先日、東京まで美術館巡りに出かけました。今年は西洋絵画の当たり年で、フェルメール展をはじめ、ムンク展、ルーベンス展などが同時に開催されています。
どれも楽しみですが、その中でも最も観たかったのがムンク展で展示されている「ムンクの叫び」。おそらく、美術に興味のない人でも知っている超有名な作品。初来日で、次はいつ来るか定かでなく、この機会を見逃すと一生観られないかもしれません。
比較的混雑していない平日の水曜日を選んだのですが、なんとこの日が第3水曜日のシルバーデーということで65歳以上は無料になっており、平日とは思えない大混雑。前日は入場までに10分ほどの待ち時間だったのが、なんと11時にTwitterを見たら待ち時間は60分。
午後になったら多少は空くかと思って、先にルーベンス展を観てから食事をして14時半に訪れた時点で40分待ち。これ以上は遅らせられないので仕方なく並ぶことにしました。実際は30分ほどで入場できたものの、会場内も大混雑。
場所によっては2重3重に人垣が出来ており、鑑賞するのに時間がかかりました。目玉の「ムンクの叫び」は立ち止まることは許されず、歩きながら通過する流れになっていました。確かにあまり待つことなく目の前で鑑賞できますが、やはりもっとじっくり観たいと思いました。
ただ、この展覧会は「ムンクの叫び」以外の作品が予想外に素晴らしくて、そちらで十分堪能することができました。
所要時間は混雑していることもあり、おおよそ1時間ほどかかりました。混んでいなければもう少し短い時間で鑑賞できると思われます。
グッズコーナーでは「ムンクの叫び」をモチーフにしたポケモンのピカチュウのグッズが並んでおり、思わずクリアファイルを購入。そのほか気に入ったポストカード、ガチャガチャでピンバッジを購入。ピンバッジは「ムンクの叫び」のデザインなのでジャケットの襟元に付けておけば掴みとして使えます。
ムンクの絵のタッチが嫌いでなければ、超オススメの展覧会なので、ぜひ訪れてみてください。ただし、第3水曜日のシルバーデーには絶対に行ってはいけません。次は12月20日(水)、その次は年明け1月17日(水)なので気をつけましょう。
しかし、一番お金を持っていて時間のゆとりのある世代を無料にするのか意味がわかりません。選挙に受かるためのご機嫌取りのためなんでしょうが、本当に迷惑千万。
みどころ(HPより)
1. 100%ムンク作品の展覧会
オスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点を展示します。
2. テンペラ・油彩画の《叫び》(1910年?)、初来日
世界中の誰もが知るムンクの代表作「叫び」。現存するいくつかのバージョンのうち、今回はオスロ市立ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の《叫び》(1910年?)が初来日します。
3. 画家の全容を紹介する大回顧展
ムンクの生涯をたどりながら、「接吻」や「吸血鬼」など画家が繰り返し取り組んだモティーフ、家族や友人の肖像画、鮮やかな色彩が輝く風景画など、60年に及ぶ画業を主題ごとにわかりやすく紹介します。
ムンク展概要
世界で最もよく知られる名画の一つ《叫び》を描いた西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)。画家の故郷、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成される大回顧展。
複数描かれた《叫び》のうち、ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の《叫び》は今回が待望の初来日となります。愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、約60年にわたるムンクの画業を振り返ります。
ムンク展
会期
2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)会場
東京都美術館 企画展示室休室日
月曜日、12月25日(火)、1月1日(火・祝)、15日(火)
※ただし、11月26日(月)、12月10日(月)、24日(月・休)、1月14日(月・祝)は開室開室時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室金曜日、11月1日(木)、3日(土・祝)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
ほな!おおきに!