最近のパソコンにはほとんどカメラが付いています。
内蔵でないモニターなどもSkypeで話す場合などに
外付けのWebカメラを付けていることもあると思います。
私もMacと24インチのデュアルモニタで使っていますが
Macには内蔵カメラが、メインモニターには外付けのWebカメラがついています。
このカメラが意外と曲者でトラブルに巻き込まれる心配があるとのことです。
外部からハッキングされるとパソコンの前に座っている自分の姿が
丸見えになるのだと言うことです。
以前PC内蔵カメラを使った盗撮事件のニュースがありました。
ミス・ティーンUSAが盗撮されたというニュースです。
「ミス・ティーンUSA」も被害に:PC内蔵カメラのハッキング WIRED.JP
「ミス・ティーンUSA」がTV番組で、パソコン内蔵ウェブカメラのハッキングによる「性的ゆすり」を受けたと告白した。こうした違法ハッキングを行う者たちのコミュニティーも存在する。
ウェブカメラのハッキング行為はいまや本格的に、多くの人たちの注目を集めたようだ。
「ミス・ティーンUSA」に選ばれたキャシディ・ウルフが最近、自分のコンピューターのウェブカメラをハッキングされ、「性的ゆすり」を受けたと告白したのだ。
ウルフさんは8月16日(米国時間)、NBCの朝の情報・ニュース番組「The Today Show」に出演し、誰かが彼女のコンピューターに「Remote Administration Tool」(RAT)ソフトウェアを仕掛け、
部屋にいるときに写真(おそらくは裸になったシーン)を撮られたと語った。
「誰かが(ウェブカメラで)わたしのことを見ていたなんて、気づきもしませんでした。
(ウェブカメラの)ライトは点灯さえしていませんでしたし」
ウルフさんによると、ハッカーは、要求に沿わなければ写真を公開する、と彼女を脅迫した。
米連邦捜査局(FBI)はこの件を捜査していることを認め、容疑者を特定したと言っている。
こうした話は特別なものではない。筆者は今年3月、RATユーザーのコミュニティーに関する記事(英文)を書いた。
RATユーザーたちはネット上のコミュニティーに集まって、マシンにRATを送り込まれた「奴隷」たちの情報や画像を共有していた
(筆者の新刊書『The Internet Police』は、こうしたコミュニティーを含めて、ネット上の犯罪を扱っている)。
ただ、ウルフさんのケースのような事件はこれまで、技術系の報道や地方紙で取り上げられてきただけで、主流メディアの注目は受けていなかった。
その意味で、今回のウルフさんのTV上での告白は大きな意味をもつ。TVでのインタヴュアーやほかの出演者は、こうしたハッキングが可能であることを知って大変驚いているように見えた。
こうしたハッキング行為は、深刻なプライヴァシー侵害だ。
攻撃者は、被害者のコンピューターに内蔵されたウェブカメラやマイク、保存ファイルへのアクセスによって、個人の私生活や考え、文書、会話までを、ほぼ無制限に手中に収められるようになる。
RATソフトウェアは非常に強力で、しかも簡単に使えるようになったため、その利用は増加している。
筆者は今週、「以前のボーイフレンドが仕掛けていったRATを削除する方法がわからない」という内容の電子メールをある人から受け取った。
一国の政府や警察でさえ、そうしたツールを利用している(警察がスパイウェアで個人のパソコンを捜査していることを紹介する日本語版過去記事はこちら)。
いまのノートパソコンには、一世代前には想像できなかったような情報が存在し、それらは簡単に盗聴することが可能なのだ。
ウルフさんが脅迫に屈せず、デジタル・プライヴァシーやセキュリティに人々の関心を向かわせたのはよいことだった。
それらはティーンたちにとって、ますます重要になってきている。
これからの数年でコンピューターセキュリティーが向上し、ウルフさんが自分のノートパソコンのウェブカメラに貼った目隠しシールをはがせるようになることを期待している。
そうならないとしても、少なくともより多くのティーンエイジャーが、ノートパソコンの危険性を認識するようになるだろう。
パソコン内蔵カメラの危険性は知っていましたが、
このように具体的な事件に発展したケースもあると聞いて対策を行いました。
その対策はとても簡単です。内蔵カメラのレンズの前に付箋を貼るだけです。
これでぼやけた画像になりまったく見えなくなります。
自分が使いたいときは付箋をただ剥がすだけです。
ウィルス対策ソフトなどを使ってリスクを下げることも必要ですが
それだけでは100パーセント防御はできません。
何かを貼ってカメラを無効にしない限りトラブルに巻き込まれる可能性があります。
セキュリティー対策をして自分の身を守るのは、これからの時代必須のリテラシーとなりそうです。
自分の身は自分で守るしかありません。
もしまだ何も対策されていない方がおられましたら是非対策することをお勧めします。