7年前にキーボードの入力をローマ字入力から親指シフトへ移行しました。きっかけをいただいた「ものくろ」さんこと大東さんには感謝、感謝。
タイピング速度が理論上1.7倍になることもメリットですがそれ以上にいちいち頭の中でローマ字変換することなく文章を綴れるのが快感かつ大きなメリット。一文字一音打鍵がこれほど快適だということは体験してみないとわかりません。ただし、キーの配列が全く今までとは違うためその位置を覚えて習得するにはかなりハードルが高く途中で挫折する人が跡を絶ちません。
習得のポイントは親指シフトを始めたら完全に習得できるまで何が何でもローマ字入力をしないこと。完全習得してしまえばバイリンガルのようにどちらでも打鍵できますが習得の途中で混ぜると親指シフトは身につきません。
親指シフトのスタート時はローマ字入力のタッチタイピングをできている人の場合、1/10程度まで速度が落ちます。例えるなら自転車でスイスイ漕いでいる状況からヨチヨチ歩きぐらいになります。
なので始めるタイミングが重要になります。仕事が忙しい時に始めると確実に挫折するので閑散期や正月、ゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウイークなど仕事が休みの時に始めるのが理想的。
ワタクシは個人の連休が始まった時にスタートし何とか配列を覚える段階まで習得。仕事が始まってからは普段の倍以上の時間がかかりましたが何とか凌ぎました。文章量が多いときはスマホのフリック入力を使い、絶対にローマ字入力は使わないようにしました。
3週間でほぼ習得しそこそこ打てるようになり3ヶ月でローマ字入力の速度を超えました。この時点ではまだ時々使用頻度の低い小さい「ぁ」とかの位置を忘れて配列表を見て探すようなことがありましたが半年を過ぎた頃からはそういったことも無くなりました。
毎日ブログを書く生活になり、7年前に親指シフトに移行して本当に良かったと改めて実感しています。さて、今回の本題ですがMacBookProとiMacを使っているのですが、以前iMacで親指シフトを使うためのエミュレータであるKarabina ElementとLacailleを使っていたのですがアップデートしたらなぜか最上段の記号がズレたり出なくなったりしました。通常親指シフトしながら「4」を打鍵すると【「 】が出るのですが【 」】が出て、「5」を押すと本来だ出る【 」】ではなく他の記号が出るようになってしまいました。また「8」「9」の【( 】【 )】も右に一つずつズレてしまいます。
リインストールしたり、色々設定を触ったのですが改善できず、Faecebookの親指シフトのグループにも投げかけてみましたがわからずそのまま放置しておりました。「」や()を使う頻度はそう多くはないのと基本的にはMacBookProで文章を書いているのと、とりあえず「かっこ」と打てば「」が表示されるためそれで凌いで先送りにしていました。
先日、少しまとまった時間が取れたため再度、修復を試みました。色んなブログを調べましたが同じような症状の方は見つからなかったものの多くのブログを読んでいたら何となくヒントが見えてきました。
結論から言うとKarabina ElementとLacaille双方の設定を直す必要がありそれで解決策が複雑になっていました。自分への忘備録を兼ねてポイントとなる設定の画面を貼っておきます。ポイントはLacailleのキーマッピングを再度読み込むこととVirtual KeaboadのCountryCodeを1にしておくこと。どうやらここが違う数字になっていたのがそもそもの原因だった模様。
これで今後同じような症状が出たとしても復活できるはず。ここまで辿り着くのに三ヶ月以上放置していましたがやっと解決できてスッキリ。この現象が起きてから文章の下書きはMacBookProで書くことが多くなっていましたが今後はiMacで書くことが増えそうな気がします。何と言ってもRealforceのキーボードは断然打ちやすいので…。
高級キーボードと親指シフトの組み合わせはライティングなどの仕事をしている方にとっては最強のツール&スキルになりますのでぜひチャレンジしてみてください!
なお、親指シフトに向いているキーボードは限られますので購入の際はご注意ください。見分け方としてはスペースキーとかなキーの境目が「B」の右側〜「M」の左側までにあればオッケー。MacBookシリーズは境目が「M」の左側にあるのでギリギリセーフ。
もう少し右手を右側にずらしたい場合は大東さんが作ったorzレイアウトを使えば問題なく使うことができます。一人でも多くの方が親指シフトユーザーになって楽にタイピングできる人が増えるのを願っております。あと、デュアルモニターで使っている人にはトラックボールがオススメ。手首を動かすことなく一瞬で端から端までポインタをコントロールできます。
ライティングの仕事、執筆の仕事をしている方なら絶対に身につけておくと一生モノのスキルになります。興味がある方はお声がけいただければレクチャーいたします。
ほな!おおきに!