今回は、先日、6年半ぶりに自転車を買い替えて、約ひと月乗ってみた感想をお伝えします。
以前も乗っていたGIANT ESCAPE RX1から、最新の2025年モデルGIANT ESCAPE RX1 DISCへの買い替えとなりました。
前の自転車は毎月、多いときで200Km走行し、メタルのチェーンが切れ、スポークも何本か折れて、乗りつぶしての買い替えとなりました。
外観の印象
まず目を引いたのは、2025年モデルのデジタルブラープルというカラーリング。
角度や光の加減で青から紫に変化する美しい塗装は、街中で乗っていても目を引くような氣がします。
以前のモデルと比べて、より洗練されたデザインになった印象を受けました。
フレームとフォーク
新しいESCAPE RX1 DISCは、GIANTの独自工法によるALUXX SLアルミフレームを採用しています。
このフレームは高い剛性と軽さを両立し、ロードバイクに迫る走行性能を実現しています。
また、リアセンターを5mm伸ばす新設計により、快適性と安定性が向上しているのを体感できました。
フォークは、以前のモデルと同様にフルカーボン製。
下側1-1/4のテーパーコラムを採用することで、ステアリング剛性と軽量性を両立しています。
これにより、コーナリング時の安定感が増し、より自信を持って安全に操作できるようになりました。
コンポーネント
ドライブトレインは、ロードバイクミドルグレードのShimano TIAGRA(2×10速)を採用しています。
変速の精度や操作感は以前のモデルから大きく向上し、街乗りからロングライドまで幅広いシーンで快適に使用できます。
特筆すべきは、油圧式ディスクブレーキの採用。
以前のモデルはリムブレーキでしたが、ディスクブレーキになったことで制動力が格段に向上しました。
特に下り坂での安心感が違います。
雨天時は、できるだけ乗らないようにしていますが、最近は、突然の夕立が降ることもあり、そういった時でも安心。
また、ブレーキングの際の繊細なコントロールも可能になり、より安全に乗ることができるようになりました。
乗り心地
D-FUSEカーボンシートポストの採用により、路面からの振動をうまく吸収してくれます。
長時間乗っていても、以前のモデルよりも疲れにくくなったと感じます。
また、30Cのワイドタイヤを標準装備しているため、悪路での安定性も向上しています。
重量は11.0kg(Mサイズ)と、クロスバイクとしては軽量な部類に入ります。
以前のモデルと比べても若干軽くなっているようで、軽快に走れる感じがします。
オプションパーツ
泥除け、LEDライトは前車のものをそのまま、引き継ぎました。
ただし、後方用の赤色ライトは、カバーが外れて無くなったものを、ビニールでカバーして使っていたので買い替えました。
スタンドは、新しく購入。シンプルで軽量。
今回、ディレイラーのガードを取り付けて、倒れたときにギアに当たらないようにしました。
バルブは標準のプラスチックからアルミのアルマイト処理したものへ変更。
氣のせいかもしれませんが、タイヤの空気の持ちが良くなりそうなのと、カッコよさが氣にいってます。
ヘルメットは、以前乗っていたときに、ロックを通さず、ハンドルに掛けていたら、盗まれました。
かなり年季が入っていたので、誰も取らないだろうと思っていたのですが…。
というわけで、Amazonで購入。
盗難防止策
高級クロスバイクは、盗難の可能性があり、Airタグを一見わからないところに仕込んでいます。
前車も、一度、盗難にあったのですがAirタグのおかげで発見することができました。
Airタグがあれば、現在地がひと目でわかるので、盗難されたとしても、警察へ通報して、発見される可能性が格段に高くなります。
簡単には切断できないPANASONICのキーロックを付けているので、盗難したところで、そのまま乗るのは難しいと思いますが、バラしてパーツとして販売する悪い輩もいるみたいなので…。
使用感
1ヶ月使用してみて、この自転車の versatility(多用途性)に驚かされました。
通勤や買い物といった日常使いはもちろん、10kmちかいロングライドでも快適に乗ることができます。
特に、ロードバイク譲りの走行性能と、クロスバイクならではの扱いやすさのバランスが絶妙。
油圧ディスクブレーキの恩恵は、予想以上でした。急な飛び出しにも素早く対応でき、雨の日でも安定した制動力を発揮してくれます。
これは、特に都市部での走行時に大きな安心感につながります。
TIAGRAコンポーネントの性能も素晴らしく、スムーズな変速と幅広いギア比により、様々な路面状況や勾配に対応できます。
平地でのクルージングから急な坂道まで、常に最適なギア選択が可能。
改善点
完璧な自転車はありませんが、あえて改善点を挙げるとすれば、標準装備のサドルでしょうか。
以前のモデルより、固くなったようで、慣れるのにちょっと時間がかかりました。
また、中央に穴が空いていて、下が見えるので、デザイン的にどうかな…と。
あと、価格が前のモデルより、大幅にアップして154,000円(税込)になりました。
パーツがグレードアップされ、円安なので、仕方がないのは承知していますが、もう少しリーズナブルだとありがたかったかな。
たまたま、名古屋市の金鯱マネーの商品券が10万円分当選し、3万円分お得だったので、多少割引にはなりましたが…。
総評
GIANT ESCAPE RX1 DISC 2025年モデルは、前モデルの良さを継承しつつ、最新のテクノロジーを惜しみなく投入した素晴らしい一台。
クロスバイクでありながら、ロードバイクに迫る走行性能と、日常使いでの実用性を高次元で両立しています。
価格は154,000円(税込)と、決して安くはありませんが、その性能と品質を考えれば十分な価値があると感じます。
クロスバイクとロードバイクの間で迷っている方や、1台で様々な用途に対応できる自転車を探している方には、自信を持っておすすめできる一台。
約6年半ぶりの買い替えでしたが、自転車技術の進歩を肌で感じることができ、毎日の乗車が本当に楽しみになりました。
これからのサイクルライフがより充実したものになることを確信しています。
皆さんも、機会があればぜひ試乗してみてください!ライド・オン!
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。
ほな!おおきに!