2021.01.05(火)〜03.14(日)まで豊田市美術館で開催中の「デザインあ展」へ行ってきました。以前、東京で開催してたのですが美術館巡りとのタイミングが合わず…。しかしながら、よもやもよや豊田市美術館で鑑賞する機会に恵まれました。昨年までは年パスポートを購入していたのですが突如販売を中止してしまったので、それからは興味のある展示だけ訪れています。
「デザインあ展」はNHKのEテレで放映していた人気番組らしいのですが普段、テレビはほとんど観ないため全然知らず…。NHKは時々素晴らしい番組を作るのですが集金の仕方や市場価格とかけ離れた料金は正直どうかと思います…。Netflixが月額980円であれだけのコンテンツ内容なのにちょっと高過ぎ…。余剰金がとてつもない金額とのことなので月額500円ぐらいでいいのではないでしょうか。
それはさておき、「デザインあ展」は五感を活用した体験型展示や、斬新な映像表現を用いて、デザインのまなざしを導き、身近でリアルな発見ができる展示が行われています。未来を担うこどもたちに、「見ること」「考えること」の豊かさとよろこびを体感してもらえることを意図したとっても楽しい展覧会で大人も十分楽しめます。
今回はワタクシ一人で出かけたのですがあまりの楽しさにワクワクしっぱなし。展示は大きく分けて「観察の部屋」「体感の部屋」「概念の部屋」の3つに別れており、それぞれ違った趣向が凝らされています。
「観察の部屋」では身のまわりにあるモノ・コトから「お弁当」「マーク」「容器」「からだ」「なまえ」の5つのテーマを取り上げて、それぞれのテーマがデザインによってどのようにわたしたちとつながっているかを展示。「みる」「考える」「つくる」というステップで楽しめます。
「梅干しのきもち」という遊べる展示では大きな日の丸弁当の梅干し部分から頭を出せるようになっていてまさに「梅干しからみた視点」を体感できます。
「たまごの変身」では調理方法によって異なるたまごを時系列で表示。なかなか斬新〜。
「抽象度のオブジェ」は具体的な見た目からシンプルなマークに変わる過程を展示してあり「最終的には赤と青の▲と●だけでもわかるのか…なるほど…」と感心しました。
「全国名字かずくらべ」では全国のおよそ8万の名字を並べてあり人口に応じて文字の大きさが比例します。「佐藤」「鈴木」「高橋」「伊藤」などは大きく、人口が少なるにしたがって小さくなり虫眼鏡でも見えないほど小さい名字も…。ワタクシの名字はそこそこの大きさでしたが間に「之」や「ノ」が入ると一気に少なくなることがひと目でわかりました。
その他、近くづいてよく見たらすべてモノにまつわる文字がびっしりと書かれた写真、色んなフォントの展示など色々興味をそそられました。
「体感の部屋」では番組オリジナルソングや音楽とぴったりシンクロする映像が展示室の四方の壁面いっぱいに映し出されます360°取り囲む映像と音は大迫力。おそらく4Kもしくは8Kの超高画質で立体感があり圧倒されました。個人的にはここが一番感動しました。
最後の「概念の部屋」はそれまでと比べるとやや小難しい感じがしますが「歯車になる」という体感できる展示はとてもユニーク。自分自身が歯車になり用意されたしくみにギアを合わせて動かします。ちょっと本気で楽しみすぎて途中で目が回ってきました(笑)
ひとつ下のフロアでは「あ」の一部になって記念撮影できるコーナーや、空間認知に関する展示が行われていました。
出口の手前では『みんなの「あ」』投稿作品ということで「あ」をデザインして投稿し展覧会参加作家や番組ディレクターに面白いと選ばれた作品が展示されています。みなさん、ユニークな「あ」を描かれており発想力に感心しました。
鑑賞にかかった時間はそこそこ遊んで体感しておおよそ1時間。家紋を描いたり、デッサンをするコーナーはパスしましたので、これに参加すると1時間半〜2時間ぐらいはかかるような気がします。平日かつ事前予約で人数が限定されているため全く混雑することなくゆっくりと観てまわることができました。
なお、展示のほとんどは写真撮影オッケーで、動画も珍しく撮影が許可されていました。ようやく著作権云々よりもSNSでシェアしてもらったほうが集客できて優位ということに気づいたのでしょうか。これもキングコングの西野亮廣さんの影響だと思います。
今回の「デザインあ展」は、日時指定による事前予約制となっており、豊田市美術館内でのチケット販売はありません。必ず事前に購入してください。販売はローソンチケットになり、事前にネットで予約してローソン店頭でチケットを受け取ります。
ローソンWeb会員なら比較的簡単に予約できますが、会員登録をしなくてもチケットを予約して購入することができます。なお、1月中の土日はすべて完売、2月もすでに夕方を除いてほぼ完売していますので土日にしか行けない方はお急ぎください。平日は今のところ、ほぼすべての時間空いていますので土日休みの方は有給を取得して行くことをオススメいたします。
1月14日現在の予約状況がこちら
デザインあ展
会期 1月5日(火)〜3月14日(日)
開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜
観覧料 : 一般1,300円、高校・大学生1,000円
※以下の方は、無料対象者となります。
(1)障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)
(2)豊田市内在住又は在学の高校生
(3)豊田市内在住の75歳以上
(4)中学生以下【入場時間】
10:00-10:30 / 10:30-11:00 / 11:00-11:30 / 11:30-12:00
12:00-12:30 / 12:30-13:00 / 13:00-13:30 / 13:30-14:00
14:00-14:30 / 14:30-15:00 / 15:00-15:30 / 15:30-16:00
16:00-16:30 / 16:30-17:00豊田市美術館内での「デザインあ展」のチケット販売はありません。いきなり美術館に行っても入場できませんのでくれぐれもご注意くださいませ。
豊田市美術館へ行くならぜひ絶品グルメもお楽しみください。オススメは「蕎麦つちや」「讃岐うどん木乃屋」、そして個人的に日本一のカフェ「STREET COFFEE&BOOKS」へどうぞ。
ほな!おおきに!