子育てで一番大切にしてきたことは「日常的に本を読める子になること」。成功者の共通点は「読書」であり、本を読まない人生に成功はありません。子どもたちと一緒に図書館に行ったり、面白い本をオススメしたり、ワタクシ自身が本を読む姿を見せたりしてきました。
おかげさまで二人ともかなりの読書家に育ち、寝る前には何も言わなくても黙々と本を読む習慣が身につきました。また、朝の集団登校の待ち時間にも本を読んでいる光景を時々目にします。日常的に本を読むことができるようになったことで親の役目の8割ぐらいは達成したと思っています。
そんな我家ですが、妻はあまり本を読む習慣がなかったものの、最近、少しずつ本を読むようになりました。我が家で4人全員が読んだ記念すべき最初の本が瀬尾 まいこ著「そして、バトンは渡された」になりました。
ストーリーは幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ女の子がその後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす物語。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つまでのストーリーが描かれています。
2019年本屋大賞受賞作ということもあり期待して読みましたが、ワタクシ個人的にはちょっと物足りない感じがしました。少女漫画を小説にしたようないわゆる「ライトノベル」で、正直妻や娘が読んでなければ途中で挫折していたような気がします。
所々、クスッと笑えるところがあり、面白いのですが宮部みゆきや恩田陸、江國香織らと比べると幼稚な文章ではありますが、まだ本を読み慣れていない若い人が読むならこれぐらいがいいのかもしれません。
この「そして、バトンは渡された」が映画化されまもなく10月29日(金)に全国公開されます。主人公の優子役には今をときめく永野芽郁、20歳離れた父親の森宮さん役には田中圭、派手だけど仲のいい継母役には石原さとみとキャスティングはイメージにぴったり。
予告編やメイキング映像がYoutubeにアップされていますので貼っておきます。
この手の小説を映画化した邦画は大ハズレすることが多いのですが、せっかく家族で共通の話題ができたのと永野芽郁ちゃんは、とにかくカワイイので映画館へ足を運んでみようと思っています。
ライトノベルが好きな方は、ぜひ読んでみてください。映画はまだ観ていないのでオススメはできませんが興味と機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。
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