愛知県美術館で開催中のゴッホとゴーギャン展に行ってきました。年明けから開催していたのは知っていましたが、混雑していると聞いていたので落ち着いた平日の終わりがけを狙っていました。金曜日は他の日と違って20時まで開館しており、18時に訪れたところ、比較的空いていて、ゆったり鑑賞することができました。
9歳と6歳の娘を誘ったところ、「行きたくない」と言われましたが、中学生以下は無料ということもあり一緒に連れていきました。学校や幼稚園の机の上で学ぶだけが勉強ではありません。美術品を見せることは素晴らしい情操教育になり、様々な分野に生きてきます。絵が上手になるのはもちろん、写真を撮影するときにも構図がわかっていれば上手に撮れますし、服を選ぶ際にも色彩感覚が良くなるのでセンスが向上します。
難しいことはさておき、私自身が子どもと美術館へ行くのが好きなので連れて行っていってます。1人で観るより、相手がいて感想を言いながら観た方が楽しいし、記憶に残ります。毎回、観る前に「一番気に入った絵を最後に教えてね」と言い、鑑賞し終わったら気に入った絵を聞いて、そこまで戻っています。なぜ、その絵が気に入ったのかも聞きます。こうすることにより、本人たちも真剣に絵を鑑賞するし、親としても学びがたくさんあります。
子どもと美術館へ行くようになってから気づいたのですが、子どもには大人が気づかない独特の視点があり、とても勉強になります。そんなところを見ているのかと驚かされることが多々あります。
今回のゴッホとゴーギャン展でそれぞれ気に入った絵は、長女が「鵞鳥番(がちょうばん)の少女(ジャン=フランソワ・ミレー)」、次女が「グラスに生けた花咲くアーモンドの小枝(フィンセント・ファン・ゴッホ)」、私が「公園の小道(フィンセント・ファン・ゴッホ)」とバラバラでしたが、次女が「この絵カワイイ」と選んだ「グラスに生けた花咲くアーモンドの小枝」は版画や絵葉書になっていたので、次女の見る目が確かだったみたい。
展示作品はゴッホとゴーギャンの他、ミレーやモンティセリ、ベルナール、モネなどの作品も散りばめれらており、見応えがありました。ゴッホとゴーギャンをこれだけ同時に鑑賞できる美術展は日本では希少。この展覧会は二人の友情をテーマにした中身の濃いもので、これだけの企画は日本ではもう観れないのではないかと思われます。ゴッホとゴーギャン、どちらかのファンであれば観る価値は十二分にあります。個人的には学生時代に観たゴッホの「アルルの跳ね橋」をもう一度観られるかと期待していましたが今回は展示されておりませんでした。アルル在住時代の作品は色々飾ってありましたが…。
ゴッホの代表作「ゴーギャンの椅子」を実際に再現した撮影スポットがあります。椅子は受注生産できます。
展示会場を出たところにあるグッズ販売コーナーではゴッホとゴーギャン展のコラボ商品が色々ありました。次女はポムポムプリンとのコラボしたキーホルダーとクリアファイルに一目惚れしたらしく「カワイイ、カワイイ」を連呼。キーホルダー2個で1,000円、クリアファイル2枚で800円となかなかボッタクリなお値段。確かにデザインがカワイイので欲しくなるのもわからなくもありません。次女のお小遣いは月600円ですが、お年玉がたんまりあるし、記念にもなるので買うのを許可しました。
長女はゴッホとゴーギャン展限定のマグネットプレートとグッズコーナーで販売していた見た目が鉛筆のシャープペンシルを購入。シャープペンシルはゴッホとゴーギャン展には関係ありませんがオシャレな一品。マグネットプレートは「おかあさんのおみやげにする」と嬉しことを言ってくれました。私は図録を買おうか迷いましたが、本棚が図録や本だらけになるので止めました。
ゴッホとゴーギャン展は3月20日(月・祝)まで。土日は超混雑していてゆっくり観られないということですので、平日がオススメ。金曜日は20時まで開館しており仕事が終わってからでも間に合う方もおられると思いますので、ここが狙い目。
※入館は閉館の30分前まで
車で行く際は三井リパーク新栄第19駐車場が30分100円と安いのでオススメ。少し歩きますがゆっくり鑑賞するならここに停めてはいかがでしょうか。
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夜ならば同じフロアから上がれる愛知芸術文化センターの天望回廊にもぜひどうぞ。オアシス21、テレビ塔を眺めることができます。ほとんど人気がないのでイチャイチャしたいカップルにもオススメ(笑)
名古屋市美術館の「永青文庫 日本画の名品」も見応えがありますが、このゴッホとゴーギャン展もお見逃しなく。
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2
地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、オアシス21連絡通路利用、徒歩3分。
開館時間
10:00~18:00 金曜日は20:00まで ※入館は閉館の30分前まで
休館日
毎週月曜日、1月10日(火)※ただし1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館
お問い合わせ
050-5542-8600(ハローダイヤル)
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展示作品一覧
ほな!