何とも長いタイトルになってしまいました。モノやサービスを販売することを生業にしておりますが、最近ちょくちょく感じる残念なことがありますのでブログに書きます。
店舗の特性上、年配の方、特に女性のお客様が多く主要顧客となっています。団塊の世代以上の方は年金も潤沢ですし資産も持っていますので色々お買い物していただいております。つい先日もあったのですが本人は喜んで買って帰ったら金額が高いというその理由だけで返品されられに来ました。
約30万円のおしゃれウィッグだったのですが自宅に帰って子どもに見せたら「そんな高いもの買ってきて!返して来なさい!」と言われたとのこと。押し売り販売でもなく本人は若くなったと喜んで帰られたのですが子どもに反対され、負けてしまったみたい。
本人は金額も含めて納得して買ったのに子どもが反対するというケースが増えています。ねずみ講やキャッチセールスに騙されたのなら全力で返品させるべきだと思いますが、きちんとしたお店で本人が納得して買ったならどうかお金を使わせてあげてください。親が自分で稼いだお金、もしくは手に入れたお金なら尚更。
金額だけで反対して返品させるという行為は「本人」「販売担当者」「店舗担当者」「取引先担当者」の4人を落ち込ませさらに経済を落ち込ませます。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の3方よしの真逆の行為になります。
これから日本はどんどん人口が縮小しそれに伴って経済も縮小していきます。資金を持っている団塊の世代がまだ健在だからそれなりに経済が動いていますが「金額が高い」という理由でこの世代が子どもに反対されて買い物や旅行などをしなくなったら日本経済はより一層落ち込みます。
どうか、詐欺にあってる場合や子どもに養われている場合を除いてはおばあちゃん、おじいちゃんが楽しんで買い物をしている行為を止めないでください。お金は墓場に持って行けませんし、親のお金は自分(子ども)のお金ではありません。自由に使わせてあげてください。
ほな!