舌がうなる名店紹介シリーズとは・・・
仕事柄、全国各地の美味しいものを食べている筆者の舌をうならせた店のみを紹介するコーナー。値段が高くて美味しいものは世の中にたくさんありますがリーズナブルな値段で満足させてくれる店はそう多くはありません。そういったお店を中心にポツポツ紹介しております。ハードルは相当上げておりますので絶対にハズレはありません。自信を持ってオススメします。
夏休みの終わりに3連休で下呂・飛騨高山・郡上八幡を廻りました。高山で宿泊したホテルは朝食のみのプランを選択し夕食は高山周辺で食べることにしました。雑誌のるるぶや食べログなどで色々調べたところ幾つかの候補があがり、娘たちのリクエストで「江戸前 松喜すし」へまず連絡することに。予約確認したところカウンター席なら空いているとのこと。カウンターの寿司は娘たちにとっては初体験。電話で子ども連れでいいか聞いたら快くOKの返事をいただいたので訪問することにしました。
当日、16時過ぎに宿泊する高山桜庵へチェックインし温泉に入ってから歩いて松喜すしへ。ホテルからは歩いて10分弱、高山駅からは8分ほど。
松喜すし外観。美味しそうな雰囲気がプンプンします。
予約した18時ちょうどに到着。カウンターはすべて埋まっていました。今回は妻と娘は10貫3,000円、筆者は12貫3,500円のおまかせコースを注文。まずはガリが出てきました。程よい甘酢でこれだけでもビールが進みます。
10分ほどして最初の寿司が出てきました。まずはマグロの中トロとアラ。アラは初めて食べる魚ですが聞いた所、日本海などで穫れる大型の白身魚とのこと。コリコリとした歯ごたえで甘みがありました。
続いて鰻と穴子が出てきました。鰻はパリッと香ばしく、穴子はフワフワで口の中でとろけます。
続いて飛騨牛炙り、マグロの中落ちが出てきました。飛騨牛の炙りは脂っこくなく、サッと口の中でなくなりました。マグロの中落ちはマグロそのものも美味しいのですが海苔の香りが高く抜群に美味しい。
続いて大トロ、ホタテが出てきました。大トロは美味しいのですが、食べ慣れないせいか中トロぐらいが好み。ホタテは身が厚く回転寿司のホタテとは全くの別物。
10貫3,000円コースの最後はアジ、アワビが出てきました。アジはサッパリ、臭みは全くありません。アワビは芳醇な味わいでしたが、娘たちは好みではなかったみたいで食べなかったため親の元へ。
12貫のコースはノドグロ、白エビが最後。ノドグロは絶対に食べたかったのでコースに含まれていなかったら別で注文しようと思っていたのでラッキー。この時期白身魚で一番美味しいのはノドグロではないでしょうか。白エビも新鮮で美味しくいただきました。
ビールをいただいたこともあり、お腹も十分満腹になりました。デザートはあずきのアイスクリーム。甘さ控えめであずきの上品な味わい。
お会計はビール2杯飲んで家族四人で約1万5千円。この味とボリュームなら大満足。海のない高山ですが、金沢から近いため新鮮な食材が手に入るからクオリティが実現できるとのこと。
日本酒、ワインも色々揃っていますので飲める方は一層食事を楽しめるでしょう。海外の方も数多く訪れていました。中国人は少なく欧米人しかいませんでしたのでいい雰囲気を乱されること無く食事を楽しめました。
ホテルで食事付にしたら最低5,000円はプラスになりますので、それを考えれば、この価格は超お値打ち。この「松喜すし」は高山を訪れたら訪問すべき一軒となりました。高くて旨い寿司屋はたくさんありますが、リーズナブルで家族連れで安心して行ける旨い寿司屋はなかなかありません。何より、接客いただいたスタッフが子どもたちにも一つ一つ説明しながら大人同様の対応をしていただいたことにありがたく感謝しています。
高山を訪れた際は三町の古い街並みを楽しみつつ松喜すしで美味しい寿司を堪能してみてはいかがでしょうか。
ほな!