ニコンZシリーズの発表を受けて ニコンはキヤノンの30年遅れ?!







先日、発表されたニコンのフルサイズミラーレス機「Z7」と「Z6」。キヤノンユーザーとしてはどんなカメラが発売されるのかと少しワクワクしつつ静観しておりました。

 

しかし発表されたZシリーズはキヤノンユーザーである筆者でも、かなりガッカリな感じがしました。細かいスペックについては様々なメディアで取り上げられていますので、割愛します。

 

まずは価格、Z7はボディのみで43万円と強気の価格設定。SONY α9の牙城を崩すなら30万円台前半ではないと厳しいような気がします。

そして、記録媒体はマイナーなXQDカードしか使えません。XQDカードは高速で性能は素晴らしいものの、価格がSDカードに比べて高くコスパが良くありません。128GBで比較するとSDカードは8,000円前後ですが、XQDカードは2.5万円と約3倍。なぜSDカードも使えるデュアルスロットにしなかったのか疑問が残ります。

さらにマウントと新しいZマウントとなり、今までのレンズ資産がマウントアダプターをかまさないと使えません。新しいZマウントはマウント径が55mmになり明るいレンズが設計できるようになったとのことですが、キヤノンは1987年にFDマウントからマウント径54mmで完全電子制御のEFマウントへ移行しています。マウントに関して言えばニコンは30年遅れてやっとキヤノンに追いついたということになります。

 

一方、ミラーレスフルサイズ機ということで言えばキヤノンは完全に出遅れており、ソニーの後塵を拝し、ニコンにも遅れをとっています。キヤノンユーザーとしては後出しジャンケンでもいいので満を持してこれまでのフルサイズミラーレス機を凌駕する新機種が発売されるのを期待しております。

噂では9月5日(水)にキヤノンの新製品発表会があり、製品名は「EOS R」、マウントはEFマウントと互換性のあるRFマウントになるかもとのこと。本当かどうかは定かではありませんが、当日を楽しみにしています。

ほな!おおきに!