生まれてから約40年間朝食を欠かさなかった私が思うことがあり、朝食抜きの生活を始めて一ヶ月経ちましたので良かったこと、変わらなかったこと、気になることをお伝えします。
プロフィール・・・
現在40代前半。属性は男性でノーマル。妻一人子供二人。身長169cm体重60Kg前後、体脂肪率10%台前半。仕事はデスクワーク7割、立ち仕事3割り程度。一日1万歩ぐらいは歩きます。食べるものには気をつけておりできる限り添加物のないものを口にしています。マクドナルドや吉野家の牛丼などのファストフードやコンビニに売っている弁当、おにぎり、パンは食べませんし外食も極力しません。ほとんどは妻の手料理を食べています。平均睡眠時間は6時間22分。40歳を過ぎてから人間ドッグの結果はオールA判定。体重が標準よりやや少ない程度で健康優良児そのもの。40代前半としてはかなりいい結果だと思います。
食生活は生まれて離乳食を終えてからおそらくほぼ欠かさず朝食を食べる生活を続けてきました。いままで朝食を食べなかったのは人間ドッグの当日ぐらい。母親からはどんなことがあっても朝食は必ず食べるようにしつけられてきましたので社会人になって一人暮らしをしてからもそのライフスタイルを何の疑いもなく続けてました。
ただここ最近SNSが発達したおかげで今まで得られなかったような様々な情報が手に入る様になりました。そのひとつが朝食を食べてない人が結構たくさんいて健康に暮らしているということ。有名人では以前からタモリやビートたけし、福山雅治、Gacktらも1日1食だとは聞いていましたが情報ソースが曖昧で私の中では噂のレベル程度でしたので実践する気にはなれませんでした。
☆1日1食☆を実践している芸能人・有名人たち NEVERまとめ
しかし今年に入ってから目にした日経Goodayのメールマガジンで変わり始めました。
私の「カラダ資本論」
記事には「基礎代謝が落ちる40代から食事を減量」とあり、これはもしかしたら?と思い始めました。
同じく私の「カラダ資本論」の中にジャパネット・髙田明元社長の記事がありました。
くよくよ悩んで眠れなかったことはありません【ジャパネット・髙田明さん】
「食事はもう長年1日1.5食くらいで、昼はお弁当、夜はご飯抜きで、晩酌がてら少しつまむ程度」とのこと。私の中で何かスイッチが入った気がしました。
さらに同じく私の「カラダ資本論」の中にグロービスの堀義人氏も朝食を抜いているとのこと。
朝食抜きで10キロ減量。隙あらば昼寝も励行(笑)【グロービス堀義人氏】
彼の場合はダイエット目的だったようですが体調はいいとのこと。記事から引用します。
ダイエットの方法論は本ごとに様々でしたが、その中で僕が一番腑に落ちたのが「朝食抜きダイエット」でした。朝食を抜き、昼や夜はあまりカロリーを気にせず普通に食べ、お酒も飲んでいました。それでも、僕の場合、体重がすとんと減りました。おそらく自分に合っていたのでしょう。
考えるに、そもそも長い人類の歴史上、規則正しい生活をしようとしても、なかなかできなかったはず。朝食を含め3食取るようになったのは、ごく最近のことでしょう。
朝食を抜くというと、「栄養が不足するのではないか」と思われるかもしれませんが、今これだけエネルギー価が高い食物がある中で、朝食を食べたら逆に胃腸に負担がかかってしまうのではないでしょうか。やせるためには、できるだけ胃や腸の中を空っぽにする時間を増やすことが大事だそうです。すべて本からの受け売りではありますが(笑)。
などという記事も目に入りました。
そして朝食抜き生活を始めた一番の後押しは知り合いの70歳過ぎの年配男性が朝食を抜いてメチャクチャ元気で若々しかったことでした。朝食抜いても何の問題もないどころか朝食を食べると老化するし胃腸などの内臓もくたびれると言われました。
これ聞いて確信に変わり、試しに一度朝食抜きの生活をしてみようと思い立ちました。まずは3日間、問題なければ1週間、それを超えたら一ヶ月続けてみようと2016年1月25日からスタート。最初の3日間は慣れないため空腹感があり、そこにかなり意識がいきましたがすぐ慣れました。一週間が終わる頃には何の問題もなくなっていました。そして先日スタートから一ヶ月経ちました。
結論を言えば「全く問題ない」というかすごく快調。今までよりも快調な気がします。今回ひと月朝食を抜いた経験で得たことをみなさまに共有いたします。気がついたことを列記いたします。
良かったことその1.昼食がとっても美味しく感じる
それまでより昼食が楽しみになったとともにとても美味しく感じるようになりました。人間、空腹が何よりのご馳走というのは間違いありません。特に自分の好きな寿司をはじめとする美味しいランチを食べた時は悶絶するレベル。より一層食事に対して幸せを感じます。
良かったことその2.朝の時間が有効に使える
今までも朝は早起きしてゆったりと過ごしていましたが朝食を食べないことにより、さらに時間に余裕が生まれました。簡単な朝食でも30分はかかっていましたのでその時間は本を読んだりブログを書いたり。時には早目に家を出てカフェでコーヒーを飲んでから出勤したりするようになりました。
良かったことその3.眠くならない
電車で片道1時間ぐらいの道のりを通っています。行きは一度電車を乗り換えた後は始発のため25分程座れるのですが朝食を食べていた頃は本を読んでいると眠くなりウトウトすることもしばしば。朝食を抜いてからは眠くなったことはありません。睡眠時間に関係なく朝の電車で眠くなることは無くなりました。これは私にとって大きなメリットでした。
良かったことその4.朝食代が要らない
当たり前ですが朝食を食べなくなったのでその分コストがかかりません。妻はまだ30代前半ですし子どもたちはまだ小さいので朝食を食べるように薦めております。私の朝食のみのごく僅かなコストではありますがそれでも一日100〜200円前後☓約30日だと3,000〜5,000円ぐらいはコストが浮く計算になります。
良かったことその5.お肌がツルツルになってきた
それまでも年齢より若々しく見えると言われていましたがここ最近、自分でも変化がわかるぐらい肌ツヤが良くなってきました。特に頬周辺のお肌がツルツルになってきています。ただしこれについては柘植(つげ)のブラシで頭皮をブラッシングを始めたのとほぼ同じタイミングだったのでどちらの効果か定かではありません。両方の相乗効果の可能性が高いと思います。
良かったことその6.睡眠の質が上がった
どちらかと言うと眠りの浅い体質でしたが朝食を抜いてからより深く眠れるようになりました。こちらについてはSleepcycleというアプリで睡眠の記録を取っておりそのグラフを比較すると睡眠の波形が良くなり快眠度の数値も上がっています。ただしこれに関しては様々な要因が絡みますので朝食を抜いたことだけが影響しているのかどうかはわかりません。
良かったことその7.感覚が鋭敏になった(ような気がする)
いわゆる五感すべての感覚が鋭敏になったような気がします。これは自分でしかわかりませんし計測する方法がないので何とも言えませんが感覚的には以前より何事に関しても感覚が鋭くなったように思います。
良かったことその8.ストレス耐性が上がった(ような気がする)
これについても今の私には数値を図る方法がないのであくまで感覚的なものですが仕事などのストレスに対して強くなったような気がします。今の業務は多忙を極めますが以前より楽にこなせるようになりました。ただしこれに関しては自分のスキルがあがっていることや業務の繁忙の波など時期的なものもあろうかと思われます。
変わらなかったことその1.体重は変化なし
朝食を抜いたら体重が減るのではないかと心配しておりましたが全くの杞憂に終わりました。ほぼ每日SimpleDietというアプリで体重測定した数値を記録しておりますが体重は変化しませんでした。証拠としてキャプチャした画像を貼っておきます。体重は60Kg台を軸として多少の波はありますがほぼ一定の数値を保っています。特に意識しておりませんので自然とこの状態をキープできました。ちなみに体脂肪は10%台前半。每日腹筋、背筋、腕立て伏せ、スクワットを50回ずつしている効果が出ているかも。Gacktほどではありませんがそこそこ人前で脱いでも恥ずかしくない身体をキープしています。
変わらなかったことその2.排便
朝食を抜くまでは排便のリズムはいい方でした。朝食を食べた後には必ずう◯ちがでました。一番心配していたのは実はこの点。朝食を食べないと排便のリズムが崩れるのではないかと思っていました。しかしこの件に関しても全くの杞憂に終わりました。朝起きてコップ一杯の綺麗な常温の水を飲むと10分ほどでトイレに行きたくなります。朝食を食べたから排便されるのではなく昨夜以前に食べたものが時間をかけて出てくるのだということが改めてわかりました。
変わらなかったことその3.頭脳の回転
通説として朝食を摂らないとエネルギーが脳に行かないので頭脳の回転が悪くなると聞きましたがそんなことはありませんでした。むしろ眠くなることもないですし以前よりグルグル頭脳が回転しているような気がします。食べて得られるエネルギーももちろんあるでしょうが消化することに使うエネルギーもあるので差し引きマイナスかなと思います。
これから気になること
まだこういうライフスタイルは定着しておらず私自身も始めたばかり。今のところ何の問題もなくいいことばかりですが一方で朝食を食べないと脳出血などの脳卒中になる確率が高くなるといったデータもあります。
朝食抜きは脳出血リスク高める 8万人大規模調査で判明(2016年2月4日発表)
ただしこのデータのサンプリングについてはどうも恣意的なものを感じます。国立がんセンターの研究なのになぜ朝食を抜いた場合のがんになる確率を発表しないのでしょうか。おそらくは朝食を食べるとがんになる確率があがったのではないかと考えられます。ただしそれを発表するには大人の事情がありできないのではないかと。考えすぎでしょうか。
どちらにせよ、朝食抜きの生活を初めて一ヶ月は何事もなく過ぎましたのでこれからもしばらく様子を見ながら継続していきます。次は3ヶ月目ぐらいのタイミングで報告いたします。もし朝食抜きの生活を始めようかどうしようかと迷っている方の羅針盤になれば嬉しく思います。朝食抜きの生活は40歳を過ぎてからでいいと思います。若いうちは必ず朝食は食べたほうがいいでしょう。そして朝食を抜く場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
追記 朝食抜きはワタクシには合わず、今はバナナ、ヨーグルト、野菜スープを食べて、コーヒーを一杯飲むライフスタイルを送っています。
ほな!