愛知県美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」へ遅ればせながら行ってきました。7月7日(金)に行く予定だったのですが、子どもたちが七夕の星空を観たいと言い出して予定を変更。それから行く機会を逃していましたが、あと3週間で終了するので行ってきました。金曜日はすべての作品が写真撮影可能ですが落ち着いて見たいならシャッター音がしない他の日がオススメ。
会場内は6つの章に分かれております。
第1章 イタリア:ルネサンスからバロックへ
第2章 オランダ:市民絵画の黄金時代
第3章 フランドル:バロック的豊穣の時代
第4章 スペイン:神と聖人の世紀
第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ
第6章 ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で
550円の音声ガイドを借りてゆっくり鑑賞しました。音声ガイドは作品の特徴をより深く知ることができるのでオススメ。今回の展覧会では芸人&作家の又吉直樹氏がスペシャル・ナビゲーターを務めており、さすが芸人だけあって所々でクスッと笑わせてくれます。所要時間は35分。音質は良くないもののテーマソングである宇多田ヒカルの「人魚」を聴くことができます。
一番初めのウィギリウス・エリクセン《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》のみ撮影可能。
それぞれの章で目に止まった感動した絵を挙げていきます。
第1章 イタリア
ミケーレ・マリエスキ フォンダメン《テデル・ヴィニから眺めたリアルト橋・ヴェネツィア》
第2章 オランダ
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン
《運命を悟るハマン》
第3章 フランドル
フランス・スネイデルス
《鳥のコンサート》
第4章 スペイン
フランシスコ・デ・スルバラン
《聖母マリアの少女時代》
第5章 フランス
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール
《盗まれた接吻》
第6章 ドイツ・イギリス
ルカス・クラーナハ
《林檎の木の下の聖母子》
特に良かったのはスルバランの《聖母マリアの少女時代》。ずっと眺めていたい不思議な魅力がありました。美術館の売店で《聖母マリアの少女時代》のマット付額絵が売っていたので購入しました。複製画(版画)の方がクオリティは断然上だったのですが、それなりに高価だったのと飾る場所がないので見送ることに。
また《林檎の木の下の聖母子》は後でチケットに掲載されている絵だと気づきました。とてもユーモア溢れていて画力も素晴らしい作品。
入場したのは16時半過ぎで1時間以上滞在していました。閉館は18時で、絵を見直すため17時40分ぐらいにスタート地点に戻ったら監視員以外誰もおらず会場の中盤までは素晴らしい作品を独り占めできました。この作戦はなかなかのオススメ。
ロングランで開催している「大エルミタージュ美術館展」は9月18日(月・祝)まで。エルミタージュ美術館があるロシアまで行くのはたいへんですが愛知県美術館なら手軽に行くことができます。ここには本場ロシアまで行きたくなってしまう素晴らしい作品が揃っています。これらを見ずに人生終えたら相当勿体ないレベルの美術展。どうぞお見逃しなく!
展覧会名
大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
会期
2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)
休館日
・毎週月曜日および7月18日(火)
[7月17日(月・祝) 8月14日(月) 9月18日(月・祝)は開館] 開館時間
午前10時~午後6時
金曜日は午後8時まで(入館は閉館時刻の30分前まで)
会場
愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階] 〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2
大エルミタージュ美術館展公式サイト
アクセス
•地下鉄東山線・名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅下車
オアシス21連絡通路利用徒歩3分
(オアシス21地下階連絡通路が愛知芸術文化センター地下2階に接続、オアシス21地上階はセンター2階に接続しています。エレベーターで10階にお上がりください。)
•有料駐車場あり(愛知芸術文化センター地下)
ほな!