長女が通っている塾の先生から毎月教室だよりが渡されます。今月のお便りの裏に東日本大震災のことが綴られていました。先生の次男は東北出張中に震災にあったのですがたまたま山道だったため助かったとのこと。また教え子が結婚の報告に仙台の実家に帰る途中に車ごと津波に巻き込まれたものの、たまたまぶつかった倉庫の屋根によじ登って一晩を震えながら過ごして助かったとのこと。
ほんのちょっとした運命のいたずらで命が左右されました。明日は我が身、いつどうなるかわかりません。毎日家族一緒に布団で眠れて朝目覚めることがどれだけありがたいか再認識しました。
先生が紹介していた詩を転載いたします。9.11のアメリカ同時多発テロ事件の後に発表された詩ですが、今年の3月11日に岩手日報にも掲載されました。検索したら本が出ていましたので購入して読んでみようと思います。
ぜひ家族や大切な人と一緒に読んでください。
あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
私はもっとちゃんと布団をかけて
神様にその魂を守って下さるように
祈っただろうあなたがドアを出ていくのを見るのが
最後だとわかっていたら
私はあなたを抱きしめてキスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろうあなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
私はその一部始終をビデオに撮って
毎日繰り返し見ただろうあなたは言わなくても
わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでいい…「あなたを愛している」と
私は伝えただろう確かにいつも明日はやってくる
でももしそれが私の勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら
私は今日どんなにあなたを愛しているか伝えたいそして私たちは忘れないようにしたい
若い人にも年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日後悔するだろうから微笑や抱擁やキスをするための
ほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったこと
どうしてしてあげられなかったのかとだから今日あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そしてその人を愛していること
いつでも
いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすればもし明日が来ないとしても
あなたは今日後悔しないだろうから
毎日、健康で家族みんなで笑って過ごせることに感謝。
ほな!