ)
ご祭神は天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)。この地は太古水際に張り出た洲崎の名残で干崎(ひさき)と言われていました。記録によれば古くは日破明神と称され、江戸時代初期の慶長年間には堀尾吉晴が当社の造営を行っています。
事代主社(ことしろぬししゃ)
ご祭神は事代主(ことしろぬし)、別称えびすさま。御神穂は商売繁盛、大量満足、家内安全、福徳円満。
大国主社(おおくにぬししゃ)
ご祭神は大国主(おおくにぬし)、別称だいこくさま。御神穂は商売繁盛、豊年満作、家内安全、福徳円満。
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
「知恵の文殊さま」とも呼ばれ、命名・学業成就の信仰が伝わるお社。正月五日の「初えびす」は、新春吉兆の福運を授かろうとする参拝者で終日賑わいます。
別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
和銅元年(708年)に鎮座され、ご祭神は本宮とご同前、信長、秀吉、家康などの武家が崇拝したお社。
菅原社(すがわらしゃ)
ご祭神は学問の神様、菅原道真公。社前には学業成就、入試合格、願望成就、知恵授けなどの祈願絵馬が数多く掛けられています。
下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)
ご祭神は真敷刀俾命(ましきとべのみこと)。古くから旅行安全の信仰が伝わるお社。
以上、熱田神宮内の全29のお社を紹介いたしました。今後、コンプリートツアーを開催しようかと思案中。小銭がたくさん要りますが…。
ほな!