先日、とある経営者と話をしていて読書の話になりました。どんな本が良かったとか、そんな話もしておりましたが、その方は最近、本を音読しているとのこと。
読むスピードは落ちるものの、10分ほど続けると身体がポカポカして脳が活性化するような気がしますと仰っていました。音読するときのポイントはいちいち意味を理解しようとするのではなく、ただひたすら速度を上げて音読することと、姿勢はできれば立ったまま譜面台などに置いて読むのがいいとのこと。
これにより頭の回転も良くなり、思考力があがります。試しに手元にあるいくつかの本を音読してみたところ、確かに身体が温まりポカポカしてきます。身体が温まるということはエネルギーを消費しているということなので、ダイエットにも効果があります。
エアロバイクなどの有酸素運動に比べるとカロリー消費量は少ないとは思いますが、黙読しているよりは確実にカロリーは消費し、脳も活性化します。ということはエアロバイクを漕ぎながら音読したらダイエットには最高の効果があることに気がつきました。ワタクシが通っている体育館の2階にあるエアロバイクはいつもほぼ一人なので、次回はお気に入りの本を持ち込んで音読しながら有酸素運動をしてみます。
話は飛びますが、先日NewsPicksのWEEKLY OCHIAIの「母親をアップデートせよ」の中でとあるお母さんが「子どもの宿題で音読があるのだけれどやる意味がないと思う。親を巻き込む宿題はたいへんなのでやめて欲しい」というような意見を述べていたのですが、ゲストの花まる学習会代表の高濱正伸氏は「音読は日本語を上達させるのにとても重要な宿題。横について間違って読んでいないかチェックして正しく読ませることで飛躍的に学力があがります」と反論されていました。
確かに、文字を正しく認識して声に出すことは、とても良いことだと思います。今までも音読のときは時々は横に座って一緒に文章を追いながら間違ったところは訂正させていましたが、ただ読ませていることもあったので、今後は必ず横について間違ってないか確認をしながら音読をさせようと思います。
音読することにより、記憶力のアップや勉強前のウォーミングアップにもいいと言われています。世界遺産検定のテキストをすべて音読したおかげか先日受けた2級の試験に無事合格することができました。また幸せホルモンのセロトニンが分泌されるため、リラックス効果もあります。
音読にオススメな本としては最近のベストセラーより、古典文学がいいと言われています。例えば 松尾芭蕉の『奥の細道』 、紀貫之の『土佐日記』や『古今集』、夏目 漱石『吾輩は猫である』などはいかがでしょうか。英文が読めるのであればシェイクスピアの作品を原文で音読するともいいと思います。
音読は目で読むのと比べて時間がかかること以外はメリットが多いので、ちょっとした空き時間などにぜひ試してみてください!
ほな!おおきに!