東京・上野の東京都美術館で開催されているボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―へ行ってきました。
ブリューゲルの最高傑作と言われる「バベルの塔」が24年ぶりの来日。次観られるのはいつになるかわかりませんので何としても観たかった美術展のひとつ。東京→大阪の順でで巡回なのでどちらかで観られればと考えておりましたが、東京へ行く機会が先だったので東京都美術館を訪ねました。
東京都美術館は上野公園の奥にあり少し迷いました。改札出てから、なかなか思った場所に辿り着けず。帰りもJR上の駅の改札まで迷ってしまい、かなり遠回りしてしまいました。行ったことがない方は事前に駅からのMAPをしっかり把握してから出かけた方がいいでしょう。
展覧会はボイマンス美術館の所蔵品を中心に展示されており、前半はネーデルランド美術、奇想の画家ヒエロニムス・ボスの作品が油彩画25点、素描10点が並んでおりました。こちらも奇妙ながら素晴らしい作品で、それぞれの絵が示す意味などを確認しながら鑑賞しました。
後半はブリューゲルの作品が並びお目当の「バベルの塔」が奥に展示されておりました。前に人だかりができておりましたので横から並んで順番に鑑賞。思ったよりもサイズが小さく緻密な絵画で細かいところを観るならば単眼鏡は必須。これを機に買ってみました。
さらに奥へ進むと「バベルの塔」を拡大した絵が飾ってあり、より鮮明に鑑賞することができました。これは嬉しい誤算。
その横の部屋では3D(飛び出す映像ではなく立体)で描かれたバベルの塔の映画が上映されていました。実際にバベルの塔の回廊を歩いたり、ドローンで見たような映像でさらにバベルの塔を楽しむことができます。5分ほどの映像でループされているので必見。
グッズコーナーではバベルの塔のポスターと見開きのクリアファイルを購入。
入口の横には漫画家の大友克洋氏が、バベルの塔にインスピレーションを受けて、バベルの塔の内側を描いた「INSIDE BABEL (インサイド・バベル)」という作品が飾られています。意外と見逃してしまいそうな場所にあるのですが、こちらも本家に負けず素晴らしい作品なのでぜひ間近で見てください。
展 覧 会 名
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―会期
2017年4月18日(火)~7月2日 (日)会場
東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36開 室 時 間
9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日
月曜日主催
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、BS朝日後援
オランダ王国大使館、オランダ政府観光局、ベルギー・フランダース政府観光局協賛
ダイキン工業、大日本印刷、トヨタ自動車、みずほ銀行、三井物産、損保ジャパン日本興亜特別協力
東京藝術大学COI拠点協力
KLMオランダ航空、日本貨物航空ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展公式サイト
お問合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
終盤は混雑が予想されますので早めの来場をオススメいたします。東京の会期を逃しても大阪で観ることは可能なので関西にお住まいの方はもう少し待ってもいいかも。
ほな!