写実絵画専門のホキ美術館へ行ってきた 写実絵画に心を奪われる!







以前からずっと行きたいと思っていた千葉県にあるホキ美術館。

日本で唯一の写実絵画専門の美術館で、世界でも写実絵画専門の美術館は2つしかない貴重な存在。

場所が東京からかなり離れており、車でないと行けないためズルズルと先延ばしになっていました。

写実絵画は近年大人気で美術作品では価格が高騰している数少ない分野のひとつ。

作家によっては販売のイベントをするとあっという間に完売するとのこと。

今回の東京美術館巡り&グルメ堪能の旅は二泊三日の旅程を組むことができ、二日目は千葉にある先輩のお宅に泊まらせてもらいました。

以前から何度もお世話になっており、ホキ美術館に興味があると伝えたところ一緒に連れて行ってもらえることになりました。

いやはや、ありがたい、感謝、感謝。

まずはDIC川村記念美術館へ。

公園を併設した素敵な美術館でしたが、作品は現代アート作品も多く、正直よくわからないものが半分くらい。

現代アートの世界は難しい。ここの美術館は全面撮影禁止。

オッケーにすればSNSで拡散されるのにもったいない…。

ミュージアムショップでステキなピンバッジがあったので購入しました。

少し離れた場所にもミュージアムショップがあり、ここには各地からセレクトされた雑貨や食品などが並んでおり、見てるだけでも楽しめます。

小さな風車がついた強力マグネットが3つセットになったものを購入。

実際に風を送るとクルクル回ります。

その後、車で移動し、途中食事を済ませてからホキ美術館へ。

外観はコンクリート打ちっ放しで大きな窓ガラスから自然光が入るめちゃオシャレなデザイン。

ホキ美術館のギャラリー計画は、所蔵作品である写実絵画を最適な環境で鑑賞できる空間への模索から始まり、細密画の繊細さを壊さないように、空間は可能な限りシンプルに設計されています。

具体的にはプレーンな壁と絵画しか存在しないギャラリーになっており、大きさの異なる1枚1枚の絵画へ最適な距離を確保すること、壁面の目地、ピクチャーレールやワイヤーを排除し、鑑賞時の視界には目の前の絵画以外、鑑賞の妨げとなるものが入らないように徹底されています。

また、展示照明は世界でも類を見ない全館ほぼLED照明を採用。

LEDの特徴は長寿命で紫外線を発しないことのほか、特筆すべきは調光しても色温度に変化が無いこと。

今回は白色と暖色の2種類の色温度のLED照明を無数に混ぜあわせ、それらを調光することで、作家一人ひとりのアトリエの光環境に近いものを作り出すことが可能になっています。

館内は残念ながら撮影禁止のため写真はありませんが、写真絵画の一級作品が並んでおり、その緻密なタッチに感動を覚えます。

絵を間近で見ると間違いなく油絵のタッチが残っているのですが、少し離れるとまるで写真と見間違うかのような絵に変わります。

このギャップがたまらなく面白い。

特に女性は眼の表現が本物かと思うほどでいくつかの作品は釘付けになりました。

参考までにホキ美術館公式サイトのリンクを貼っておきます。画像では写実絵画の凄さは全くわかりませんが…。

また先日レクサスのWebマガジンでも特集されていたので、そのリンクも貼っておきます。

 

さらにTBSのNEWS23でも取り上げられてました。

 

館内は緩やかなスロープと階段があり、いつのまにか地下二階まで降りている不思議な造りになっています。

フロア中程にはカフェがあり大きなガラスから自然光が差し込んでとてもいい雰囲気で休憩できます。

ここでコーヒーを飲んで休憩したあと、作品を再度眺めつつ来た道を戻りました。

ミュージアムショップでは一番気に入った生島浩作「5:55」という作品のA3サイズのポスターを購入。

この絵のモデルは公民館に勤める一般女性で、何度も断られながら生島氏が口説き落としたとのこと。

ただし、モデルとしての条件は午後6時までということ。

タイトルの「5:55」からもわかるように「あと5分でモデルを終えられる」という心情と「最後までしっかりモデルとして務めなければ」という心の揺れが、女性の微妙な表情にあらわれており、絵の魅力になっています。

オシャレな額を購入して近いうちに飾ります。


場所が少々不便なため、土曜日でも観客は少なめですが、その分落ち着いてゆっくり鑑賞することができます。

展示作品は定期的に入れ替わっているようなので、また機会があれば訪れてみたいと思います。

展示作品の中で特に気に入った作品を挙げておきます。関連するサイトのリンクを貼っておきました。

三重野慶 「言葉にする前のそのまま」

廣戸絵美「廊下」

塩谷亮「相韻」

島村信之「日差し」

藤原秀一「デルフト東門」

五味文彦「飛行計画」「木霊の囁き」「いにしえの王は語る」「ヒゲを愛した女」ほか

 

ホキ美術館

所在地
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
※ カーナビゲーションの場合はホキ美術館駐車場の住所で検索してください。
※ ホキ美術館駐車場の住所:千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-13

開館時間
午前10時~午後5時30分
※ 入館受付は閉館時間の30分前の午後5時まで。
※ 毎週火曜日は休館

★ナイトミュージアムのある日は営業時間が延長されます。入館受付は夜7時で終了して夜7時30分に閉館します。

レストラン営業時間
ランチ:午前11時30分~ ラストオーダー午後2時30分
ディナー:午後5時30分~
美術館の休館日と同じです。
※ 毎週月曜日はディナーをお休みしております。
※ ディナーをご利用の際は前日までにご予約ください。

入館料
・一般:1800円
・高校生・大学生・65歳以上:1300円
・中学生:900円
・小学生以下無料(大人1人につき小学生2人まで)
・障がい者手帳をご提示いただいた方は入館料が半額になります。

駐車場
普通乗用車:40台
※ ホキ美術館から徒歩3分の千葉市営公園「昭和の森」にも有料駐車場があります。

Kさん、色々連れて行っていただき本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします(^^)

ほな!おおきに!