豊田市美術館で開催中の「東山魁夷展」に行ってきた







豊田市美術館で開催されている「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」へ行って来ました。東山魁夷は日本画の中では横山大観と同じぐらい好みの絵画なので、とても楽しみにしていました。今回は年に数回しか公開されない御影堂(みえいどう)の障壁画全ての展示をはじめ、これらを創り上げるまでのスケッチなども展示してありました。

豊田市美術館公式サイト

 

唐招提寺は鑑真和尚を祀ってあります。唐から仏教思想を伝えるべく、何度も来日を試み、やっと辿り着いた時には盲目になっていた鑑真和尚。唐招提寺を訪れた東山魁夷が鑑真和尚の行動に感動し、障壁画を描くことを決意したとのこと。

 

第1期は四年の歳月をかけ昭和50年5月に宸殿の間の「濤声」、上段の間の「山雲」が完成。第2期は昭和51〜53年の期間、中国の桂林・黄山へ足を運びながら昭和55年6月に桜の間の「黄山暁雲」、松の間の「揚州薫風」、梅の間の「桂林月宵」が完成。

宸殿の間の「濤声」は変形16面の障壁画で構成されており、見るものを圧倒します。凄まじい迫力で迫ってきます。これを観るだけでもこの展覧会を訪れる価値は十分あります。グッズ販売コーナーではこの展覧会限定品などを中心に東山魁夷をはじめとした日本画関連グッズが並んでいました。今回はクリアファイルとA4サイズのポストカードを購入。

豊田市美術館には、高橋節朗館があり、「漆の彩り・黒と金の幻想」が開催中だったのでこちらも観てきました。総漆器塗りのピアノが目を引きました。

 

その他、抽象の力展、追悼 小嶋悠司 展が同時開催されていましたが、抽象の力展は意味がわからず、追悼 小嶋悠司 展は気味が悪く好みではなかったため、ちらっとみて通り過ぎました。

 

 

招待券、割引券をお持ちでない場合は参合館にある豊田市図書館へ行くと100円割引のしおりが置いてあります。事前に立ち寄ることをオススメいたします。

 

豊田市図書館の3階入口を入って右の奥に置いてあります。

 

なお豊田市美術館の庭園にて5/2(火)5/3(水・祝)は2017SPRING MUSEUM MARKETが開催されております。フレッシュチーズを使用した濃厚で口当たりなめらかな20種以上のフレーバーチーズケーキの「カフェ百時」、石窯を積んだ移動販売車でナポリピッツァを提供している「石釜PIZZA屋台 boccheno」は特にオススメ。美術館鑑賞の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展

会 期 :2017年4月22日[土]-6月11日[日]
開館時間:午前10時-午後5時30分[入場は午後5時まで]
休館日 :月曜日[5月1日は開館]
主 催 :豊田市美術館、中日新聞社、日本経済新聞社、テレビ愛知、ひまわりネットワーク、エフエムとよた
後 援 :愛知県教育委員会
特別協力:唐招提寺
協 力 :長野県信濃美術館 東山魁夷館
観 覧 料
一  般    1,400円 [1,200円]
高校・大学生  1,200円 [1,000円]
中学生以下   無  料
[ ]内は前売り及び20名以上の団体料金/障がい者手帳をお持ちの方(介添え1名)、
豊田市内在住又は在学の高校生及び豊田市内在住の75歳以上は無料[要証明]

 

ほな!