書評「お金の科学」ジェームス・スキナー著







最近、お金について色々学んでいます。日本人はお金についてほとんど教育されておりませんので遅いとは思いつつ。どうやら、これからの将来はどんどん格差が広がり貧富の差が大きくなることは間違いありません。人口減社会でほぼ全てが衰退産業になる日本では総中流社会はあり得ません。金持ちか貧乏かどちらかに別れるでしょう。

先日、図書館に行って「本日却って来た本」の棚の中にこの「お金の科学」が置いてあり借りて来ました。ここの棚は引き寄せの法則が働くような気がしており、いつもここから1〜2冊借ります。

お金の科学2

この「お金の科学」はお金について分かりやすく書かれており、実践すれば本当にお金持ちになれるような気がします。ただし、お金持ちになったところで幸せになるかというのは別問題。

でもお金があれば選択の自由が広がります。金額で迷った時に本当に欲しい方を買うには、お金が必要。実際は無理してでも欲しい方を選んだらその分のお金は入ってきますが、それもお金の仕組みを分かってないと理解できません。

この「お金の科学」はお金の仕組み、手に入れ方を体系的に説明されていますので、実践さえすれば、お金は入ってくるでしょう。簡単なことでさえ、実践するのが難しいだけで…。

億万長者への第一歩のための21項目

 

1.選択
「安心領域」の外に出る。今までは決してしなかったようなことをし始める。スカイダイビングに行く、戸別訪問で営業する、一番素敵だと思う人をデートに誘うなど。

2.感謝
今持っているもの全てに感謝する。それと同時に、将来にわたって持とうとするものについても、すでに持っているものも同様に感謝する。あなたの日頃の成功と幸福に貢献している人たちに直接感謝を述べる。毎日、少なくても十回、声に出して「ありがとう」を言うようにする。

3.豊かさ
「競争マインド」ではなく、「創造マインド」を活用する。富の供給は無限であり、残りの全ての人たちも彼らの欲しいものをもっと手に入れられる形で、あなたは裕福になろうとしていることを覚えよう。

4.プラスの知性
裕福になり、またその富を楽しむためには、「プラスの知性」の力を活用しなければならない。そうするためには、あなたを力強い方法で使い、マイナスの言葉と表現を口にせず、起こる事全てに対してプラスの解釈をするようにする。

5.ビジョン
持ちたいと望む富について明確なビジョンを描く。その富を楽しんでいる自分の姿を想像する。自分の余暇を使い、そのイメージを楽しむことに費やし、あなたのところに来ようとしている富について考える。

6.サポート体制
同じような考え方と志を持つ6,7人のメンバーからなる「公式マスターマインド・グループ」を構築する。可能性を思わせる場所に毎月集合し、お互いが望んでいることをお互いのために望む。

7.仕事
毎日、その日のうちにできることをすべてすることにより、来たる富を受け入れる準備をする。積極的に社会に参加をする。

8.優秀
あなたの富を受け入れるために、「特定の方法」で行動しなければならない。今すぐ行動をする。現在を大切にし、過去も将来も気にしないようにする。一つ一つの行動を優秀にこなす。今以上の自分になれば、必然的により高い位置に到達するようになるだろう。

9.就職
学ぶことができて、素晴らしい人と一緒に仕事ができて、優秀にできる仕事を探す。自分の身だしなみと言葉を完璧に整える。

10.想像力
他の人のために価値を乱す方法を考え始める。あなたは何に不満得を感じているのか。他の人は何について不満足を抱いているのか。どのようにしたら、それをもっとうまくできるのか。あなたのできることで、100円、1,000円、1万円、10万円の価値があるものは何か。

11.掛け算
何人のためにこの商品、サービス、情報、経験、感情を提供するかを考える。望む富を入手するためには、どのぐらいのスケールでこれを実施しなければならないのだろうか。

12.セールス
見込み顧客のリストを作る。毎日、より多くの人に対して自分の提供する価値を受け入れるようにお誘いをする。買う手伝いをするようにする。

13.マーケティング
他人・他社が提供するものとの明確な違いを打ち出す。一文章、15秒以内にそのメッセージを述べられるまで、その表現方法を磨く。商品名を磨き、魅力的なものにする。お客様が断れなくなるまで、オファーを磨く。

14.テコ効果
あなたの商品、サービス、情報、経験、感情をビジネス・マネー・マシンにする。他人のお金、時間、才能、経験、能力、アイデアなどを活用し、テコにする。

15.簡素化
お客様がその価値の入手を簡単にできるようにする。その商品に関する情報、顧客の評判の確認、来店、契約手続き、支払い方法など、それぞれのプロセスをできるだけ簡素化で快適なものにする。

16.測定
個人的な「貸借対照表」、およびあなたのビジネスの「損益計算書」を作成し、少なくても1ヵ月に1回更新する。

17.改善
毎月あるいは四半期ごとにアドバイザーたちと会合を開き、財務諸表について話し合い、改善方法を考える。

18.加速
あなたの活躍する分野において最も成功している人たちのモデリングをする。数十年間を数日間に圧縮する。新たな知識の発見が必ず時間を圧縮させるということを覚えよう。

19.保護
今すぐあなたの現金を喰うワニたちをなくそう!親族や友達にお金を貸さない(住む場所、食べ物、及び教育は提供するが、現金は提供しない)。

20.快楽
お金は楽しむためにある。借金を絶対に避ける。将来の繁栄のために必要な金額を貯金した上残りについて人生を最大限に楽しむように使う。

21.寛大
寛大さを示す。お金に対して手を開く。種を風に投げて、自分の足跡の中にリンゴの木を遺す。人生の秘訣は与えることであるということを覚えよう。

 

この21項目を8割ぐらいこなせばある程度のお金はやってくるようや気がします。結局は「やる」か「やらないか」。その違いだけ。明日から1つずつできることを実践してみます。この「お金の科学」は図書館で借りましたが思いの外、良書だったので買い直そうと思います。

ほな!