上野の森美術館で開催されているフェルメール展。過去最多9作品が集結するとあって、連日大盛況。チケットは時間指定制にもかかわらず平日でも長蛇の列が発生します。
筆者が訪れた日は水曜日でしたが、開館の40分前の8時50分に到着したらすでに30人ほど並んでいました。
以前訪れたミラクルエッシャー展も人気があったのですが、同じ時間で一番乗りだったのでフェルメール展はさらに人気があることがわかります。開館の9時30分にはさらに列が伸びて、後ろに100人以上並んでおりました。
入場は1組目には入れず、その次の組に入場できました。事前に調べてフェルメールの作品は一番奥にあることを知っていたので、並んでいる作品は華麗にスルーして早足で奥のフェルメールルームへ。一緒に入った方々も同じ動きをしていたので、事前に調べておられたのでしょう。
期待に胸を躍らせながらフェルメールルームに到着したら、まだ10名足らずしかおらず、牛乳を注ぐ女や真珠の首飾りの女をはじめとするフェルメール作品をゆっくりと目の前で堪能することができました。
ここで15分ほど鑑賞した後、スタート地点に戻り、フェルメール以外の作家の作品を観てまわりました。館内は撮影禁止のため写真は撮れません。ここまで混雑する展覧会ではSNSで拡散して集客する必要はなく、撮影可にすると会場がより混雑するので当然かもしれません。
フェルメール以外にも惹きつけられる作品がいくつもあり、点数は多くはありませんが見応え充分。ただし、小冊子と音声ガイドがついてるとは言え2,500円はちょっと高いかな…と思ってしまいます。もちろん、永続的に素晴らしい企画展を開催するには経費がかかるので出費するのはやぶさかではありませんが…。
所用時間は並ぶ時間を除き、音声ガイドを聴きながら、ゆっくり観てまわって約1時間。休憩を入れてじっくり観てまわると1時間半ぐらいでしょうか。
グッズコーナーではクリアファイルを購入。そのほか、300円の缶バッジを2回ガチャガチャしてみました。図柄は牛乳を注ぐ女と赤い帽子の娘が出たので大満足。
グッズコーナーで買い物をして出てきたら、行列が有り得ないぐらい伸びており、おそらく300人ぐらいは並んでいたのではないかと思われます。GoProの5倍速のタイムワープモードで最後尾から先頭まで撮影してみましたので、その長さをご覧ください。
時間指定にも関わらず、これだけ並ぶのはいかがなものでしょうか。主催者側で各回の人数をきちんとコントロールしているのか少々疑問を持ちました。完全にキャパオーバーだと思います。
公式サイトには下記のように書いてありますが、全くの虚偽記載。一刻も早く販売体制を見直していただきたいと思います。
日本美術展史上、最多のフェルメール作品が集う本展は、美術展では適用の少ない「日時指定入場制」にて、お客さまをご入場の際に長時間お待たせせず、ご覧いただく運営をめざします。さらに来場者全員に音声ガイドを無料でご提供するなど、より快適に作品と向き合える、かつてない贅沢なひとときをおとどけします。
今回のフェルメール展を鑑賞して、混雑にできるだけ巻き込まれずフェルメール作品をじっくり鑑賞する方法がわかったので、最後にまとめておきます。
・時間指定チケットはセブン・イレブンで平日の9:30〜の回を購入
・開館の45分前には並ぶ
・入場したらダッシュで一番奥のフェルメールルームへ
・まずはフェルメールの9作品を先にゆっくり鑑賞
・堪能したらスタート地点に戻り、他の作品を鑑賞
土日休みの方は行列と混雑を覚悟して行くよりも、平日に有給を取って行くことをオススメします。
フェルメール展のグッズコーナーにフェルメール展の事前ガイドムックが置いてありました。これから行かれる方は、この本を読んでから出かけるとより一層フェルメール展を楽しめるはず。
展覧会名
フェルメール展 Making the Difference:Vermeer and Dutch Art会期
2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
※会期中、一部作品の展示替えがございます。「赤い帽子の娘」10/5(金)〜12/20(木)、「取り持ち女」1/9(水)〜2/3(日)休館日
12月13日(木)
開館時間
9:30~20:30 ※1月1日(火・祝)〜2月3日(日)は9:00〜20:30(入場は閉館の30分前まで)。
※開館・閉館時間が異なる日があります。詳しくはこちら会場
上野の森美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
【アクセス】
JR上野駅 公園口より徒歩3分
東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩5分
※駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用ください。