本当に偉い人は偉そうじゃない。







flower

尊敬する先輩のお父様がお亡くなりになられました。
心よりお悔やみ申しあげます。

その先輩と出会ったのは入社した時からなのでほぼ20年。
当時生意気でどうしようもなかった私に面と向かって指導してくれました。
一緒に色々遊んだり、その先輩宅へ泊まって朝まで語り明かしたりしたことが懐かしい。

組合の役員になったのもこの先輩のお誘いがあったから。
周りの人たちは「組合なんてたいへんだから止めておいたら」と異口同音でしたが、その先輩が誘ってくれるのだからと二つ返事で引き受けました。

書記次長を任せていただき、その時に文章の書き方を学びました。
ひとつ上の役員の方がべらぼうに優秀で就任して初めの頃、私の書いた文章は訂正で真っ赤っ赤で返ってきました。
しばらく経っても赤い文字がなくなることはありませんでたが最初と比べると圧倒的に減り、やっとここまで来たかと思った覚えがあります。

今、こうやってブログを毎日それなりの文章で書けるのもその時の経験がとても大きく、苦労しましたが礎になったことは間違いありません。

先輩が結婚してからも時々泊まらせていただいて、奥様の美味しい手料理に舌鼓をうったり美味しいワインをたしなんだり。
今年の夏も泊まりに行き、こちらに帰省された折、一緒にランチしたり。

よく考えたら社内でこれだけ泊りに行ったり遊んだりしてるのはこの先輩だけ。
そんな仲なので心置きなく喋って家族の話にもなったりしました。
先輩のお父さんは某大企業のお偉いさんだとは噂で聞いておりました。
お父様の話が出たことはありましたが会社名を語るぐらいでどんな役職かまでは知らず。

そして昨日、先輩のお父様が亡くなられました。
なんと新聞に顔写真入りで掲載されておりました。

その肩書を見て驚きました。
想像を遥かに超えるお偉いさん。
色んな会社の「取締ったり、相談したり、監査したり」する役職。
それぞれの会社がまたすごい。
ここまで偉いさんだとは・・・。

先輩のことを改めて凄いなぁと。
ここまで偉いさんなら自慢してもいいのですが、そんなことは一度もなく。
こんな私に対しても優しく時には厳しく接してくれて。

本当にこの先輩に出会えてよかった。
今は勤務地が離れているので時々しか会えませんが、私がこれまで今の会社でそれなりに仕事をしてこれたのも、この先輩の影響がとても大きいなと。

落ち着いたらまた一緒に飲みたいなぁ。
お父様の話も改めてお聴きしたいと思います。

心からお父様のお悔やみ申しあげます。

ほな!