最近、Youtubeで様々なことを学んでいます。ビジネスで役立つような情報からゴルフのテクニック、動画編集や動画配信の方法など実生活に役立つコンテンツが相当充実しています。昨年Youtubeプレミアムに入会し広告が出なくなってから超絶快適でもう止められません。
特に定期的にチェックしているのがメンタリストDaiGoさんのチャンネル。登録者数は219万人、多くの動画が数万回以上の再生回数を誇っています。Youtubeの広告料とニコニコ動画の会費などを合わせると年収10億円以上とのこと。いやはや凄いですが内容が濃いので当然といえば当然。
先日、【速読の秘密】本を読むスピードは何で決まるか?という動画が公開されました。ワタクシ自身、たくさんの本を読む方で他の人よりかなり速い速度で読むことができますが、それでもより速く読みたいという思いは常にあります。ただし、フォトリーディングはなんだか胡散臭いし、速読術のセミナーも高額なものが多く本当に価値があるのか疑問に感じていました。
以前、iPadのアプリで読書速度を上げるトレーニングをするものがあり二ヶ月ほど続けていました。トレーニングすると少しずつ速くはなるものの、しばらく止めると元に戻ります。これでは一生モノのスキルになりません。トレーニングしている20分ほどの時間を読書に当てたほうがいいのではないかと思って止めてしまいました。
DaiGoさん曰く、魔法のような速読は存在せず、巷に出回っている速読術はほとんどインチキとのこと。フォトリーディングを研究した実験結果なども数々ありますが実際には使えないということがわかっています。
実は読書スピードは75%が遺伝子で決まっており生まれた瞬間にほぼ決まっています。努力で変わるのはたった25%しかありません。しかもトレーニングしてもほぼ変化がないとのこと。ウサイン・ボルトが足が速いのは本人の努力もありますが遺伝子で決まっている要素が大きいのはすぐわかるはず。ウサイン・ボルトに「このトレーニングをすれば私みたいに足が速くなりますよ」と言われても「いやいや、無理無理」ってなりますよね。速読術も同様で読書スピードが速い人はもともと遺伝子によるもの。
今回のDaiGoさんのYoutubeで長年のモヤモヤが晴れました。世の中には◯読などという様々な速読術の本やセミナー、講座があり中には10万円を超えるような高額なものもあります。実際に数分で一冊読めるような速読ができて一生そのスキルが得られるなら10万円でも価値がありますが残念ながらほぼインチキなので騙されないようにしましょう。
なお、重要なキーワードなど文章のポイントだけをスキミングすることにより読むスキルは上げることはできるので、内容を素早く把握することは可能になります。文字を速く読む速読術のトレーニングをするより、たくさん本を読んだ方が確実に速度が速く理解できるようになります。ちなみに齋藤孝さんの「速読塾――これで頭がグングンよくなる!」は文字を読む速度を速める方法ではなく、二割読書法、キーワード探し、呼吸法から本の選び方、読む時間の作り方を解説しているので役に立ちます。
フォトリーディングは一般人には絶対に無理ですが見たものをそのまま記憶できるフラッシュ記憶ができる人は時々います。例えば教科書に書いてある内容をそのまま記憶できたり、ボーリングのスコア表を一瞬見ただけで記憶できたり。実はワタクシの弟がその能力を持っております。その事実を知ったのはつい最近なのですが弟は学生時代、試験はほぼ満点で、大学はノーベル賞受賞者を一番排出している大学へストレートで合格しました。そりゃ一瞬見ただけですべて記憶できたら受験勉強は余裕だろうなぁと。なので読書スピードも相当速いのは言うまでもありません。ただし、一瞬見ただけで様々な情報が記憶されてしまうため、生きるのが結構しんどいらしい。歳を取るに連れ記憶力が低下してきたので最近は以前と比べると随分楽になったと言っていましたが(笑)
話が逸れましたが、残念ながら普通の人が本を1分で読めるというような速読術はこの世に存在しません。読書スピードは遺伝子で決まっているため速読トレーニングでは速くなりません。速読のためのトレーニングに時間やお金を割くなら、その分を本に投資をしてたくさん読んだ方がいいのは間違いありません。SNSなどでは速読セミナーの広告が出てきますが決して騙されないように!
ほな!おおきに!