名古屋・松坂屋美術館で開催中のアートアクアリウム展へ行ってきた 見どころ、所要時間、混雑状況など







松坂屋美術館で開催されているアートアクアリウム展へ行ってきました。早く訪れたかったのですが、大人気のイベントのため会期前半は大混雑していたため、やや落ち着いた8月下旬に伺いました。

 

今夏の名古屋・松坂屋美術館での会場テーマは「江戸・金魚の雅」。江戸時代に日本橋で金魚が庶民文化として根付き、金魚を鑑賞して夏の涼をとっていた文化を現代に蘇らせています。金魚を愛でる文化が花開いた江戸を象徴する“大奥”を表現した、幅約3mにわたる複合的な作品〈大奥〉や京都の伝統工芸品である“京友禅”最高峰の着物を水槽に埋め込み、金魚と3Dプロジェクションマッピングで着物の柄を表現した作品〈キモノリウム〉など、『アートアクアリウム』の人気作品が初登場。

2014年以来4年ぶりとなる名古屋開催で、よりパワーアップした『アートアクアリウム』の和の世界が広がっています。会場内は薄暗く、LEDでライトアップされた金魚アートが引き立ちます。

会場入ってすぐ目に飛び込んでくるのは「花魁」。1,000匹の金魚が泳いでいるとのことですが、とても数え切れません。

 

アクアリウムを雪洞に見立てた「ボンボリウム」。ひとつの水槽に1匹だけ泳がせてあり火種に見立てています。

 

「金魚品評」では上から金魚を間近で鑑賞することができます。尾びれが美しい金魚など優雅な動きを堪能できます。

 

今回の目玉のひとつである「キモノリウム」。京友禅の最高峰の着物を水槽に埋め込み、3Dプロジェクションマッピングを重ねたアート。金魚の動きと影が幻想的で見とれてしまいます。

 

「ギヤマンリウム」は複数の横プリズム効果で断面的に金魚模様が織りなします。鯉に近い大型の金魚がさらに大きく見えて大迫力。

 

江戸切子で作られた金魚鉢が鮮やかな照明によってガラス独特の輝きを放ち、幻想的な雰囲気を醸し出しています。一番「和」の要素が強い作品。

 

「パラドックスリウム」は垂直に見える面が一切ない特殊な構造をしており、見る方向によって様々な変化があり、廻りをゆっくり動きながら鑑賞するとより一層楽しめます。

 

日本の伝統的照明である行燈をモチーフとした「アンドンリウム」はライティングの集大成といえる作品。自宅にこんな行燈があったら楽しいかも。高級旅館の廊下にはぴったりでしょう。

 

「リフレクトリウム」は凹レンズ、凸レンズ、二重レンズなど様々な見え方のレンズを施してあり、今回見た中では一番エッジが効いていて面白い作品。近づいたり離れたりしながら見るとさらに楽しめます。

 

日本の伝統工芸である九谷焼で作られた金魚鉢の中で金魚が泳ぐ「九谷金魚品評」。落ち着いた雰囲気で、贅沢で上品な雰囲気。

 

「新江戸金魚飾り」はプリズム効果をもたらす透明な多面体のアクリルガラスを駆使して作られた作品。未来感たっぷりでSF映画に出てきそう。前に立っていたらワープできるかも(笑)

 

名古屋初登場の「大奥」。今回の目玉で一番の大作。シャンパンタワーならぬ、金魚タワーから流れ落ちる水が豪華絢爛な世界を作り上げています。

 

最後は「ジャグジリウム」という現代アート風の作品。こんな風呂が実際にあったら落ち着いて湯船につかれません(笑)

 

所要時間はゆっくり見て廻って、ちょうど1時間ほど。写真を撮りあったりする場合はさらに30分ほど時間がかかると思われます。訪れたのは平日の17時過ぎだったので、入場制限はなく、すぐに入ることができました。会場内はそこそこ混んでいましたが、比較的ゆっくり、じっくり鑑賞することができました。土日の日中はまだ長蛇の列ができており、会場内も大混雑しているので、訪れるなら平日の17時以降がオススメ。カップルはもちろん、家族連れでも楽しむことができます。

 

ひとつ上の階にあるマツザカヤホールでは「鋼の錬金術師展」が9月9日まで開催されていますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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東海テレビ開局60周年記念
アートアクアリウム展
~名古屋・金魚の雅~

会期
2018年7月21日(土)〜9月16日(日)
会期中無休

開催時間
10:00-19:30(最終入場 19:00)
※作品は写真撮影可能ですが、フラッシュ・三脚・一脚・自撮り棒などの使用および、動画撮影は不可。

会場
松坂屋美術館
愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7F

入場料(税込)
当日:一般(中学生以上) 1,000円
子ども(4歳以上 小学生以下) 800円
3歳以下無料
※障がい者手帳・特定疾患医療受給者証をお持ちの方は、本人および付添の方1名様のみ、無料。
※小学生以下は、保護者要同伴。

 
ほな!おおきに!