六本木ヒルズ森アーツギャラリーで開催中の「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」へ行ってきた 見どころ、所用時間、混雑状況など







六本木ヒルズ森アーツギャラリーで開催中の「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」へ行ってきました。半年に一度、東京まで美術館を巡る旅に出かけています。今回のメインはこのバスキア展でなんとか会期に間に合いました。

実はバスキアのことはつい最近まで全然知らず、ZOZOの前澤元社長がバスキアの絵を123億円で落札したのをきっかけに知りました。エネルギー溢れる独特のタッチと画風に惹かれて絶対に実物を観たいと思っていたら森アーツギャラリーで開催され、しかも前澤氏が落札した絵も展示されるとのこと。これを見逃せるはずもなく訪れることに。平日にも関わらず入口では10名ほどの待ち列ができていました。程なく入場できましたが会場内は観客でいっぱい。ただし、会場が広く通路を広めに取っているので比較的ゆったり観ることができます。

ニューヨーク生まれのバスキアはヘロインの過剰摂取により27歳で死亡し、彼が残した作品は多くはありません。親日家でもあり、作品の中に「100YEN」「おりがみ」「MADE IN JAPAN」などの日本に関する言葉が描かれています。作品はどれもエネルギッシュで観るものを圧倒します。見どころはやはり前澤元社長が落札した作品「Untitled, 1982」でインパクト抜群。会場内の作品の一部は前澤氏所有の絵画を含めて撮影可となっており、みなさん撮影してSNSにアップされていました。これにより一層集客が上がっていると思われます。


 

入場料は2,100円ですがもれなく女優・吉岡里帆さんの音声ガイドがついてくるのでほぼ他の展覧会と同じぐらいのお値段。これだけのバスキア作品を堪能できるのであれば価値は十分過ぎるほどあります。所用時間は音声ガイドを聴きつつ、ゆっくり観て約50分〜1時間ほど。会場内にはベンチがなく立ちっぱなしになりますのでその点はご注意を。

出口を出たところには物販コーナーがあり、様々なグッズが販売されていました。絵がプリントされたパーカーがかなり気になりましたがすでにパーカーは何着もあるので缶バッジとポスターだけ購入しました。缶バッジはブラインドパッケージではなく欲しいデザインが選べます。最近は中に何が入ってるかわからないようにして儲けようという魂胆ミエミエのイベントが多くとても残念ですがバスキア展は良心的で好感が持てました。

バスキア展の会期は残すところあと僅か、11/17(日)までとなっていますので、まだ行ってない方はお急ぎください!巡回展はなく、これを逃すとバスキアの作品はおそらく長い間、観ることができないと思われます。最近鑑賞した現代アートでは一番良かったので超オススメ!どうぞお見逃しなく!


 

展覧会名

バスキア展 メイド・イン・ジャパン Jean-Michel Basquiat : Made in Japan

会期
2019年9月21日(土)- 11月17日(日) 休館日:9月24日(火)

開館時間
10:00 ~ 20:00
※入場は閉館の30分前

会場
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)

お問合せ
03-5777-8600(全日8時〜22時 ハローダイヤル)

概要

1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。
わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3,000点を超すドローイン グと1,000点以上の絵画作品を残しました。その作品は、彼自身の短い人生を物語るかのように、非常に強烈なエネルギーであふれているだけでなく、20世紀のモダニズム美術の流れを踏まえ、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題など、黒人画家ならではの主題を扱っています。そのため、没後ますます名声が上昇し、今や20世紀美術最大の巨匠の一人として確固たる地位を占めるにいたりました。

本展では、バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏が、こうしたバスキアと日本との多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにします。世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングで構成された、日本オリジナルで、日本初となる本格的な展覧会。

 

 

ほな!おおきに!